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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】ポジションを下げるのは後ろめたいことではない!新たな道を開く重要なキーマンにもなれる

こんにちは! Nishi です。

 

毎年、歳を重ねると年齢からくる体力の衰えが気になってきます(^^;

 

よく巷では「30歳過ぎるとガラッと変わるよ!」って言われていますしね。。。

 

僕は、「そんな30歳になったら急に変わるわけないじゃん!」っとタカをくくっていたら…その通りでした(笑)

 

ホント30歳過ぎてから、「あれ!?思ったより自分飛んでない…」って思う事がしばしば。。。

 

スポーツをしてなくても、ある年齢を過ぎたあたりから体力の衰えを感じることはあると思います(^^;

 

その時に、いかに今までの自分の体力とこれからに率直に目を向けられるかで、いい方向悪い方向に変わることがありますね。。。

 

ポジション下げたことで開かれる新たな道

www.theworldmagazine.jp

3年前、ワールドカップで激闘を演じたベルギー代表の主力でもあるデ・ブライネの調子が今ひとつのようです。

 

展開を読む鋭いパスなど、テクニック面と縦横無尽に駆け上がるスピードが持ち味の選手なのですが、年齢も30歳というサッカーでいうベテランの域になってきて、そのスピードが失われてきてるようです。

 

そんな悩ましい天才の現状打開策として、ポジションを下げてパスセンスを活かせるアンカー(中盤の底)に転向してみてはどうか?という記事でした。

 

中盤~前線の高い位置でタクトを振るう姿を目に焼きついている人からすると、意外な発想であり、賛否は様々だと思う。

 

ポジションを下げた分、守備の比率も上がるし、その分のリスクを不安に思うのも一理あります。

 

それに加え、体力的な消耗の激しいポジションであり、ポジションを下げる事で逆に選手の特性は生きないのではという見方もあります。

 

しかし、サッカーは一人の選手だけで行うものではありません。

 

その欠点を打ち消せる相棒が入れば、ポジション転向した選手のメリット部分を前面に打ち出せることができます。

 

このポジション転向案の成否もやはり起用法によるかなって思います。

 

実は、ポジションを下げて復活(再起)するという事例はいくつかあります。

 

その中でも個人的に衝撃だったのは、トリニダード・トバゴのドワイト・ヨークセンターハーフ転向ですね。

 

アンディ・コールと共に、“ホットセット”と呼ばれ、ベッカムやギグスらを擁してマンチェスター・ユナイテッド黄金期のバリバリのストライカーだったヨークが、攻守のつなぎ目としてフィールドの中央でボールを狩り&捌く姿は意外でした。

 

もうまんまストライカー気質で、貪欲にゴールに向かう姿は良い意味でオレオレ系でしたからね(^_^;)

 

それが歳を重ねて性格的にも丸くなって、チームの献身的な立場を担ったのはホント驚きでした。

 

その“生まれ変わった英雄”ドワイト・ヨークを擁したトリニダード・トバゴは2006年ドイツワールドカップ初出場を果たしました。

 

新たな指針になるパターンも

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また年齢的な衰えてはなく、フィジカル面で弱さがあり、マークが厳しい前線を敢えて避けるようにポジションを下げて成功する例もあります。

 

代表格としては、レジスタの草分け的存在になったピルロがそうですね。

 

当時ピルロは、ツートップの後ろのポジションで攻撃のタクトを振るう、いわゆるトップ下の選手でした。

 

しかし、そのトップ下というポジションでは、ゴールに近いため、相手のマークも厳しく、華奢なピルロはハードなタックルなどで苦しみ中々持ち味を活かせず、評価も低い選手でした。

 

当時のトップ下の役割としては、パスセンスやディフェンスを引き剥がす突破力や、あわよくばゴールを狙うテクニックを要求される時代で、それに加えて厳しいマークを跳ね返すフィジカルも要求されました。

 

実際これがないとまともに活躍はできなかったですね。

 

当時輝いた選手としては、ジダンやベロン、トッティに中田と厳しいディフェンスも跳ね返すだけのフィジカルを持っていた。

 

そんな今よりもフィジカル的要素が多く求められた時代に、思い切って、ある程度マークが厳しくない中盤の底に起用。

 

元々テクニック面は非凡な才能があるので、手薄になった新しい持ち場では、そのテクニックを存分に活かしワールドクラスの選手に仲間入りしました。

 

この成功により、フィジカルは弱くともパスセンスに優れた選手の生き場所を作った先駆けでもありました。

 

今の時代、特化より複数ポジションこなすのが主流だから、ポジションの上げ下げはそこまで大きなギャンブルではなくなっているかもしれない。

 

また、攻撃ポジションでもある程度守備のタスクはこなすし、攻撃と守備とで必然とポジション変えたりするのも多いから、一定のポジションっていう概念すらないのかもしれないですね^^

 

年齢からくる衰えや新たな戦術の誕生で、今まで通りいかなくなった時には、思い切ってポジションを変えるのは得策なのかもしれませんね。

 

おわりに

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今回の日本代表選手発表の際、FW/MFという表記で、ひとつのポジションにしなかったのも話題になりましたね。

 

これからは、GKとその他フィールド選手だけという、まるでフットサルのようなメンバー表になるのかもしれないですね(笑)

 

実現不可能といわれた各個人決められたポジションが存在しない、トータルフットボールに実は近くなっているのかもしれない^^

 

サッカーに携わってきてもう30年くらいになるけど、ポジションや戦術の変遷が目まぐるしく変わっているのはすごく感じます。

 

それら新たな情報を整理して、自分達のものにするかどうかもプロだけではなく、僕らアマチュアも敏感に真剣に取り組んでいくことが大切だなって思います^^

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました

 

 

 

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