こんにちは! Nishi です。
ゴールデンウィークも後半戦に入りましたね。
みなさんはどこかに出かけたりしましたか?
観光地住みの人間としては、今年はニュースでも騒がられている通り、観光客が多いような気がします。
やっぱりここ2~3年の自粛ムードの憂さを晴らすような感じですね^^
まぁ人が動けばそれだけ経済が回るのでいいことですね
さて、人が動けばといえば、こういった周りの空気や現象によって人の動きは変わるものです。
今日は久しぶりに心理学のお話になります。
W杯決勝戦の裏話
カタールワールドカップが終了しておよそ半年経ちましたね。
日本がドイツとスペインといった優勝経験国をなぎ倒し、初めてのベスト8まであと一歩のところで涙を飲んだあの大会。
他にも強豪国が早期敗退したり、モロッコの躍進などで盛り上がりましたね。
そして決勝戦のアルゼンチンとフランスの一戦は、互いにゴールを奪い3-3のままPK戦へ。
そのPK戦を制したのはアルゼンチンでした。
そのアルゼンチン優勝の立役者の一人であるGKのマルティネスは、あるメディアのインタビューに応じ、半年経ったあの激闘を振り返りました。
そのインタビューの中で、ワールドカップ決勝のPK戦のについて興味深い事を語ってくれました。
マルティネスはPK戦の前に、チームメイトに「僕が止めた後は必ず真ん中に蹴るんだ」とアドバイスを送っていたようです。
実際に、フランスの二人目のシュートをマルティネスが止めた後、次のキッカーだったディバラは真ん中に蹴ってPKを成功させました。
マルティネスはこう続けました。
「僕は何年も心理学の勉強をしていた。相手のGKが防いだ時、もう1人のGKは自分も防がないといけないという心理になる。『ゴール中央に、ただ突っ立っているだけのバカだと思われたくない』と、考えてしまうんだ。しかも、それがW杯決勝なんていう舞台だったらなおさらだ。そうすれば必ずどこかに飛ぶからね」
マルティネスの助言はきちんと根拠があったものだと語りました。
このマルティネスの心理分析は納得でした。
ただでさえ右か左かの選択で、逆を飛ぶと人によっては「なんでそっちに飛ぶんだ」とか言われますしね(^^;
そんな”見た目”の印象もあって、真ん中一点張りは本当に難しい判断ですね。。。
明らかにシュートフォームでわかる以外は僕も真ん中に張ることはしないです。
このマルティネスの分析は、いいところついていると思います。
GK心理を利用して
大きな大会のPK戦以外でも、試合中のPKは読みとして真ん中は絞りづらいです。
真ん中と読んでポツンと立ったままでサイドにゴールを決められると、GKとして印象が悪いからです。
だからどっちかサイドには飛びたがるのがGK心理です(^^;
結構最近は、この心理分析が一般化してきて、真ん中に蹴る傾向も多いような気もします。
きちんと統計とったわけじゃないけど、前回ワールドカップの日本vsドイツ戦のギュンドアンに決められたPKもそうでしたね。
だからキッカー側からすると、こういうGK心理を逆手にとって、ゴールの決定力を上げることも考えてもいいと思います。
そうなるとGK側の対策としては、真ん中にもある程度重心残しながら右か左どちらかに飛ぶ方法が考えられますね。
真ん中に蹴られても足で弾きだせるようにですね。
一番印象深いのは、2011年の女子サッカーワールドカップのこちらも決勝戦で見せた海堀選手がみせたプレイですね
厳密に言えばこの場面は真ん中ではありませんがね(^^;
まぁこんなセービングをできるように、少し真ん中に余力を持たせる飛び方もありだと思う。
思いっきりコースを狙われるとセーブも難しいから、ここは際どいコースは敢えて捨てるのがいいかもしれないですね
でも、この方法も相手キッカーの統計など分析してどちらの方向か見定めてからの方が個人的にはいいかなっと思います。
おわりに
PKも今ではきちんとデータとるのは当たり前になってきているので、アマチュアや育成年代でもそのうち浸透してくるかもしれないですね(^^;
たかがアマチュアといえども、やっぱりそれなりに人の”癖”って見えますからね。
僕は結構キッカーによって使い分けしてましたね。
でもそれでもセーブできる確率少し上げれるくらいだったから、まだまだ僕の実力不足なところはありますね(^^;
まぁどちらにせよ、GK心理を理解することでゴールを決める確率も上がるので、技術やパワーだけじゃなく、心理的な要素も理解しておくことはいい事だと思います。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了