こんにちは! Nishi です。
国内のJリーグは全日程が終了し、残る年間スケジュールは天皇杯のみとなりました。
しかし海外では、今がシーズン真っ最中です。
今では多くの日本人選手が海外でプレイしているので、もう聞き慣れてきたと思います。
そんなシーズン真っ最中の海外サッカーですが、みなが知っているあの名門クラブが今は低迷しているようです。
バルセロナが決勝T進出を逃す
サッカーにそれほど詳しくない人でも、その名前くらいは知っているであろう、スペインの名門バルセロナが今シーズン中々調子が上がってきていません。
リーグ戦でも、現在7位と首位レアル・マドリーとは16ポイント差。
一試合少ないとはいえ、大きく引き離されてしまっています。
低迷の理由として、いろいろ原因はあるけど、一番の理由は財政難によって高額なスター選手を維持する事が出来なくなり、今シーズン開幕前に自前のスター選手でもあるメッシなどを放出せざる得なくなりました。
それだけ悪化した財政状況なので、高額な年俸に見合うような有力選手も獲得出来ず、戦力値としても他のライバルクラブより1、2ランク落ちてしまいました。
そんな低調なリーグ戦に加えて、欧州の強豪同士で戦うチャンピオンズリーグでも予選リーグ敗退となってしまいました。
チャンピオンズリーグの予選リーグ敗退は、実に21年ぶりとの事です。
21年前というと、この頃もバルセロナにとって暗黒期と呼ばれていた時代でした。
95年頃からサッカーバブルの時代に突入し、バルセロナもEU圏内の外国籍選手をたくさん獲得するようになりました。
特にオランダ人選手が多く、当時を覚えている人からすると、バルセロナ=オランダ代表っというイメージを持っている人も少なからずいるかと思います(^_^;)
まぁこの時は、クライフ前監督の影響と後を継いだファン・ハール監督の影響も強かったと思います。
しかし、その反動は大きく、給料も高騰しまた他所から連れてくる選手によって、下部組織出身の若手選手が試合に出場し経験を積む機会も失われ、チームの根幹的な力を失っていきます。
バルセロナはソシオと呼ばれる、ファン会員の会費によって大部分賄われており、自クラブが育てた選手達を使わないやり方に多くのファンが反発していた事もあり、クラブ内外で大きく揺れ動いていました。
今抱えている問題も何となく、当時と似ている気配を僕は感じています(^^;
歴史は繰り返すというけど、まさしく今はその状況なのかなっとも思います…
歴史は繰り返す…しかし…
ただポジティブに考えて歴史は繰り返すのであれば、その後00年代中盤から黄金時代へと導いた歴史もあります。
それは下部組織出身者と、外国籍のスター選手が見事に融合したチーム作りがありました。
また、下部組織出身者が多い事もあり、若い時代から基本的なバルサイズムでチーム作りをした事で、戦術面でも熟練させやすいチームとなりました。
当時でいえば下部組織出身組は、メッシ、イニエスタ、シャビ、プジョル、ピケ、ビクトール・バルデス、ブスケッツといったところでしょうか。
外国籍組は、ロナウジーニョ、デコ、テュラム、エトー、アンリ、マルケスといったところと上手く融合しました。
高額なスター選手中心ではなく、背骨部分は下部組織出身者中心でチーム作りをし、足りない部分を外国籍選手で補う形は、一種の理想像として称賛されました。
現代でも、このチーム作りは手本となっており、日本国内でも川崎フロンターレとかがこれに近いやり方かなぁって思っています。
現在のバルセロナにも、東京オリンピックでも活躍したペドリやガビ、ファティなど若手のいい人材がたくさんいます。
当時も財政的に苦しい状況でありましたが、原点回帰を果たし、その後好転したことも踏まえて、今一度原点に戻る今が絶好のチャンスなのかもしれないですね。
おわりに
誰しも調子のいい時と、悪い時はあると思います。
調子が悪い時の対応次第で、その事態を変えれるかどうかで運命は変わると言われています。
過去を羨み、現実の問題から避けるか嘆くだけで終わる人と、問題を直視し過去から学び未来へと繋げようとする人で差がありますよね。
今バルセロナに求められているのは、その人間社会と同じ原理原則なのではないでしょうか。
特に贔屓なクラブを応援している訳ではない僕だけど、白熱したサッカーの試合を多く見たいので、強いバルセロナが戻ってきて欲しいと願っています^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了