こんにちは! Nishi です。
現在ワールドカップ予選のためJリーグもお休みです。
そのため、Jリーグの試合から僕が選んだゴールキーパーのグッドプレイやバッドプレイを解説する試みもお休みです。
スポーツニュースやYouTubeの総集編動画で、ゴールキーパーのナイスセーブややらかしたシーンを取り上げたものは多くあるけど、このプレイはどうしてできたのか、あるいはどうしてそうなったのかといった考察するのが少なかったので始めました。
そういう心構えで始めた試みも、普段からサッカーを見ている人からライト層までいろんな方々から読んでもらえるようになりました。
いつもありがとうございますm(_ _)m
リプもいただけるようになり感謝感激です。
そのたくさんいただいているリプから興味深いリプがありました^^
ゴールキーパーは足が長いと不利!?
先日紹介した場面で、ゴールキーパーが股下を抜かれた場面がありました。
その場面の他にも、別な試合で同じように股を抜かれたシュートシーンがあり、足が長いゴールキーパーは股下苦手(不利)なのか?というリプがありました。
度々ゴールシーンで、特に1vs1の場面で多く見られるのがゴールキーパーの股の下を抜かれる場面があります。
フィールドの選手からすると、正確なシュートコントロールが必要で、決まったらそれは気持ちがいいものですが、反対にゴールキーパーとしてはとても屈辱です(^^;(苦笑)
この股下も足が長いほど、その分空間が開くので不利だと言われています。
これは、6割方当たっているかなって思います。
手に比べると足は、瞬時に出しにくい身体の部分です。
足のリーチが長い分、足周りのボールの対応に小回りが効かずに遅れてしまいます。
逆に言うと、手は瞬時に出やすいので手は長い方がいいですね。
横幅が7mちょっとあるので、横方向に対応するためにも手は長い方がいいのです。
だから巷で言われている身長が高ければいいと言うのも、細かく言えば足が短くて手が長い人が理想ですね。
基本姿勢の重要性
足が長いからと言って、なにもゴールキーパーとして資質がないかと言うとそうではありません。
リーチが長く、瞬時に足が出しにくいとなれば、出しやすいような姿勢を作ればいいのです。
そのためにも、重心を落として両足を内側に向けるフォームが理想です。
重心を落とす事で、両足にしっかり力が加わり、その分瞬間的な力を出しやすくします。
そして両足の内側に力を入れる事で、その瞬発力も効率よく発揮され、また股下への対処で必要な膝を内側に入れてブロックも出しやすくなります。
足の長さにも共通して言えるのですが、近年の身長絶対主義は、この大事な部分が欠落しているように思えます。
股下を抜かれることが多い人は、この基本が出来ていないケースが多いですね。
もしかしたら、身長の高さに頼り切ったツケかもしれないですね(^^;
足の長い人でも、しっかりこの基本原則が出来ている人は、この欠点も少なく感じてるし股下の対応も上手い選手が多いです。
ゴールキーパーは、基本原則を元にした基礎技術が一番重要だと僕は思います^^
おわりに
今小中学生世代で、身長が低いからゴールキーパー難しいのかなっと悩んでいる人も多いかもしれません。
しかし、この基本原則をしっかり積み上げていれば、成長期で身長が伸びた時に、高身長を売りにしてきた人よりも技術的に有利に立てるチャンスはあると思います。
僕が一貫して身長は二の次というのはこういう事です。
きちんと原理原則を知ることで、誰でも有利な場面を作れるという事を理解して欲しいなぁと思います。
身長が低いのが短所ならば、誰よりも早く判断できるようになればいいし、足が長いのが短所ならば、誰よりも重心を低く力を出せる姿勢を保てばいい。
弱さを補う別な要素を磨くことで、より才能を引き出せると思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了