こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第21弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
背中の向きには注意
まず最初に紹介するシーンは、G大阪vs町田の試合から、町田GK谷選手のプレイです。
右サイドからのクロスを処理しようと前に出ますが、落下点を見誤り、後ろずさりするような不安定な姿勢で処理してしまいました。
こぼれ球は味方ディフェンスが拾い、事なきを得ましたが、クロスの軌道はしっかり読んで確実にクリアして欲しかったですね。
まぁ本人の表情見ると、しくじったとは感じていると思いますが、後ろずさりでの処理はやらない方がいいです。
ましてや相手選手が待ち構えるフィールド側に背を向けるのは極力避けたい。
逆手で弾く場合も、ゴールを背にするように反転したいですね。
この場面でも一瞬フィールド側に背を向けてしまっているので、相手の状況がわからず、前を向いた瞬間に仮にシュート来ることになれば反応が遅れてしまいます。
そうならないためにも、どんな状況でもゴールを背にして処理をしたいものです。
最初のクロスの軌道を読み違えていなければ、起こらない事象でもあるので、最初の対応からミスはしないというGKの鉄則は守っていきたいですね。
リカバリーは素早く
続いて紹介するシーンは、神戸vs鹿島の試合から鹿島GK早川選手のプレイです。
左サイドからのクロスを、身を挺した横っ飛びでクロスを大きく弾いてピンチを防ぎました。
スピードもあるクロスだったので、クロスを直接弾くか折り返し後のシュートに対応するか迷う場面でもありましたが、勇気を持ってクロスに対応したのは高評価。
クリアも誰もいない場所へしっかり弾き切っているし、その後のリカバリーも素早く、ここの一連の動作はとてもよかったですね。
最低限クリア後のリカバリーは素早く行いたいですね。
人間の心理的には一度目のセーブでついつい酔いしれて、その後の対応が遅れてしまう場合があります。
GKはそういった人間の「業」を押し殺し、ボールが完全に切れるまで最後まで集中して対応できるようになって欲しいですね^^
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、FC東京の野澤選手を選びました。
中央からキレイな縦パスでディフェンスラインの裏をつかれ、1vs1のピンチを迎えますが、このピンチを鋭い飛び出しでシュートを防ぎました。
1vs1への前への飛び出し方も絶妙で、壁の作り方も完璧だったセーブですね。
1vs1のセービングの参考にするには、イメージ動画の素材として最高でした。
勢いに任せて突っ込み切るのではなく、相手選手がアクションを起こすであろう場所で止まり、壁を作ってセービングする流れは完璧でしたね。
突っ込み過ぎると壁を作り切れずに、その間を抜けてしまう可能性があるので、しっかりシュートが飛んでくるポイントを見極めるのも重要です。
一瞬の虚を突かれた場面でしたが、冷静な対応をしたナイスセーブだと思います。
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓(敬称略)
●福岡:村上…よく準備されたナイスセーブ
【FC東京×アビスパ福岡|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第21節|2024シーズン|Jリーグ - YouTube
●湘南:ソンボムグン…至近距離からのシュートも身体を上手く入れ替えてナイスセーブ
【湘南ベルマーレ×京都サンガF.C.|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第21節|2024シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
Jリーグも後半戦に入りましたが、すぐに上位対決があり、今節は面白い試合が多かったですね。
町田が勝って、2位以下を少し引き離した感じになりましたが、まだまだ試合数はあるし差はそう大きくないので他クラブもチャンスは十分にあります。
またこの時期は、欧州クラブへの移籍シーズンでもありますので、主力が抜けてチーム力が大きく変わる場合もありますしね(^^;
逆に夏の移籍で補強戦力がヒットし、巻き返しもありますね。
これからの後半戦はどういう展開になるのか楽しみです。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了