こんにちは! Nishi です。
コロナ禍で世界中のサッカーのリーグ戦が中断している中で、FIFAが粋な計らいをしていました。
過去のワールドカップの名勝負を配信しているそうです^^
サッカーファンなら嬉しいサービスですね。
そのFIFAが選んだ名勝負に、前回のロシア・ワールドカップの決勝トーナメント一回戦、日本vsベルギー戦が配信されました。
世界のサッカーシーンを統括するFIFAから、名勝負と認定されたといっても過言ではないです^^
サッカー後進国とされている日本にとっては、これは素直に喜んでいいと思います。
サッカー通からいわゆるにわかサッカーファンまで、あの試合はとても感慨深い試合だったと思います。
そこで、今日は今更ですが、あのベルギー戦を総括しようかと思いますw
後先ジャンケンだっと言われても仕方ないですが、まだ当時ブログもTwitterも始めてないので、この場を借りて僕の感想を述べたいと思います^^
両者のこれまでの足取りと思惑
ベルギー代表は、これまで優勝経験はないものの、各ポジションに世界的なスター選手達を揃え、戦力的にも十分優勝を狙えるチームでした。
その為、優勝候補に推す声もたくさんありました。
グループリーグも順当に勝ち上がり、3戦全勝で決勝トーナメントに進出しました。
一方日本代表は、前評判が国内外から高くなかったのは、皆さんの記憶にある通りです(^^;
その前評判を覆し、グループリーグを2位で通過しました。
最終戦の戦い方に物議を醸しましたが、日本代表としては目標であったグループリーグ突破を果たすことができました。
※蛇足ですが、最終戦の戦い方について批判しているのはおかしいと思う。
優勝を狙っているベルギー代表と、いろいろ言われながらも待望の決勝トーナメントに進出し、少しでも上に行きたいと考えている日本代表の戦いになりました。
前半の戦い方と後半の立ち上がり
ベルギーとしては、戦力的にも戦術的にも日本を凌駕していました。
特に怖い選手もいない相手なので、いつも通りにサッカーをしていれば難なく勝てる試合です。
誰が監督でもそう思うと思います(^^;
それだけ総合的な戦力値で差がありました。
ところが思ったようにボールも運べなくて、シュートまでいっても相手の脅威になることもなく、ゴールに迫ることができませんでした。
日本の狙いとしては、ベルギーに余裕をなくし出来るだけ失点しないように全員で守備の意識を持ちながら上手く対応していました。
日本は”弱者”として自己を認め、弱者の兵法を上手く使った試合運びをしていたと僕は思います。
戦力的に弱いチームが行う戦法としては定石です。
そして、前半は0-0で終え、この時点では日本の目論見通りになりました。
後半思うように攻めきれなかったベルギーは、ガンガン攻めて得点を取ろうと考えているところ、後半開始直後に日本が立ち上がりに2本連続で得点を決めます。
サッカーにおいて得点が入るときは1点ずつしか入りませんが、ダメージの大きい失点として、前後半の立ち上がりと終わる間際が重くのしかかります。
さぁどうしようかなーって考えてやられる失点が立ち上がりの失点、このまま終わるなぁって考えていた時の失点が終わり間際の失点です(^^;
得点が入った時間帯は日本としてはしてやったり、ベルギーにしては相当焦った失点でした。
プレイバック動画を見ても、ベルギー代表選手達の表情が変わったのがわかると思います(^^;
上手くいった日本の”奇襲”とベルギーの原点回帰
後半早い段階で得点が動いたこの試合。
ベルギーとしては、何としてでも追いつき追い越さなければいけなくなりました。
しかしこれまでの試合展開では、状況を上手く変えることができませんでした。
思っていた以上に日本のディフェンスが良かったです。
そこでベルギーは、原点に返ります。
ベルギーはここ数年、最先端のサッカー技術や戦術を若い世代からしっかり育成して力をつけてきました。
そのおかげで、世界的な選手をたくさん輩出する国になりました。
それまでベルギーは、他の地域より体格面で優れていたので、堅守からのカウンターアタックとパワープレイが得意でした。
これまで築いてきた近代的なサッカーを捨て、前線に背の高い選手を配置しパワープレイで日本ゴールに襲い掛かります。
これが功を奏し同点に追いつき、最後はあのカウンターアタックで日本を沈めました。
総括とまとめ
日本としてもあの展開は予想できたと思います。
ベルギーは困ったら原点回帰すると僕ですら予想できることなので、現場で戦っている人達は尚更予想していたはずです。
しかし予想していたはずの攻撃に対応できなかったのは、必要な”駒”が手元になかったことも痛かったです。
伊東がいればなぁとか青山、今野が負傷していなければぁとか、後になって思うことは多々あります(^^;
西野監督を擁護すれば、大会直前の監督交代劇など準備する時間はなかったことは同情します。
その為、ドタバタの交代劇は協会が反省すべきだし、また勝負どこを見据えて的確な判断が出来なかった監督はじめコーチ陣の力不足、選手の能力不足はこの一戦で浮き彫りになりました。
その問題点を解決しなければ、日本が世界の強豪達を相手に勝ち進むことはできません。
またサッカーが強い国は、サッカーの歴史が深い分、これまでの戦略を捨て昔からやり慣れたサッカーに戻ることができます。
過去のワールドカップなどを見てもイタリアやブラジル、ドイツなど窮地になると自国の本来のスタイルに戻ります。
こういった、自国のスタイルを築きあげることも同時に考えて欲しいと個人的には思います(^^;
まだまだ世界との壁は高いですが、戦い方の基本だったり若い世代の育成を正しい方向に持っていけば十分互角に渡り合えると僕は信じております。
ただあの試合は悔しかったですが、面白い試合であったことは間違いありません^^
名勝負としてこの試合は語り継がれていくと思います。
っとカッコよく決めて今日はこのへんでw
ご拝読ありがとうございました。
了
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