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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

育成年代ではスコアボードの勝ち負けはよくない?スポーツの勝利至上主義について考える

こんにちは! Nishi です。

 

みなさんは、何かスポーツをやっていますか?

 

自分自身ではないけど、子供など周りの身近な人がやっているケースもありますね。

 

またクラブチームも増えて、親子共に参加するケースも増えてきましたね。

 

そして人によっては、その競技にかける比重も違ってきます。

 

勝ち負け抜きにして、あくまでも楽しむ事を優先したり、ある程度真剣勝負で!など様々ですね。

 

今日はそういったお話です

 

スコアボードだけを見ている評価

toyokeizai.net

日本のスポーツと言えば、以前は野球と相撲くらいしかなかったけど、今はサッカーやバスケットボールが台頭し、近年では卓球、バドミントン、ラグビーと様々なスポーツが日本でも定着してきました。

 

各競技でプロ化が進み、より多くの人がスポーツを楽しみ認知されるようになりました。

 

そして競技人口の伸びとともに、小学生の一定学年になると、各競技の少年団に入団して始める子供たちも増えてきました。

 

育成年代のスポーツと言えば、長年問題として筆頭に上がるのが勝利至上主義の問題です。

 

選手達の成長よりも、そのチーム・学校の名誉の為に勝つことに特化した事と言えばいいかもしれないですね(^_^;)

 

上記記事でも勝利至上主義の問題点を上げていますね。

 

特に問題視しているのが、スコアボード上の勝敗だけで、その選手やチームの評価がされるのはおかしいと綴っています

 

以下記事から引用・要約すると、

①結果
調子がよかったか悪かったかに関係なく、より多くの得点を獲得することが重要。この考え方だと、調子が悪くても、より多くの得点を獲得することさえできれば、それだけで勝者になれるということだ。人生最高とも言えるような絶好調でも、不運なことにボールがある方向に跳ねたり、疑義のある判定が下されたりしたとしても、スコア以外のことは関係ない。敗北者なのだ。

②他者との比較
他者との比較は、個人的な優劣につながりやすい。私は彼女よりも優れているか? 彼らは私たちよりも優れているか? その判定を下すのは、やはりスコアボードとなる。もし、私のほうがより多く得点を獲得していれば、私のほうが優れている。自分の力が思うように発揮できたことや、自己ベストを出せたということだけでは不十分になってしまう。相手よりもよいスコアを獲得できていなければ、すべて意味がないのである。

③失敗の回避
スコアボードにしか興味がない監督は、失敗を嫌う。スコアボードの数値に悪影響を与えるからだ。相手よりもミスが少なければ、スコアボードを制することができる、と信じている。

引用部分、要約したところは概ね理解できます。

 

特に③の失敗しないように安全策を取るばっかりでチャレンジしないなんて、典型的な勝利至上主義の弊害ですね(^^;

 

甲子園や中高体連など、全国大会などの成績を重視する傾向は、今も少なからずありますね。。。

 

ついつい結果だけを評価基準にして、大事なところを見落としていることもあるかもしれないですね。

 

指導者層や親世代の人達も、この機会に子供達を育てる観点からもう一度見つめ直してもいいと思います。

 

勝ちを求めることは悪なのか?

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僕個人的にも行き過ぎた勝利至上主義には反対の立場です。

 

しかし、対戦相手がいる競技において勝つ為にどうするかを考えるのは必要だと思う。

 

矛盾してること言ってるかもしれませんが、テクニックや体力面を伸ばすだけでなく、勝つための作戦も含めた総合的な要素も含めて伸ばして欲しいと思う。

 

だいたいの球技は、対戦相手と得点数を競い合い、多く得点を取った方が勝ちになります。

 

その競技の一番大事な部分ですよね。

 

ボールとたわむれるだけなら、ルールなど関係なく手で投げたり足で蹴ったりして永遠とやっていればいいのです。

 

でもそんなルールなしの無秩序状態って面白くないですよね(^^;

 

多くの得点を取る(取られないように守る)というのは、レベルが高い低い関係なく共通する目標です。

 

その大前提の部分をまるっきり無視するのも問題だと思います。

 

逆に、その目標を達成するために、逆算で物事を考えるクセを身につけて伸ばしていって欲しいと思います。

 

サッカーで言えば、日本サッカーに足りないところはそういうところがまだ足りないと個人的には思います。

 

もっと育成年代から、勝つためにどうしたらいいか落とし込んでいいと思っています。

 

試合に負けたけど、やりたい事はやれたでなく、やりたい事はやれたけどなぜ負けたのかまで追究しないと、何のためにそのやりたい事をやっているのか意味がわからなくなってしまいます。

 

目標設定と目的がズレていると結果何も得ることはないと思うしね。

 

俗に言う根性論やチームメイトの為によくやっただけで終わらせないで欲しい。

 

インタビューとかでは、リップサービスも込みで「全力出しました!」とかは別に問題ないけど、言葉通りにそこで完結しないで何がダメだったか分析はして欲しいと思う。

 

ここが足りなかったから、明日の練習はこの部分もっと強度高めようという目標ができます。

 

この繰り返しで、勝利という目標に近づけるのだと思う。

 

だから勝利至上主義に過度に反発し過ぎて、肝心の勝ちを抜きに目標を設定するのは僕はちょっと違うのでは…っとも思います。

 

おわりに

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以上のことから、スコアボードの勝ち負けの結果は残していいと思う。

 

勝つことを目標にいろんな手段を練習して結果負けても、その問題点が修正されていなければ意味がないのです。

 

サッカーで言えば、大部分の日本代表に批判している人は、この部分が抜けていて、いつまでも修正されないから怒っているのです。

 

何も負けて感情的に批判しているのではないのです。

 

こういった、真っ当な反論を無視し続ける上層部の姿勢は悲しいものはあります。。。

 

しかし前を向いて僕は僕で歩んでいきたい。

 

天日照照、お天道様は必ず見ているものだと信じています^^

 

育成年代においては、結果だけ過度に勝利を求める風潮は嫌うけど、勝つためにどうしたらいいかの部分は、とことんこだわっていって欲しいと思います。

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました。

 

 

 

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