こんにちは! Nishi です。
8月、9月はまだ暑い日が続きます。
サッカーの世界でも、国内はシーズン中ということもあり熱い試合が続きますが、海外では開幕に向けた選手補強のため移籍市場で熱い戦いが繰り広げられます。
もうシーズンが始まっている国もありますが、その移籍市場は毎年8月終日まで繰り広げられます。
近夏、その移籍市場で日本代表の重鎮、長友佑都選手がトルコのガラタサライからフランスのクラブであるマルセイユへ移籍しました。
長友選手マルセイユへ移籍決定
マルセイユは、日本代表の右SB酒井宏樹選手も所属しているクラブです。
日本代表選手が同じクラブに在籍することになりました。
しかも、右と左の両SBが揃うことになります。
二人ともレギュラーで出場すれば、日本代表と同じ布陣になりますね^^
それだけでも日本のサッカーファンとしては胸が熱くなるものがあります。
正式名称はオリンピック・ドゥ・マルセイユ。
単にマルセイユや頭文字を取ってOMとも呼ばれています。
ユニフォームのカラーの白と水色は、マルセイユ市旗と同じカラーであり、およそ87万人の市民に支えられるフランス屈指の名門クラブとしても知られています。
フランスの最大都市パリに本拠地を置くパリ・サンジェルマンと第二の都市であるマルセイユとの試合は、フランスのエル・クラシコ(本家はスペインのレアル・マドリーvsバルセロナ)と呼ばれるほど熱い試合になります。
その人気も実力もあるクラブに、日本人選手が2名在籍することになりました。
近年はパリ・サンジェルマンの1強の状態が続くフランスリーグですが、かつてはフランスサッカーを引っ張ていた、誇りと意地もあるので巻き返しに期待したいところですね^^
マルセイユの栄光と挫折
マルセイユは、地中海沿岸のフランス南部にある港町で、古くから商業都市として発展していきました。
サッカーも他国同様に、1800年代後半にサッカーが広まると同時にクラブチームが設立されていきました。
マルセイユも同じ流れを汲みますが、初めはラグビーのクラブとして設立されました。
1902年にサッカー部門も開設され、それ以来フランスリーグを引っ張る存在でした。
そのため、市民にもサッカーが根付き、ジダンやカントナ、ナスリといった各世代のエースを輩出するほど、街ぐるみでサッカーの街としても知られるようになりました。
※ジダンはマルセイユではない別の同地域のクラブ出身
かつて在籍していたクラブ出身者は、前述のカントナとナスリの他にピレス、バルテズ、デサイー、デシャン、マケレレ、リベリなどのフランス代表勢や他国代表では、ドログバ、ストイコビッチ、ウェア、日本の中田浩二などがいます。
1980年代後半から1990年代初頭に黄金期が訪れ、92-93シーズンのチャンピオンズリーグで優勝を果たします。
しかし、リーグ戦での八百長が発覚しリーグ戦の優勝ははく奪されました。
チャンピオンズリーグの優勝はそのまま記録は残りましたが、フランスリーグはペナルティとして2部に降格したことで、主力選手が大量に移籍しました。
このクラブ降格が原因で、主力だったストイコビッチが日本に移籍することになりました。
2年後にペナルティの解除と1部昇格を果たし、フランスの名門クラブということもあり、選手を少しずつ補強し戦力を戻していきました。
2000年代に入ってから、アフリカの有望な若手選手を積極的に補強するなど、アフリカ系選手(特にコートジボアール、ガーナ、カメルーンなど象牙海岸地域)の登竜門的なクラブとなりました。
2000年代に入ってからは、リヨンの7連覇の時代もあり、なかなか優勝できませんでしたが、09-10シーズンにクラブOBのデシャンを監督に招き、18年ぶりにリーグ優勝を果たします。
2010年代になるとパリ・サンジェルマンの台頭もあり、マルセイユもそこそこの成績を収めますが、優勝から遠ざかっているのが今の現状です。
しかし、フランス第二の都市のクラブということもあり、試合になると多くの市民がスタジアムに集まり盛大に盛り上がります。
この熱烈なファンの後押しを力に変えて、フランスリーグの勢力図を変えていって欲しい気持ちもあります^^
おわりに
熱い性格を持っている長友選手も、クラブの気質にピッタリ当てはまると思います^^
30歳を過ぎ、全盛期のパフォーマンスは期待できないかもしれませんが、酒井選手とともにマルセイユに欠かせない存在になって欲しいものです。
海外での日本人選手の活躍は、日本のサッカーを間違いなく向上させるものなので、若手選手がその活躍に続けるように頑張って欲しいです。
また、海外で活躍の場を求めている日本人選手たちも、欧州カップ戦に出場できるくらいの強豪クラブで活躍する選手がたくさん出てきて欲しいと個人的には思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了