こんにちは! Nishi です。
北海道はお盆が過ぎると涼しくなるーっとよく言われますが、決してそうではなく、昨日今日は蒸し暑い日が続き、まだまだ秋の訪れは遠いようです(^^;
さてさて、お盆が過ぎたということで、サッカーの本場欧州では各国リーグが開幕しましたね。
今シーズンも日本人選手が所属クラブの主力となり、結果を出しまくって欲しいです。
中でも注目しているのが、GK大国イタリアのパルマに移籍した鈴木に注目しています。
しかも今のパルマには、以前当ブログで紹介したブッフォンを育てたGKコーチのエルメス・フルゴーニ氏が在籍しているようです。
世界トップクラスのGK哲学を学び、さらなる飛躍を遂げて欲しいものです。
フルゴーニ氏のGK哲学は、僕も書籍などを読み勉強しましたが、GKとして基本的なものの考え方などわかりやすく、そして理論的な内容でした。
その教えを受けたプロ選手が今現在でも数多く存在するのも、その理論が長年受け入れられている証拠でもあります。
フルゴーニ氏のGK哲学とはなんのか。
簡単にですが、軽く紹介していきたいと思います。
日本代表選手にも受け継がれるフルゴーニ氏の哲学
フルゴーニ氏はサッカー好きでも名前にピンとこない、かなりマイナーな存在ですが、実はGK界隈ではそこそこ名が知れている存在です。
実は長年日本代表のゴールを守った川島や権田が彼の師事を受けているのです。
彼のGK哲学を知ると、川島や権田のプレイスタイルも納得できると思います。
それだけフルゴーニ氏のGK哲学には一貫して共通するものがあります。
それは、「少しでもボールに前に触れ、相手から時間を奪う」というもの。
これはシュートだけではなく、クロスボールに対しても同じことが言え、ポジションもできるだけ前にとり、またプレイする方向も前にという考え方がフルゴーニ氏の哲学なのです。
具体的には、前にポジションをとることで、相手選手がボールを触る前にGKが触ることができます。
これが相手の時間を奪うことになります。
相手にボールを触れさせなければこちらが失点する危険性はなくなります。
プレイの方向を前にというのは、前に飛び出すことで弾く際のパワーがつきます。
またシュートをセーブする際も、前方向に飛ぶことによってシュートコースを狭めることもできます。
フルゴーニ氏の哲学は、こういったGKにとって大事なプレイひとつひとつにかかわることがわかるかと思います。
それゆえにGKが最も大事にすべきことなのかなっと僕は思います。
権田はフルゴーニ氏の、この哲学に衝撃を受けたと語っています。
この哲学に触れたおかげもあって2022年のカタールワールドカップでの活躍もあったと僕は思っています^^
川島にしろ権田にしろ、プレイやインタビューの受け答えで拘りを聞いていると、フルゴーニ氏の哲学を節々に感じます(笑)
おわりに
日本人GKもサイズが大きくなり、Jリーグでも190cmを超える選手も多くなってきましたね。
しかし個人的に思うことは、まだまだ前への意識が足りないかなっと思っています。
またこれは全体的に言えることですが、パワー不足かなっと思います。
日本代表に呼ばれている鈴木にせよ、大迫にせよ、競り合いでちょっとヒヤッとするところがあります(^^;
フィジカル的な要素よりかはフルゴーニ氏の哲学通り、もっと前に行く意識を持ってパワーをつけて欲しいですね。
今シーズンパルマに移籍した鈴木は直接彼の師事を受けることになり、更なる飛躍が期待されますね。
まぁGKだけではなく、他のポジションやチーム戦術的にもまだまだ伸びしろのある日本。
各個人のレベルアップとともに来月からの最終予選で一回りも強くなったところを見せつけて欲しいものです。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了