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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

政治とスポーツは切り離せないのか?ロシア選手の出場停止は厳し過ぎるの主張に思う事

こんにちは! Nishi です。

 

連日ロシアのウクライナの軍事侵攻のニュースが続いていますね。

 

ロシアの軍事侵攻によって、EUやアメリカ、日本など経済制裁を決定するなど、ロシアの軍事侵攻への非難と経済制裁をすることになりました。

 

先日当ブログでも紹介したように、サッカー界にもロシアに非難と抗議の意味で、ロシア代表チームとロシア国内のクラブチームの対外対戦の禁止も検討していましたが、国際世論の流れを受け、FIFAも禁止を決定いたしました。

 

これで今月24日から行われるワールドカップ欧州予選プレーオフに出場予定だったロシアの敗退が決まりました。

 

対戦予定だったポーランドの不戦勝になるのか、代替え出場国を出すかはまだ決定していないようです。

 

さて、ロシアの制裁が決まったサッカーですが、他のスポーツでもロシア選手の出場停止措置が行われています。

 

しかし、その決定に反対する声も一部ではあります。

 

スポーツと政治の混同はどこまで?

www.soccerdigestweb.com

世界中の多くの競技団体が制裁へ傾いている中、「政治とスポーツは関係ない!」「選手がかわいそう!」っということで、ロシア選手個人に対する出場停止処分は重すぎると主張する人もいます。

 

たしかに、あくまでもプーチン大統領を中心にロシア政府が下した軍事侵攻です。

 

政府とは関係なくその競技に取り組んでいる選手個人の問題ではありません。

 

しかし一方的な侵略を受けている当事者の心境もまたあります。

qoly.jp

政治の問題はスポーツの世界に持ち込ませて欲しくないけど、一国の主権の侵害というそれ以上の問題が起きてる以上、より反感感情を高めてしまうのを避けるため、政治的判断するのは仕方がないと思います。

 

サッカーに限らず、スポーツには人間を熱狂させる『魔力』があります。

 

その『魔力』が時には怨嗟に向く事もあります。

 

試合に負けて、日頃の不平不満が最高潮に達して本当の戦争に突入したことも実際にあります。

 

今回のロシアのウクライナ侵略は、武力で他国との国境線を強制的に変更しようとする動きです。

 

ウクライナの人からすると、故郷が、家族が暮らす土地を踏み荒らされて、それを忘れてロシアと戦えるか?という事になります。

 

秩序を乱す相手国との対戦はしたくないというのは当然の感情ではないでしょうか。

 

むしろ政治的な問題を無視して対戦すると、サッカー以外の感情が違う矛先に向きかねない。。。

 

そういう最悪な事態も考えての決断は、僕は必要だと思う。

 

上手く言えないけど、妥協ラインを越えるような案件は、スポーツに政治を持ち込ませてもいいと思います。

 

政治的ないざこざは、どの国でも多少なりともあると思います。

 

もちろん選手には罪はありません

 

だけど今回の場合は、

 

ロシアが戦争をやめれば戦争がなくなる。ウクライナが戦争をやめれば国がなくなる

 

この状況でサッカーは関係ないと言えるのだろうか

 

それに今は実際に戦闘が起きている。

 

しかも起こした方が明確です。

 

その状況で、「政治とスポーツは切り離せ〜」は、僕は実際一方的な侵略され、故郷が今も戦火にまみえている人達には絶対に言えないなぁっと思います。

 

この惨劇を収めるためにも…

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しかしながら、スポーツ団体などの抗議や制裁が有効なのか?という疑問もあると思います。

 

効果がないのであれば、やっても意味はないし、意味がないのなら選手にまで罰則を課すのはおかしいです。

 

経済制裁の延長線上で、そこまでやる必要はないようにもみえます(^^;

 

でも僕は、それこそ政治的利益と批判されるかもしれないけど、独裁体制打倒のためには有効な手段だと思う。

 

自由主義社会で育った僕ら日本人には、独裁国家の理屈や社会体制はどうしても理解し難いのはわかります。

 

「どうしてそんな不自由な社会構造を、みな許しているのだろうか?」などそういう疑問を抱くと思います。

 

僕もそうでした。

 

おそらくみんなこの疑問はあると思う

 

まずはじめに独裁政権というのは、独裁者一人で全て何もかもやるわけではないのです。

 

実は独裁体制が確立する背景は、民主主義国家と仕組み上は同じ土台があります。

 

学校を作ったり、道路を作ったり、また治安維持のための警察や病院の拡充など取り決める政治家を選びます

 

この政治家の中で、さらに政権を取るために一定数の人数が必要になります。

 

日本だと、衆・参議院ともに過半数以上の人数を確保すれば総理大臣になることができます。

 

この権力を得るために必要な人を盟友と言います。

 

言うなれば、この盟友に頼み事をすれば、自分が望んでいるものが実現しやすいということになります。

 

さて、独裁政権でもこれと同じ事が言えます。

 

ただし違う点としては、一応選挙はあるものの、独裁者側が政治家になる被選挙人を選び、その人以外しか選挙に立てないということです。

 

つまり盟友を民衆が自由に選べないということです。

 

そして独裁者が自分の権力維持の為に、この盟友にお金だったり地位だったりたくさんの報酬を与えます。

 

そのため独裁国家は、政権側の人間は大富豪のような暮らしをしている反面、多くの民衆は食べるのにも困るくらいの貧困に苦しんでいるというケースをよく見かけます。

 

その盟友達も独裁者から恩恵があるうちは、独裁者を守る為に働くので、なかなか独裁体制を崩すことはできません。

 

逆に言えば、盟友達が恩恵がなくなれば独裁者を守る必要がなくなります。

 

例えば民衆が大規模なデモをしたときに、軍隊が鎮圧に向かいますが、その軍隊が十分な報酬を受けてなく、独裁者に不満を抱いていれば独裁者を守る事はしません。

 

むしろ軍事クーデターのようにデモ側に加担する場合もあります。

 

独裁者を打倒するには、その周りにいて独裁者を守る人間=盟友を減らせばいいのです。

 

その戦略に基づくと、スポーツ界のロシア排除はロシアスポーツ界の大きな打撃になるので、スポーツ界の盟友達はロシアの現状=独裁者側に不満を抱きます。

 

独裁者側を守る人間を減らすという点では、解決の為にも有効な策だと思います。

 

おわりに

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しかしながらこの手法も、時間がかかるし民衆側に反抗するパワーがなければ実現しにくいものです。

 

実際北朝鮮などそのような状況にも関わらず、組織的なデモなどほぼ皆無なのは、民衆側が疲弊しきっているせいもあります。

 

今後どのような展開になるか、明確な予測は立てにくいですが、あまりに長引くとロシアのスポーツ選手達の活躍の場もその分失われる期間が長くなるんですが…

 

あと、ウクライナの東部地域でロシア系住民に対するジェノサイドがあったからウクライナにも非があるっという見方もありますが、僕はそれには否定的です。

 

仮にそのような事案があれば、もっと前から話題になっていただろうし、国連の人権委員会など議論になっていたはずです。

 

もしそのような事があったら、軍事侵攻ではなく、こちらに協議するのが手順的に先なはずです。

 

常任理事国であるロシアがこの手順を見過ごすはずがないと思いますよ

 

ともかくこの戦争は、ロシアは一刻も早く手を引いて終わらせて欲しいと思う。

 

ロシアにとっても長期戦は避けたいところだし、見誤った判断だと反省して早期の撤退を望みます。

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました

 

 

 

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