こんにちは! Nishi です。
今日は、土曜日に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第33弾です!
天皇杯とルヴァンカップのそれぞれ決勝戦が行われたため、二週間ぶりの開催となったリーグ戦。
残り二試合となり、優勝争いと残留争いの行方が気になりますね。
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
ボールに行くか?シュートに備えるか?
まず最初の場面は、川崎vs神戸の試合から、神戸GK坪井選手のプレイです。
左サイドでディフェンスが前線に送ろうとしたパスをカットされ、そのルーズボールからクロスを上げられてしまいます。
ファーサイドを走りこんで来た川崎のマルシーニョ選手が、そのクロスを体勢乱しながらも抑え、シュートを放ちゴールを決めます。
この際に、慌ててしまってボールに突っ込みすぎましたね。
クロスに対して神戸の選手も二人絡んで、マルシーニョ選手もしっかりトラップできなかった時、その瞬間を狙ってボールを取りに行ったと思うけど、マルシーニョ選手も不完全とはいえ、自分の身体を壁にしてボールキープできるような体勢でした。
密着したとしても、ここはシュートに備えるべきだったかなと思います。
ボールの競り合いで、すんなり入れ替わられるくらいなら、ブロックがよかったと思いますし、ボールのクリアに専念するなら身体投げ打って外に掻き出した方がよかったかな
まぁ、GKとしてはチャンスが少ない場面だったとは思うし、そこまで反省する場面ではないとは思いますが、窮地でもセーブする確率を上げるための努力は必要だと思うので、どの対応がベストだったかは技術向上のためにも追究して欲しいですね^^
コーナーキックの競り合いのポジション取り
続いては、G大阪vs磐田の試合から、G大阪GK東口選手のプレイです。
コーナーキックからのクロスをヘディングで合わせられますが、このシュートにしっかり反応してセーブしました。
クロスが入る前に、GKのポジション上にいた選手をしっかり自分で押し出して、プレイエリアを確保していましたね。
このさりげないプレイのおかげで、自分が動けるスペースを確保したのが要因でしたね。
磐田の選手も、GKの邪魔をしようと、そこまで競り合う気持ちはなかったかもしれないけど、GKとしてはプレイエリアの確保はとても重要です。
できれば味方ディフェンスが対応して欲しかったけど、GKも”いちフィールドプレイヤー”として数えられるので、押し出す技術は持っていないとダメですね。
あからさまなチャージを取られないように、競り合い時の身体の使い方、手の使い方はしっかり練習して身につけたいですね。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは清水の権田選手を選びました。
コーナーキックのクロスを、ヘディングで合わせられますが、鋭い反応でこのシュートを弾き出しました。
この場面もコーナーキックの競り合いの時に、しっかり自分のプレイエリアを確保したことが一番の要因でしたね。
GKにちょっかいかけてくる相手選手を押し出したおかげで、強襲してきたシュートにも身体が反応できるだけの”余裕”が作れました。
邪魔されたままだと、シュートも見えなかったり、押さえつけられていて身体を動かすことができないこともあります。
半ば強引かもしれないけど、GKとしてはとても重要な場面です。
前述の東口選手の場面より、時間的な余裕がなかったかなっと思い、今回は権田選手を選びました(^^;(異論は認めます(笑))
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●広島:大迫…難しいワンバウンドのシュートも冷静に対処
【サンフレッチェ広島×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第33節 | 2022シーズン|Jリーグ - YouTube
●浦和:西川…コーナーキックからのヘディングシュートに見事な反応!
【横浜F・マリノス×浦和レッズ|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第33節 | 2022シーズン|Jリーグ - YouTube
●鳥栖:パクイルギュ…弾いたボールを押し込まれるも、諦めずに手を出した好セーブ
【湘南ベルマーレ×サガン鳥栖|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第33節 | 2022シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
勝ち点2ポイント差で首位を行く横浜FMとそれを追う川崎がそれぞれ勝ち、優勝争いの決着は最終節まで持ち越しとなりました。
どちらも譲らず、おもしろい展開となりましたね^^
一方で残留争いは、磐田のJ2降格が決まりました。
もうひとつの自動降格と、昇降格プレーオフに回るクラブが決まるのは、こちらも最終節の結果次第ということになりました。
湘南(38)、福岡(37)、G大阪(36)、京都(35)、清水(33)の5チームに絞られた残留争いも、目が離せませんね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了