こんにちは! Nishi です
GKで一番大切な仕事といえば、みなさんご存じの通り、相手チームのシュートからゴールを守る事です。
シュートを止める為に、セービングしたり、ボールをキャッチする技術を日々練習しております。
現代サッカーでは、守るだけではなく、味方フィールド選手とのパス回しも重要な要素になっていますね。
サッカーなので、GKだけではなく、相手選手や味方選手両方見て的確な動きが求められますね。
しかし、それ以外の部分でも気を遣う場面がたくさんあります。
試合終了間際の痛恨のミス
現在アフリカでは、アフリカNo.1を決めるアフリカネーションズカップが行われています。
カップ戦ならではの、本命国が順当に勝ち進む事もあれば、まさかの失速、そして予想もしていなかった国のサプライズ躍進など、今回も話題に欠かせない大会になっています。
そのアフリカネーションズカップで、本命国のコートジボワール代表のGKサンガレ選手の痛恨のミスが話題になっていました。
そのプレイとは、味方からのバックパスがタイミングが合わず、サンガレ選手の思ったところにボールが来ませんでした。
やや無理な姿勢で捕球をすることになり、キャッチはしたものの、着地後の体勢が悪くボールをファンブルしてしまい、相手選手にボールを奪われ失点してしまいました。
その場面がこちらです↓
O goleiro de Costa do Marfim conseguiu se arrebentar sozinho e tomar um dos gols mais bizarros da história. Empate de Serra Leoa em 2 a 2.
— Fábio Aleixo (@fabiopaleixo) 2022年1月16日
Melhor momento da Copa da África! pic.twitter.com/Bnsg9s7f4i
このミスをしてしまった要因として、いろいろ憶測が飛び交っています
まずはキャッチ後の姿勢が悪いのもありますね。
しっかりボールをキャッチできていないまま、ダイビングしてしまったので、その衝撃でボールがこぼれてしまいましたね(^^;
もう少し落ち着いて状況を整理して、その場で止まるよりかは、ある程度飛んだ方向に流すように着地してもよかったと思いますね。。。
技術以外にも重要な要素
もうひとつの理由としては、ピッチの状況が悪過ぎるというのもありました。
たしかにその点はありますが、いちGKの意見としては、それを言い訳にしてはいけないと僕は思います。
ピッチ状況が悪いのは相手選手も同じですからね(^_^;)
それにピッチ状況が悪いのは、事前の練習などで予め確認していてわかっているので、このように無理な姿勢でキャッチする場面など、より注意して欲しかったなぁっと思います。
ゴロのパスでも芝が剥がれてコースが変わりそうだなとか、少しでも念頭に置いてプレイすれば、その前の行動もいつもと違う動きができたのではっとも思います。
弁護する余地としては、味方のバックパスが予想外な軌道だったのも否めませんね。
がしかし、より上のレベルを求めるとしたら、味方のミスも完璧にフォローして欲しかったですね。
それがGK自身の『信頼』に繋がりますからね。
どんな理由であれ、失点してまうとそれだけチームの勝ちが遠のいてしまいます。
厳しい事言うと、それはGKとしてはやってはいけない事だと思います。
GKをやっているといろんな事に気を遣います。
アンラッキーな事が起きないように僕自身、土のグラウンドでも試合をしていたけど、その時はイレギュラーの元になる小石とかないか、小まめに見て拾ってピッチ外に捨ててました。
それくらい繊細な心で、プレイヤーだけではなくピッチの状況周りにも神経尖らせていましたね。
芝でも試合会場によっては、結構はがれていたりするので、予めそういう小さな障害はできるのなら取り除いておいたり、あまりそのスペースにはグラウンダーのパスは控えるなど考慮していました。
こういう細かいところにも気を配れるようになれば、より失点のリスクは減らせると思います。
技術や理論の他にも、こういうところも指導時は伝えています。
おわりに
サンガレ選手も今回のミスは、決して慢心の気持ちはなかったと思います。
ですが、試合終了間際や勝負所でうっかり…というのはよくあることです(^^;
大事な場面でミスがないように、日ごろからの地味な基礎練習はしっかり取り組んでいって欲しいですね。
技術や理論とは違った、環境面も是非目配りを怠らないようにしてもらいたいですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了