こんにちは! Nishi です。
今日は、週末に開催されたJリーグの試合から、僕が注目したゴールキーパーのプレイを紹介&解説する企画第4弾です!
今回も主に、ゴールキーパーのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、ゴールキーパーの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
技術的なこと以外でも、サッカーを見る時に、ゴールキーパーの見方としても是非参考にしてみて下さい!^^
攻守の切り替え
まず最初は、G大阪vs広島の試合から、G大阪GK東口選手のプレイです。
広島の左サイドからの鋭い連続攻撃を食い止め、最後に打たれたシュートをキャッチして収めます。
その後すぐに、チャンスと見るや逆サイドに味方選手にスローでパスを出し、カウンターの起点になりました。
このカウンター自体は潰されましたが、この攻守の切り替えの姿勢は見習いたいですね。
GKは主にゴールを守る役目故に、守備に注力しなきゃいけないけど、同時に攻撃時の起点になるポジションです。
マイボールになった時の正確な状況判断能力は身につけていきたいですね。
特に今回のケースのように、攻められていた時は、逆にカウンターのチャンスになります。
必ずどこかにチャンスの芽はあるので、そのポイントを素早く見つけて欲しいです。
ただ攻め急ぐのもよくないので、そのへんの見極めも同時に身につけたいですね(^^;
ホント難しいポジションです(-_-;)
その後のプレイ場面では、ビルドアップ時のミスでPK取られてしまい、そのPKを決められてしまいます。
この場面は、東口選手が軽率だったと思います。
こういったミスがないように、状況判断能力は常に磨いていきたいですね。
最低限のことはやる
続いてはFC東京vs横浜FCの試合から、FC東京GKスウォヴィク選手のプレイです。
中央の距離のあるFKからの場面で、強烈なミドルシュートがディフェンスに当たり、そのこぼれ球が不運にもララ選手に渡りシュートを打たれますが、前に出てこのシュートをブロックします。
不運が重なった絶対絶命の場面でしたが、いい飛び出しでなんとかブロックできましたね。
イレギュラーな場面ということもあって、ニアサイド(スウォヴィクの右サイド)までポジション移すのは間に合いませんでしたが、最低限のシュートコースをブロックできるように形を作っています。
最後まで諦めないというより、最悪な状況でも最低限のことはやるといった場面でしょうか。
身体を投げ打って防ぎにいくという判断もあったと思いますが、ララ選手のシュート前のトラップが足元に寄り過ぎたのを見て、ファーサイドを狙うと読んだのかもしれませんね。
ここはスウォヴィク選手に、ブロックの判断をしたのか聞いてみたいところですね^^
ともかく、受けに回らず、しっかり前に出て相手選手に楽に打たせずにこのピンチを防いだのは高く評価できますね
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、川崎のチョン・ソンリョン選手を選びました。
新潟のシンプルなロングカウンターから1vs1の場面を迎えましたが、このピンチを見事に防ぎました。
1vs1の場面での距離の詰め方が非常に良かったですね。
相手選手が大きく蹴り出した瞬間に前に詰めたのはいい判断です。
ボールが離れた瞬間は、相手選手もコントロールできないので、このタイミングで相手選手の間合いを消して、選択肢を減らすことができます。
前に詰める際も、その勢いのまま突っ込むのではなく、ボールに追いつくタイミングのところを計算して、その手前で詰めるのをやめたのも高ポイントですね。
実際に、シュートコースも狭まりセーブに至りました。
自身のスピードだけではなく、相手選手のスピードも考慮した素晴らしいセービング技術だと思います。
この間合いの詰め方は是非真似して欲しいですね^^
紹介できなかったナイスセーブはこちら(敬称略)↓
●名古屋:ランゲラック…ナイス飛び出し&タッチ後の1vs1の場面も冷静に対処
【柏レイソル×名古屋グランパス|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第4節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●横浜FC:永井…逆サイドに振られるも、しっかりポジション修正し冷静にブロック
【FC東京×横浜FC|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第4節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●横浜FM:一森…曲がりながら少し落ちるスピードのあるミドルをスーパーセーブ!
【北海道コンサドーレ札幌×横浜F・マリノス|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第4節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
●京都:若原…ファーサイドを狙った低めの難しいシュートをナイスセーブ!
【湘南ベルマーレ×京都サンガF.C.|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第4節 | 2023シーズン|Jリーグ - YouTube
おわりに
ビルドアップ時を狙われ、そこから失点するケースが多かったですね。
後方からのビルドアップが当たり前になってきた現代サッカーですが、GKもしっかりケアしていきたいですね。
ボールコントロールはもちろんですが、味方が奪われた時に、瞬時に切り替えて少しでもいいポジションをとれるかもこれから問われてくると思います。
ホント、GKが注意しなきゃいけないことが増えて大変ですね(^^;
でもその大変なポジションだからこそ、やりがいがあると思います。
GKを志している人に敬意を払い、これからも応援していきたいと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了