こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第25弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
状況確認は怠らない
まず最初に紹介するシーンは、FC東京vs神戸の試合から、神戸GK前川選手のプレイです。
FC東京の右サイドへのロングパスをカットし、GKの前川選手がバックパスを受けます。
パスを受けた後に、中央の選手にパスをしようとしますが、ボールを奪われた後にすぐにプレスをかけていたFC東京仲川選手にカットされ、オリベイラ選手に繋げられゴールされました。
シンプルにキックミスというよりかは、周りをよく見ていなかった感じはしますね。
ボールを奪い、ここからより確実に繋ごうと考えてはいたと思いますが、遠くのスペースばかり気にしていて、近くの状況が疎かになっていましたね。
この場面に関しては、パスを受けた段階では、まだそこまでプレッシャーがかかっていなかっただけに非常にもったいなかったですね(^^;
現代サッカーでは、GKもこのようにフィールド選手同様にビルドアップに参加してパスを受けたり、繋いだりしなければいけません。
シュートやクロス時以外でも、パスを受ける前や受けた後の状況をしっかり確認して、的確な判断と行動ができるようにならないといけないですね。
余裕を作るポジショニング
続いては、柏vs広島の試合から、広島GK大迫選手のプレイです。
中央から抜け出すスルーパスを受けた後、ドリブルで右にかわそうとしますが、ドリブルの軌道を読み、足から離れたところをすかさず先にボールに触れクリアしました。
スルーパスが入る前に、きちんと前に距離を詰めていたおかげで、右に切り返したボールにも食らいつくことができましたね。
細谷選手のドリブルも大きかった部分はありますが、勇気を振り絞って前にポジションを修正し、ボールをしっかり見極めるGKの余裕の時間を作り出したのも技術的なポイントは高いですね。
ピンチな場面でも、冷静にGKとして失点の確率を減らす最低限のことはしっかりやってあがらっていきたいですね。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、C大阪のヤン・ハンビン選手を選びました。
右サイド45度くらいの角度からファーサイドを狙った強烈なシュートを反応よくセービングしました。
シュートを打たれる前の、ポジションの取り方が最高に抜群でしたね。
ニアサイドも抑えながら、シュートが飛んでくる軌道上の視野を確保。
いつでもコースに飛んできても反応できるように、重心をしっかり落としておいて、いざという時の爆発する準備をしていますね。
GKにとって、もっとも重要な考え方として準備があります。
この準備が不足すると、肝心な時に手(足)が出なかったり、大事な場面でのミスにも繋がります。
日ごろのトレーニングで、その準備を常に意識づけるようにしていきたいですね
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●鳥栖:パクイルギュ…立ち上がりの1vs1を冷静に抜群のポジショニングでセーブ
【サガン鳥栖×ガンバ大阪|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第25節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●鹿島:早川…パス交換でディフェンスを崩されるも冷静に状況判断をしナイスセーブ
【鹿島アントラーズ×アルビレックス新潟|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第25節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●柏:松本…バウンドする難しいシュートをセーブし、そのこぼれ球を押し込んだシュートもセーブ
【柏レイソル×サンフレッチェ広島|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第25節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
普段はフィールドをよく見えているGKは、見えているせいもあって、ついつい”そう思い込んでしまう”こともあります。
その錯覚のせいで、普段ここに人がいるから見なくてもパスしてもいいだろうとか、ここに相手選手はいないだろうという自己判断してしまう危険もありますね(^^;
ボールを手から離してドリブルに切り替えた時に、後ろから相手選手にかっさらわれるシーンもたまに見られますが、あってはいけないミスなので、こういうミスはしないように常日頃からしっかり周りの状況を確認するクセを身につけるようにしたいですね。
相手からプレッシャーを受ければ、その判断ミスも起きやすくなりますので、ミスが起きないように自信を持てるくらいの技術を身につけて欲しい。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了