こんにちは! Nishi です。
Jリーグも全日程が終わりました。
今シーズンもハイライトですが、勝手ながらGKのグッドプレイやバッドプレイを紹介・解説してきました。
今日は毎年恒例、僕が独断と偏見で見たGKの総括をしていきます^^
今シーズンの総括!
今シーズンはビッグサプライズ的なGKは正直いなかったけど、昨シーズンから比べると成長したなっと思った選手は、鹿島の早川選手と東京の野澤選手ですね。
早川選手は、昨年途中から正GKでの起用が増え、経験値もついたせいか落ち着いたプレイが多かったですね。
昨年は結構バタバタしていて慌ててセーブにいったりと、余計な力が入っている印象でしたが、今年はいい意味で余裕が出てきて大人になったなという印象ですね。
そのせいもあってポジショニングの間違いも少なく、ここぞという場面でのビッグセーブも多かったと思います。
同じく東京の野澤選手も同じ印象でした。
経験の浅さからか、単純な技術的なミスもまだありますが、意外と窮地の場面でのポジション取りや技術はよいところが多かったですね。
来年は化けそうな予感はしています。
日本代表にも招集された新潟の小島選手と神戸の前川選手も、昨年よりは成長しましたね。
日本代表に呼ばれるのも納得です。
ただ僕的には、ここぞという場面での判断ミスが気がかりですね。
まぁ気がかりと言っても、止めるのは難しいシチュエーションではあるので仕方ない部分はあるんですが、代表に入ってこれから世界の強豪達と渡り合うという高い目標のラインでいえば、難しい場面でのセーブを期待したいところ。
ですので、その壁を突き破れるかどうかという意味で、期待を込めて厳しめに評価しておきますね(^^;
今年もたくさんのプレイを見てきましたが、個人的に最優秀GKを選ぶとなると、浦和の西川選手ですね。
今年は年齢を感じさせない、むしろ西川選手の全盛期と呼んでもいいくらいの活躍と出来栄えでした。
セーブングも安定、ビルドアップもできるし、リーグ最少失点のディフェンス陣の要として大きな活躍をしたと思います。
その中でもいくつか西川選手のプレイをピックアップさせていただくと、まずは第3節のC大阪戦のコーナーキックの場面です。
コーナーキックからのクロスをヘディングで合わせられ、そのヘディングシュートに反応して弾き出したシーンです。
このセービングの前に、GKにつっかかる選手を自分のプレイエリアから押し出しているのがわかると思います。
これで西川選手が動けるスペースを確保していたおかげで、ナイスセーブに繋がりました
GKにつっかかり、GKの自由を奪うこういったプレイは最近特によく見られるようになりましたね。
ほっておくGKもいますが、ただでさえ横幅7mちょっとのゴールを瞬時にカバーするには難しいのに、邪魔がいるとなると尚更難易度は高くなってしまいます。
ですので、こういう細かい気配りが後々のビッグセーブに繋がるのです。
細かすぎると思うかもしれませんが、失点しないためにも、どのようなシチュエーションが想定できるかある程度考えておく必要があるのです。
防災と同じ考え方です。
もちろん全てをカバーするのは難しいですが、想定している事が多ければ多いほど、その備えは充実するものです。
ビッグセーブの裏にはこういう細かさがあるという、参考になるとてもいいセーブシーンですね。
続いては、第14節福岡戦のシーンですね。
ニアサイドをドリブルで侵入され、逆のファーサイドへクロスが送られ、そのクロスをヘディングで合わせられますが、素早くファーへポジションを移し、このヘディングシュートをギリギリのところで掻き出しました。
視点が変わり、ポジション移動も真逆に移動しなければいけないこの場面、反対サイドに移動する際も最短距離で逆サイドの適切なポジションに移動しているのが大きな要因ですね。
ギリギリのラインで掻き出せたのも、無駄のない動きだったからこそ手が届いたと言えるでしょう。
窮地の場面でのビッグセーブが出るかどうかは、こういう身体の動かしたひとつとっても細かい技術の集積だと個人的に思います。
時には訪れるであろう大ピンチのでも、咄嗟にビッグプレイができる”準備”は鍛えておきたいですね。
おわりに
今シーズンのGKの振り返りはいかがでしたか?
まぁ毎年の事ですけど、僕がその年に酷評する選手は次の年に伸びるというジンクスがあるので、来年になってから「ほら見ろ!」的なクレームは受け付けません(笑)
時折見せる「こうした方がいい」とか「ああした方がいいという」批評は、期待を込めての事なのであしからず。
ということで今シーズンの振り返りはこのへんにしておきます。
来シーズンは2クラブ増えて20クラブでのリーグ戦になるので、より多くのGKのプレイを見れますね。
新たな逸材を発見できるか、それとも大きな成長を見せる選手が現れるか、とても楽しみにしております!
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了