こんにちは! Nishi です。
今日は、代表戦ウィークだったこともあり、久しぶりに行われたJリーグの試合から、僕が気になったGKのプレイを紹介する企画第37弾です!
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
サッカーを見る時の、GKの見方として是非参考にしてみて下さい!^^
ビルドアップ時のGKのポジショニング
まずは、横浜FCvs神戸の試合から横浜FC・GKブローダーセン選手のプレイです。
横浜FCのマイボール時に、ディフェンスラインでボールを保持していますが、神戸のプレスが厳しく、ボールを繋げれなくなってしまいました。
出しどころに困ってしまい、最終的にGKへバックパスしますが、この時に神戸は一気に押し上げ、パスが出たところを奪いに行き、ボールを奪取→チャンスへと繋げました。
失点こそならなかったけど、現代サッカーあるあるかなぁって思いました。
この時にGKのポジションが下がり過ぎていると、ディフェンスラインとの距離が長くなってしまい、その分ボールが届くまでの間、相手にも時間的余裕ができてしまいます。
時間的な余裕ができてしまったがために、今回のようにチェックで詰められてパスカットを狙われてしまったりします。
GKができる解決方法としては、もう少しポジションを前にとってディフェンスラインとの距離を縮めておくことが必要かなって思います。
この場合は、ブローダーセン選手のポジションが、ペナルティエリアよりちょっと出てるくらいでよかったと思う。
そうしたら、神戸の選手の間からセンターハーフにもチェックがつく前にパス通せたし、もしくは右サイドに楽に展開も可能だったはず。
味方が苦境にさらされているので、このへんも考えてGKはフォローは必要かなって思います。
結構こういった、GKがちょっとポジションを変えるだけで、ビルドアップが楽になったりする場面は、プロだけではなくアマチュアサッカーでも度々ありましたね。
僕自身失敗したこともあるし、コーチの時にも気づいたこともありました。
今では結構頻繁に出くわすシーンかなって思いますので、失点する危険を回避するためにも、こういった細かい部分もチェックしてみてはいかがかなって思います^^
ギリギリに見えるけど実は計算されたセーブ!?
続いては、浦和vs横浜FMの試合から、横浜FM・GK高丘選手のプレイです。
浦和の素早いカウンターから、1vs1の場面で一度はドリブルでかわされますが、その後素早く身体を立て直してセカンドボールをブロックしました。
一見考えていない必死なプレイに見えるけど、結構計算されたセーブかなって個人的には思いました^^
一発目も手を目一杯伸ばして身体で防ぎには行っていますが、起き上がりもスムーズで次の動作に移行しています。
外に逃げれば相手も角度がないので、次の動作でシュートの可能性は低くなり、中央に折り返すのも時間がかかると見越していた感じはありますね。
そのため、一心不乱に身体を投げ出さずに、ある程度余裕をもたせた飛び込み方をしていますね。
そのへん窮地の場面だったと思うけど、冷静な対応だったなぁって思います。
自分で止められなくても、相手のシュートの成功確率を減らすことも重要だと思います^^
今節のナイスセーブ
今節のナイスセーブは、前述の高丘選手や清水の権田選手、川崎のチョン選手、C大阪のキム選手などありましたが、今回は大分の高木選手を選びました。
これは解説し甲斐のあるナイスセーブでした(笑)
中央に侵入してファーサイドを狙った強烈なシュートを鋭い反応でセーブしました。
味方ディフェンスがニアをしっかり塞いでいるので、外から中に侵入していきた荒木選手の選択肢としてニアサイドはなくなっています。
あるとしても股の間を狙ってくる感じなので、GKポジション取りもファーか股の下に飛んでくる位置にいますね。
併せてファーサイドにも味方ディフェンスが二人いたことで、ポストギリギリも狙えないと判断した上で、ニアサイドにいる味方とファーサイドにいる味方との間にポジションをしっかりとっています。
完璧に近いポジショニングですね。
あとは手が届く位置にシュートが飛んでくる形になっているので、意図的にこの布陣を引けたのかはわかりませんが、参考になるくらいのいい守り方だったと思います。
ただ闇雲に飛んだわけではなく、冷静に状況を整理して読み切ったセーブとして一見の価値があるナイスセーブですね^^
おわりに
残すところあと2試合というところで、横浜FC、大分、仙台のJ2降格が決まりましたね。。。
ファンからすると残念な結果ですが、来シーズンすぐにJ1に戻ってくるように奮起を期待しています!
現在降格の可能性が残っているのは徳島、清水、湘南の3クラブです。
残り二試合で勝ち点が湘南36、清水36、徳島33と徳島が少し苦しい状況ですね。
次節では湘南vs徳島の直接対決がありますので、徳島としてはここは是が非でも勝ちたいところですね。
一方湘南は、勝てば残留確定しますので、この直接対決はものにしておきたいところ。
引き分けでも得失点差で清水も含めて有利(湘南-4、清水-19、徳島-20)なので、引き分けでもほぼ確定ですね。
下位チームで得失点差が-4というのも、地味だけどこれは比較的優秀な成績だと思う。
果たして残留争いの行方はどうなるのか!?
次の試合も楽しみですね^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了