こんにちは! Nishi です。
学生生活や社会人生活で、意気投合して仲良くなる人はいると思います。
仲良くなって、生涯の友人になるケースになるかもしれません。
それだけ人と人との出会いは大切なことだと思います^^
しかし、逆に自分自身と能力が同じくらいで競い合う存在にも出会うことがあると思います。
いわゆるライバルと呼ばれる人ですが、こういったライバルに向けて皆さんはどのような感情を持つでしょうか?
今日はライバルのお話をしたいと思います。
トッティと中田は不仲だったのか?
僕の世代以上のサッカーファンにとって、日本のサッカー選手で世界を舞台に活躍した選手といえば中田英寿氏ですね^^
その中田が全盛期の時に、セリエAの強豪ローマに在籍していた時、同じポジションのライバルとして下部組織から生粋のローマ上がりのトッティがいました。
この同年代二人の激しいポジション争いは日本だけではなく、イタリアをはじめ欧州でも注目の的でした。
トッティもローマのバンディエラ(旗振り役・リーダー格)のプライドもあり、多くは語りませんが、中田には負けないという気持ちは見ている方にも十分伝わる雰囲気でした。
そんな互いの意地と意地がぶつかったポジション争いは、当時不仲説が囁かれたほどでした(^^;
しかし、現実は記事にもあるように互いに能力を認め合い、共にチームの優勝を目標に切磋琢磨していた関係でした。
当時のカペッロ監督も、トッティだけ王様気取りでポジションを確約させるとトッティ自身も甘んじてしまうと考え、中田という実力者と競い合わせることで更に高みを目指して欲しいという狙いがあったそうです。
その狙いが当たり、ローマは優勝することができました。
天狗にならないための仕組み作り
この中田とトッティのお話は、プロの世界の話ですが、学生スポーツの育成を考える上では重要な事だと思います。
ある少年サッカーのチームで一人だけ、ずば抜けた能力がある子がいます。
その子がドリブルやパスで敵陣をどんどん崩し、得点を決めチームを勝たせてくれます。
その子に対してこの環境は果たして良い環境でしょうか?
そのまま、個人で能力を高めていくのもいいと思いますが、それだけでは限界はあると感じています。
なぜなら、その子自身は今のままで十分やっていけているので、向上する必要がないからです。
たとえ、スター選手のプレイなど見せてこんなプレイしてみたいと思っても、実感がないままだと成長が鈍化してしまいます。
ですから、現実に上手くならなきゃいけない環境を作っておく必要があると思っています。
そういう子がいましたら、上の年齢のチームに加えてもらうか強いクラブへの移籍を考えて欲しいと思います。
そこで自分より実力以上の選手達と競争して、技術を高め合って欲しいと思います。
その競争の中で自分が勝っているもの、また劣っているものを真剣に見つめて欲しいです。
そうすることで、競争相手の良い部分が見えてきます。
それが人を敬う・尊重するという気持ちに繋がります。
できるだけ自分だけの空間に押し込めるのではなく、広い世界を子供達には見て欲しいと僕は思います。
おわりに
試合の勝敗で勝つ為というよりかは、人として成長するために敢えて競争の激しい環境に身をおいてもいいかもしれません。
そうすることで、純粋にサッカーやそのスポーツを楽しめると思います。
子供の頃から、弱肉強食の競争社会に飛び込ませるのはちょっと・・・っと思うかもしれませんが、大人になれば当然飛び込まなければいけない世界です。
ましてや、社会人生活なんてもっとエグイ競争社会だと僕は思っています(^^;
サッカーだけではなく、他のスポーツにもいえることですが、人としての敬意(リスペクト)を教えるのにはこういう習い事はプラスになると思います。
直接的に話さなくても、その子自身が感じてくれる環境を大人達が作っていかなければいけませんね。
その下地を作るのに、僕もまだまだ努力しないといけないですね(^^;
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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