こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第27弾です!
週末は、台風10号が日本列島に上陸した影響で、4試合が順延となってしまいました。
6試合のダイジェストを元に作成しましたので、いつもよりボリュームは少なめです(^^;
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
画面外から飛び込んでくる驚きの判断力!
まず最初に紹介するシーンは、町田vs浦和の試合から、浦和GK西川選手のプレイです。
前線の選手をめがけて高く放られたハイボールを、エリキ選手が上手く拾い、そのまま浦和の人数をかけた厚いディフェンスの壁をすり抜けゴール前まで迫ります。
その抜け出しに一瞬の迷いもなく前に詰めてシュートを防ぎました。
味方ディフェンスの人数が多く、GKとしては逆に見づらい場面でした。
それにもかかわらずヌルっと抜け出したドリブルに、迷うことなく突っ込んだのは好判断ですね。
しかもゴールとの距離も若干遠かったのもあって、抜け出しに気づいてボールの置き所に届く離れ業でしたね。
1点差でリードしていた場面ということもあって、チームとしては引いてリードを守りたい気持ちも出るので、ラインは下がり目になってしまいます。
その流れに飲まれてGK自身もポジションが下がってもおかしくない場面でしたが、西川選手はしっかり能動的な守備ができるポジションを確保していたところも大きかったですね。
常に前に出ろとは言いませんが、セーブできる確率を上げていくことを常に考えていきたいですね。
ギリギリまで待ったポジション修正
続いて紹介するシーンは、札幌vs川崎の試合から、札幌GK菅野選手のプレイです。
左サイドからのアーリークロスがノーマークのファーの選手に通り、そこから落とした強烈なシュートを打たれますが、このシュートに反応してセーブします。
味方ディフェンスが完全に崩され、家永選手もフリーで受けた段階では、シュートもドリブルも可能性はありました。
この難しい状況で菅野選手は、家永選手のモーションをじっくり見て判断。
振りかぶってシュート体勢をとったので、身体を使ったブロックできる距離でもなかったため、シュートに対応するように下がってポジションを取り直したのもいい判断でした。
ポジション修正もタイミングを取るプレジャンプも同時に行っており、時間の短縮もできています。
短い時間の中で、これだけしっかり考えてポジション修正と反応できた素晴らしいセーブでした。
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、東京Vのマテウス選手を選びました。
試合開始早々、右サイドから中央へのアーリークロスに細谷選手が反応し、ゴール前でシュートを放ちますが、このシュートによく反応して防ぎました。
実況解説の言う通り、いいクロスからいいトラップ、いいシュート、いいセーブの連続でした(笑)
これだけいいクロスといいトラップをされると、前に出ずに待ってゴールライン上でシュートに対応する判断も考えられましたが、ここは勇気を持って前に出て正解でした。
いいトラップでしたが、ボールが浮いているので、思いっきり打たれる可能性が非常に高い。
ましてやゴール前なので、思いっきり打ち込む方が可能性が高いので、前に出て少しでも身体に当たるようにシュートコースを消した方が確率が高いです。
だからこの一瞬の判断で最適解の判断をした素晴らしいセービングでした。
おわりに
今節首位をキープしてた町田が引き分けて、2位の広島が勝ち、ついに首位が逆転しましたね。
勝ちきれない試合が多かった広島は、ここ最近7連勝と猛烈な追い上げはスゴイですね(^^;
勝ちきれない時期があった時でさえも、失点が少なかったので、ノリに乗った時の強さは一気に爆発するものです。
失点が少なくするためには、やはりGKの力が鍵となります。
上位に食い込むために最終的にGKの力が左右されるという僕の持論が今実った感じはします(笑)
まぁ優勝を狙うチームには、必ずGK名手がいるので今の順位は順当だと思います。
広島と町田の一騎打ちになるのか。
それとも他クラブの猛追がまだあるのか。
終盤戦となったJリーグには目を離せないですね。
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了