こんにちは! Nishi です。
8月に入ってからサッカーを取り巻く環境では、いろいろな動きがありましたね。
日本代表の南野や伊東のフランスリーグへの移籍など、このオフシーズンならではの移籍市場の話題もちらほら出ています。
ワールドカップイヤーという事もあって移籍のニュースは期待と不安両面がありますね(^_^;)
さて、そのワールドカップですが、今回のカタール大会の次の2026年大会では、出場国が48ヶ国へ拡大が決まっていました。
それに伴い、アジア予選の新要項も決まったようです。
アジア出場枠が8.5枠に拡大
次回大会のワールドカップは、カナダ、アメリカ、メキシコの北米3カ国の共同開催で行われ、現行32ヶ国から48ヶ国出場に拡大されます。
出場枠が増える事によって、各地区予選の出場枠も必然と増える事になります。
日本代表が戦うアジア地区も例外なく増え、現行4.5枠から8.5枠に拡大します。
出場枠が増えた事で、ワールドカップ出場を決める大会要項も変わる事になりました。
これまで最終予選では、6ヶ国を2グループに分けてそれぞれ上位2ヵ国がワールドカップ出場権獲得、3位同士でプレーオフを戦い、勝ち上がった国が大陸間プレーオフに進出という流れでした。
次回からは、6ヶ国3グループに分かれ上位2ヶ国が出場権獲得。
3位〜4位の6ヶ国を2つに分け、3ヶ国総当たりのリーグ戦を戦い、1位が出場権を獲得、2位同士でプレーオフを戦い勝ち抜いた国が大陸間プレーオフに進む形になります。
少々複雑になったようですが、最終予選で3グループで分かれる事によって、それだけ韓国やイラン、オーストラリアなどアジア上位国同士の潰し合いも減り、いわゆる格下の国との対戦が増えるので今の日本の立場で言えば、割と楽になります。
プレーオフでも勝てばワールドカップ出場権を獲得できるので、これまでの「負けられない戦い」の煽りも不発に終わる可能性もありますね(笑)
まぁワールドカップ出場だけを考えれば、出場枠拡大は日本にとっては有利なルール変更ですが、サッカーレベル向上の面を考えると、もっと緊張感のある競り合った展開がいいような気もします(^_^;)
ゆえにおもしろくない試合が増えて、サッカー人気の低下にも繋がるという懸念をする人も多いですね。
しかし、逆にサッカー新興国からの見方をすると、日本などアジア上位陣とガチンコで戦えるまたとない機会でもあります。
たとえ今ボコボコにされようと、いつかこの経験を成長に活かす為に必要な事でもあります。
かつて日本代表も強豪国と試合が組めないという時期もありました。
たまに組む事ができた強豪国との試合の経験を積み重ね、今の日本代表の地位を築けた経緯があります。
出場枠拡大も、そういう新興国のチャンスを増やす為にも必要なことなのかもしれませんね
出場枠が増えた要因
ワールドカップ出場枠拡大の要因になったのは、前述通り新興国の声も大きかった事もあると思います。
というのもこの新興国が、今サッカー界では大きな収入源となっているのも大きな要因となっています。
ここ数年、国家規模でサッカーに力を入れた中国がその代表たるものだと思います。
前回のロシアワールドカップでも、蒙牛やVIAVOなど見慣れない漢字表記の中国の企業のスポンサーが大きく目についたと思います。
またカタール航空やカタール財団など中東諸国も大口スポンサーとなっており、タイやマレーシアなど東南アジア諸国のワールドカップ視聴率が非常に高い。
こういった背景もあってFIFAは、ワールドカップ出場枠を拡大して、収入が見込めるアジア諸国にもワールドカップ出場の機会を増やして、本大会でさらに利益を上げる目算がありますね。
まぁ中国は経済的にも落ち目になってきているので今のところは…っていう()付きですね(^^;
ただ観る側としては、レベル差が開きすぎて一方的な試合展開が増えて冷めてしまう事も考えないといけないですね(^^;
このへんのバランスは持っているのか…
少々不安に見る気持ちもあります。
おわりに
48ヶ国出場と現行の32ヶ国から16増えることで、これまで高い壁に阻まれてきた国々にとったら、自国の代表がワールドカップ本大会で見れる機会は増えるでしょう。
しかし、全体のコンテンツとして枠組みを大きくした事で、見る価値の高い試合が減るのも考えものです。
めったにない強豪同士のガチンコな試合や曲者ぞろいの中堅国同士の試合など、貴重性が高いのもワールドカップの価値にもなっているとも思います。
ようは、サッカーファンはレベルの高い試合を求めているという事です。
そういう意味でも、僕個人的には32ヶ国は妥当なラインかなって思うところはあります。
まぁもうすでに決まった事なので、ここでどうこう言っても覆ることはないので、アジア枠が増えた事で、新たな日本代表の強化の方向性を考えていかなければいけませんね。
正直余裕ができたので、大胆な起用も増えればいいですね。
そっちの方に期待しようかなって思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了