こんにちは！ Nishi です。
今日は、水曜日に開催されたＪリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介＆解説する企画第１１弾です！
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい！＾＾
必須の足下の技術
まず最初は、鳥栖vs横浜FMの試合から横浜FM・GK一森選手のプレイです。
ビルドアップ時に、縦にパスを送ろうとしますが、ひっかけてしまいパスミスになり相手ボールにしてしまいます。
慌てて自身のブロックや味方ディフェンスも奮闘もあって、この場面はなんとか収めましたが、シンプルにパスミスはご法度です。
そこまでGKにプレッシャーのかかっていない状況での技術的なミスは、いただけないですね(^^;
後半にも、ビルドアップのミスからピンチを迎えた場面もあったので、今後の課題ですね。
ちょうどこの日は、他の試合でもありましたね
札幌の最終ラインが、鹿島のハイプレスに引っかかり抜け出せないところをヘルプしに行きましたが、トラップが甘くボールを奪われピンチになってしまいました。
ここはもっとシンプルに逆サイドに展開するトラップの仕方でよかったと思う。
個人的にはGKは、まずはシュートを止めるセービング技術を優先と思うけど、やはり最低限の足下の技術は備えておきたいですね。
最低限正確にパスを出せる技術はGKでも身につけておかないと、自らピンチを増やすことになりますので、どのカテゴリーでも足下のボールテクニックは身につけていきましょう。
また状況に併せた正確な判断もできる能力も磨いていきたいですね。
ＧＫは攻撃的な気持ちで！？
続いては、横浜FCvs新潟の試合から、新潟GK阿部選手のプレイです。
右サイドからの長いアーリークロス（斜めのクロス）を、ヘディングで合わせられゴールを決められてしまいます。
阿部選手はクロス後のシュートに対応しようと、そのポジションで止まりましたが、ここは前に出てクロスをキャッチかパンチングでクリアの対応がよかったと思います。
距離や弾道的にもGKとしては処理しやすいクロスだったと思うし、ララ選手もいい体勢ではなかったので、多少競り合いになってもGKは不利にならないので、ここは強気に前に出てよかったと思います。
GKは、ただでさえ受け身になるプレイ場面が多い中で、少しでもGK自身が優位に立つことができる場面になりそうな時は、勇気をもって決断して欲しいところ。
どこで勇気を使うか難しいことですが、その難しい状況判断を的確にできるようになるのがGKとしての優劣だと思います。
この試合、他の場面でいいセーブがあっただけに、ここの判断ミスはもったいないなぁっと思いました(^^;
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは京都の若原選手を選びました。
右サイドのクロスをヘディングでピンポイントに合わせられますが、この鋭いヘディングシュートを横っ飛びでセーブしました。
プレジャンプが小さいので、急な展開でもしっかり地面を飛ぶ方向の足に力が入れて飛ぶことができています。
わずかな時間しかない中でも、飛ぶ力を強めるためにもタイミングを取るプレジャンプは高く飛ばない方がいいですしね。
もし高く飛んでいたら、飛んだ分踏切りが遅くなり、手は届かなかったと思います。
そしてシュートもしっかりと目で追い、ボールを確実に手に当てて弾いています。
偶然のセーブではなく、確信的にセービングできているのがこのセーブの凄さを物語っていますね。
ポジショニングやタイミングの取り方など、このセービングはGKを志している人は是非真似して欲しいですね＾＾
紹介できなかったナイスセーブはこちら↓（敬称略）
●C大阪：キムジンヒョン…超至近距離のシュートでも的確なポジショニングが活きたセーブ
【ガンバ大阪×セレッソ大阪｜ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第11節 | 2023シーズン｜Jリーグ - YouTube
●新潟：阿部…ドンピシャヘディングシュートに鋭い反応
【横浜FC×アルビレックス新潟｜ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第11節 | 2023シーズン｜Jリーグ - YouTube
●横浜FC：ブローダーセン…裏に抜けた1vs1のシュートを指先でセーブ
【横浜FC×アルビレックス新潟｜ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第11節 | 2023シーズン｜Jリーグ - YouTube
おわりに
日本でもチーム全体でハイプレスかけるのが当たり前になってきて、最終ラインの選手達も対応に苦労していますね(^^;
その苦労を和らげる意味でも、GKのサポートはより重要になってきますね。
だからこそ、GKも最低限のテクニックは重要な要素にこれからもなっていくだろうと思います。
サポートできるようになれば、自チームの攻撃機会も増えるので、それが間接的に守備にも繋がります。
苦手だからと練習はサボらずに、これができるようになるとどうなるのか、その効果を考えるようにしたいですね＾＾
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了
