こんにちは! Nishi です。
最悪な事態になりました。
24日ロシアがウクライナ領内にあるドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国に在留するロシア人を保護するという一方的な名目でウクライナに軍事侵攻しました。
物理的な戦闘が勃発し、ウクライナ国内で戦火が上がっています。
武力による他国への侵略は到底許されるものではありません。
日本含め国際世界は、この身勝手な行動を放置せずに断固たる強い姿勢と行動でこの蛮行を止めて欲しいです。
さて、世界中でウクライナ侵攻に関心が高まる中、いろんな分野でその影響が及んでいます。
国際情勢の動きに左右されやすいサッカー界でも、早くもその影響が出てきております。
サッカー界に及ぼす影響
今年の欧州チャンピオンズリーグの決勝の会場は、ロシアのサンクトペテルブルクで行われる予定でしたが、この事態を考慮して変更する見込みで話が進められているようです。
政情不安定な場所で、選手やサポーターの安全は守れないので、当然の措置だと思います。
おそらく会場変更の可能性は高いと思います。
この流れは、欧州サッカー連盟だけではなく、国際サッカー連盟であるFIFAも何かしら動くことになるでしょう。
3月末には、ワールドカップ予選のプレーオフが開催され、ロシアもプレーオフ進出しています。
国際世論の非難がこのまま高まれば、出場資格の停止など処分を下す可能性は大いにあると思います。
こうなった時、対戦相手のポーランドが不戦勝になるか、はたまた予選敗退した国が繰り上げで戦う事になるのか気になるところですね。
今のところは、プレーオフで同じ組に入ったポーランド、スウェーデン、チェコの三ヶ国は共同で、ロシア国内以外での代替開催を要望しました。
一か月後に開催される予選プレーオフの日程変更が、どう変わるのかも気になりますね。
政情不安による制裁例
政情不安によって、サッカー界から一時的に追放されるケースはあります。
ちょうど30年前のユーゴスラビアがそうでした。
1991年の年末ごろから、ユーゴスラビア連邦内のクロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナなどで、政治体制に不満をもった連邦構成国が独立運動が高まり、国内は内戦へ突入しました。
ユーゴスラビア紛争と呼ばれる紛争です。
苛烈なユーゴスラビア支配に国際世論も非難し、FIFAはその声に呼応する形でユーゴスラビアを国際大会の出場停止処分を決めました。
この決定が下された時、スウェーデンで欧州選手権に参加する予定だった代表チームは、すでに現地入りしていましたが大会に参加できずに引き返す事になりました。
東欧のブラジルと呼ばれるくらい、優れた選手達を揃えた代表チームは戦わずして引き返す事になり、その後クロアチアなどの独立によって代表チームは空中分解してしまいました。
ちなみにこの大会代替え出場したデンマークが、誰もが予想しない快進撃を続け、見事に優勝しました。
ロシアにも、かつてのユーゴスラビアのような制裁を加えられる可能性は十分考えられますね。。。
おわりに
国連を中心とした国際世論の動き次第で、サッカー界にも少なからず影響は出るのは間違いなさそうです。
侵攻を受けたウクライナは、国内リーグを中止せざるえなくなり、このへんの救済措置もどうなるか気になるところです。
今も海外のクラブで活躍しているウクライナ国籍の選手達も、この軍事侵攻に対して悲痛なメッセージを送っています。
アタランタのマリノフスキーやウクライナの英雄シェフチェンコらも、今回のロシアの侵攻に批判声明を出しています。
その想いは、プーチン大統領をはじめとしたロシア上層部に届くといいのですが…
100年、200年前の帝国主義の思想や野望をいまだに持っている人達がいるっていうことも理解しないといけないですね…
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了