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北の大地の南側から

サッカー・フットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】W杯の隔年開催案にIOCも反対!その裏には一世紀にも及ぶFIFAとIOCの戦いが関係している!?

こんにちは! Nishi です。

 

年末も近づくにつれて、慌ただしい中でも、ふっと今年一年を振り返ったりすることってあると思います。

 

今年は、緊急事態宣言発令などで思うように仕事や旅行に行けなかったねとか、思ったより通常に戻るの速かったとか様々な感想あると思います。

 

スポーツの話題で言えば、視野を日本国内で見てみると、今年一番のハイライトは東京オリンピック開催ではないでしょうか。

 

オリンピック開催できるかどうかで揺れ動き、無観客ですが何とか開催できましたね。

 

不安視されたオリンピックが原因のコロナ感染爆発もなく、無事に終えたと思います。

 

さて、地元開催という事もあっていろいろとフューチャーされたIOC(国際オリンピック委員会)ですが、最近スポーツ界を揺るがすある話題について言及した事で波紋を呼んでいます。

 

IOCもW杯隔年開催に反対

www.daily.co.jp

当ブログでも紹介しました、FIFAワールドカップの隔年開催について、これまでサッカー関係者から賛否の声をたくさん報道されましたが、隔年開催に一番割を食うであろう、IOCからも隔年開催に反対の声明を出ました。

 

一見、記事でもあるように、IOCはワールドカップ隔年開催案が考えているように単純に収益が二倍になるという安易な考えを心配しているように見えますが、しかし、事はそう単純ではありません(^^;

 

IOCが一番心配しているのは、オリンピックからサッカーという一番の人気コンテンツが撤退するのを怖れていると僕は思います。

 

全世界どこの国でも、サッカーは知っているよという圧倒的認知度があるので、たくさんあるオリンピック種目の中でも上位に入る人気があります。

 

その人気コンテンツが撤退となると、収益面でも打撃を受けるのは明白です。

 

しかし、ここで疑問に思うかもしれません。

 

FIFAとしても、オリンピックというビッグイベントで開催することで、市場拡大などのメリットもあるのに、簡単に撤退とかできるのか?っという疑問もあると思います。

 

ですが実はFIFAとしては、そこまでオリンピックには昔から執着していないのです。

 

そもそもオリンピックとワールドカップという、二つのビッグイベントがなぜ隔年交互になったのか、それには両イベントの黎明期の経緯から始まります。

 

近代オリンピックが開催されたのが、今からおよそ120年前の西暦1896年。

 

その数年遅れて1904年に、欧州や南米諸国にあったサッカー協会を国際的にまとめる組織としてFIFAが誕生します。

 

FIFAはいずれ、プロも参加させて最高の選手達を集めた各国の代表チームが戦う大会を開きたいと思っていました。

 

そしてFIFAは、すでに国際的な競技大会として開催していたオリンピックにその旨を打診します。

 

しかしIOCは、プロ化の商業主義的な価値観は認めておらず、アマチュア精神を貫きたいとして、FIFAの意見を却下します。

 

そのためFIFAは、独自にプロも参加可能な世界最高の大会であるワールドカップを開くことになりました。

 

オリンピックはうるう年に開催(厳密に言えば西暦を4で割り切れる年)していたので、その間の年に4年に一度開催する事になりました。

 

こうしてワールドカップとオリンピックは、プロの参加を認めるかどうかで国際大会が分かれた経緯がありました。

 

立場が逆転したW杯とオリンピック

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ところが時代が進み、観客層やスポンサーもよりレベルが高いものを求めるようになってきます。

 

プロが参入したワールドカップは、徐々にレベルも上がり進化を続け、ワールドカップは価値を高めていきます。

 

そしてひとつの競技種目しかない大会だけど、視聴人数が延べ330億人も見る巨大なコンテンツにまで成長しました。

 

一方オリンピックはというと、アマチュア精神を貫いたものの、やはり国際大会ともなると運営面でどうしても多額な資金が必要になってきました。

 

このサッカーの成功を見て、スポンサーの解禁やプロの参加も一部認めるなど改革はしていきました。

 

このプロ参加の流れは、競技種目のひとつであるサッカーにもやって来ました。

 

しかし、今度は昔と立場が逆になり、プロ選手のオリンピックへの参加をFIFA側が難色を示します。

 

もうすでにワールドカップの認知度確立と、各国でプロリーグが熟成しており、各選手どこかのクラブチームに所属しており、賞金があるわけでもない大会に参加して大ケガでもされたらたまったもんじゃないというのが大きな理由。

 

もっとねちっこい考えで言えば、「今更IOCから泣きつかれても、昔お前ら俺らの意見蹴ったやん」っていう憤りもあったかもしれないですね(^_^;)

 

結局FIFAも、U-23の選手+24歳以上の選手3人までが出場という事で手を打ちました。

 

そんなIOCとFIFAとの駆け引きを繰り広げてきた歴史もあるので、今回のバッハ会長のワールドカップ隔年開催反対は当然かなっとも思います。

 

最近はオリンピックの注目度も世界的にあまりよろしくなく、その上オリンピック種目の人気コンテンツのひとつサッカーがワールドカップ隔年開催になると、オリンピックに参加しなくなる事態も考えられます。

 

今や商業的な面が強くなっているオリンピックとしては、逃げられちゃ困る商売相手なので到底容認できるものではありませんね(^^;

 

おわりに

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バッハ会長の内心と僕らサッカー好きとで、隔年開催反対の理由は違うというのもまたおもしろいなぁって思います。

 

僕らは、選手のコンディションの事や競技レベルの質の低下を心配しているけど、IOCはサッカーがオリンピックから撤退することによる収益低下を気にしている…

 

理由は違えど、ここは呉越同舟の仲。

 

ワールドカップ隔年開催反対の僕としては、今回はバッハ会長を応援したい(笑)

 

世の中奇妙なバランスで保たれているんだなぁってしみじみ思います。。。

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました

 

 

 

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