こんにちは! Nishi です。
今週に入ってから、朝方は一気に冷え込んできました(^_^;)
なかなか布団から出てくるのが億劫になってきました…
札幌の中山峠も今朝方路面に雪が薄っすらと積もり、いよいよ冬の到来が近づいて来たのを実感しています(-_-;)
さて、週末に激闘を演じた天皇杯、両者譲らない熱い展開に、試合を見てる僕も興奮してテレビの前で齧りついていました。
ヴァンフォーレ甲府の劇的な天皇杯優勝で湧いた週末でしたが、一方で淋しいニュースもありました。
FKの名手・中村俊輔引退
先日16日に、横浜FMやセルティック、そして日本代表として活躍した中村俊輔選手が今シーズン限りで引退を表明しました。
44歳となった今でも、J2の横浜FCでプレイしており、圧巻のテクニックで、チームの若い選手達を引っ張っています。
中村選手と言えば、やっぱり代名詞とも言えるフリーキックの名手として、数々のゴールを生み出しましたね。
中でも最大のハイライトは、06ー07シーズンのチャンピオンズリーグで、強豪マンチェスター・ユナイテッド相手に2本のフリーキックを決めた時でしょうか。
このゴールは当時、論評厳しいヨーロッパの評論家からも称賛されましたね^^
このフリーキックの決め手は、実はセルティックに移籍する前のイタリア・セリエAのレッジーナ時代にまで遡ります。
初めての海外挑戦となった中村選手は、日本時代のように、大きく曲がるフリーキックを得意としていたが、判断スピードの高い海外選手相手だと、なかなかゴールを決めるのが難しいと実感しました。
その為、曲げるより、スピードに重点を置くように球筋を変えました。
それ以降、速くて曲がる弾道のフリーキックで、レッジーナ時代やセルティック時代にフリーキックから多くのゴールを奪えるようになりました。
この改善以降、それまで足元でちょこちょこと、ゆっくりじっくりパス回したりしていたプレイスタイルが、前へ前への意識が強くなっていったと個人的には思います。
フリーキックと同じように、ミドルでもスピードを重視したシュートも狙うようになったし、レッジーナ&セルティック在籍時は充実していたと思います。
満を持してスペインへ
しかし、そんな充実したサッカー人生を歩んできた中村選手に、ターニングポイントが訪れます。
セルティックでの活躍に注目したスペインのエスパニョールが、中村に興味を示し、09-10シーズンに移籍をします。
ワールドカップ前の移籍ということもあって、周囲からは不安視されていました。
結果としては、その不安は的中することになりましたね…
リーグ自体、スコットランドリーグとスペインリーグではレベル差もあり、今までにないリーグ強度に適応しきれませんでした。
簡単な見解だと、他国に比べ身長も低く、パスなど足元の技術に長けた選手が多いスペインでは、中村選手のような(日本人のような)テクニシャンタイプは、守る時も普段からやり慣れている事もあり、抜け出した存在でない限り活躍は難しいものでした。
また、これは後ほどのインタビューで答えた話ですけど、スペイン語ができなかったのも失敗の一因だったようです。
現地のスペイン語が話せず、コミュニケーションが上手く取れなかったそうです。
海外移籍でまずよく聞かれるのが、言葉や文化の壁ですよね(^_^;)
サッカーで成功を収めるには、技術面だけではなく、言語力やその地域に溶け込む適応力も必要不可欠だっと中村選手はインタビュー時に答えていました。
おわりに
しかし、こういった苦い経験も中村は「この経験があったからこそ、今でもやれてる」と胸を張って語っています。
日本に復帰しても、往年のキレは失ったけど、それ以上の何というか自信や威厳みたいな凄味は感じましたね。
40歳を超えても、ひと度ピッチに出れば何かしてくれる期待感は、他のどの選手よりもありましたよね。
フリーキックやドリブル、パスなどテクニック面での評価は高いけど、僕は立ち直れないくらいの挫折を味わいながらも、ひたむきに前を向き続けた中村選手の堂々たる姿に称賛したいですね。
引退後は、是非とも後身の育成に是非携わって欲しいですね。
第2の中村、いや、中村選手を超える逸材を輩出して欲しいです^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了