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北の大地の南側から

サッカー・フットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】地方の小さな少年クラブでも大きな資金が手に入る可能性?移籍金の仕組み

こんにちは! Nishi です。

 

欧州サッカーのリーグ戦は、秋春制を採用している為、チームの弱点の補強や余剰戦力の放出などで選手の入れ替えが頻繁に起きます。

 

その新シーズンへの移籍交渉期限が、8月31日までと定められております。

 

今夏も、メッシの移籍やクリティアーノ・ロナウドのマンチェスターユナイテッドへの復帰など話題が盛りだくさんでしたね。

 

二人は契約満了での移籍だったので、移籍金は発生しませんでしたが、いつもこの季節になると移籍金○○億円で移籍!と、その金額に驚かされることが多いです。

 

今日はその移籍に関するお金にまつわるお話です。

 

移籍金の設定基準

football-tribe.com

今夏のオフシーズンで欧州に移籍した日本人選手もたくさんいました。

 

その一人であるオナイウ選手は、横浜FMでの活躍が認められ、フランス2部リーグのトゥールーズへ移籍しました。

 

その移籍にかかった費用は9,100万円でした。

 

こういう移籍のニュースがある度に、移籍金○○万円とよく聞かれますが、この金額は何を基準に決めているのだろう?っと疑問に感じると思います。

 

移籍金とは、契約解除に対する違約金なのです。

 

違約金っと聞くと、何か悪い事したようで後ろめたい感じになりますが、意味を理解すれば全くそういう事はありません(^^;

 

例えば3年契約で1億円の契約をしていたAチームの選手がいます。

 

1年目のシーズンを終えて、Bチームからその選手を欲しいと連絡がありました。

 

Aチームとしては、契約があと2年残って年俸も支払う契約をしているので移籍はできません。

 

そこで、Bチームがその契約の残りの分の年俸の金額(この場合2億円を支払う)で買うと打診します。

 

この契約年俸の残り金額が、移籍金の基本的な考え方になります。

 

プラスアルファで、その選手のユニフォームなど、試合以外での収益で貢献している分がありますので、その分を加味してそれぞれ移籍金を設定しています。

 

例えば、この選手のユニフォームが年間5000万円売れてたとすると、その分も上乗せするので2億5,000万円で設定したりします。

 

オナイウ選手のケースでは、年俸分とそのプラスアルファがトゥールーズから横浜FMへ支払われることになります。

 

この移籍金が大きくなればなるほど、チームとして収入があがります。

 

他にも絶対出したくない選手には、絶対手が届かないような金額に設定したりする場合もあります(^^;

 

選手が移籍したいのに、クラブが高額な移籍金を設定して度々問題も起きたりしますね。

 

だからあえてはじめの契約年数を単年や2年で契約している選手もいます。

 

このへんの駆け引きもまたドラマがあっておもしろいですね。

 

移籍の当事者以外にもある恩恵

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選手の移籍に関しては、実は当事者間以外にも恩恵があります。

 

その選手を育てたクラブにも、移籍にかかった費用の内5%が配分されます。

 

これはFIFAが設定している制度なので、全世界共通です

 

そのため、日本のクラブにもその恩恵をもたらします。

 

連帯貢献金という制度で、その選手が12~23歳までの間に過ごしたクラブにも移籍金の5%支払う規定があります。

 

ようは、この選手を育ててくれた謝礼金のような形です^^

 

この連帯貢献金の仕組みは

・12~15歳まで過ごしたクラブには 移籍金×0.25%×在籍年数

・16~23歳まで過ごしたクラブには 移籍金×0.5%×在籍年数

 

という仕組みになっています。

 

例えば、今回日本人選手では冨安のプレミアリーグの名門アーセナルへの移籍が話題になりましたが、この移籍金は30億円。

 

冨安の経歴は、19歳までアビスパ福岡に、20歳の時はシント=トロイデン、21~22歳の時はボローニャに在籍しています。

 

今回の移籍での分配は以下の通りになります。

 

・12~15歳の四年間はアビスパ福岡の下部組織に所属していたので、30億円×0.25%×4年=3,000万円

・16~19歳の四年間もアビスパ福岡で、30億円×0.5%×4年=6,000万円

・20歳はシント=トロイデンに、30億円×0.5%×1年=1,500万円

・21~22歳はボローニャに、30億円×0.5%×2年=3,000万円

 

なんと、今回の移籍でアビスパ福岡にも、9,000万円もの収入を得ることになります。

 

これはJクラブに限らず、田舎町の小さな少年団でも中学校・高校にも適用されます。

 

少年クラブ運営者にも結構夢のあるお話なのです(^^;

 

またこの制度は、移籍金の発生しない契約満了のフリー移籍の場合でも、条件を満たせば適用されます。

 

その条件は

①23歳以下の選手の場合

②プロとして初めて登録した時

 

このどちらかに当てはまっていれば、連帯貢献金を貰う資格があります。

 

香川選手がC大阪からドルトムントへ移籍した時に、契約満了のフリーの移籍でしたが21歳だったので、このルールが適用をし4,000万円の収入を得ています。

 

おわりに

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サッカーは人気スポーツになってきて、今ではある程度の競技人口を抱えていますが、スポーツの多様化も進み、サッカーばかり選ばれなくなってきました(^^;

 

地方クラブなどは、運営に四苦八苦している話もたくさん聞きます…

 

でも国際的スポーツであるサッカーの強みは、こういう育成の醍醐味はあると思う。

 

お金が絡むから汚い話って言えば汚い話なのかもしれないけどね(^^;

 

これは正直に言っておきますw

 

でも実際お金の問題って、どの習い事でも切っても切れない関係ですからね…

 

サッカーはFIFAが旗振り役になって、こういう助成金を出しているからまだマシだけど、他のスポーツでもこういう仕組みあったら指導者陣ももっとやる気出すかもね。

 

そうなれば指導技術も磨かれるだろうし、やがて良い競争世界になる。

 

遠まわしだけど、体罰や過剰な勝利至上主義など、行き過ぎたスポーツ指導などの抑止にも繋がると思う。

 

選手だけではなく、指導者層や運営側にもこういったメリットのある仕組みを推進していってもいいのではっと個人的には思います^^

 

各競技団体では難しいから、文科省やスポーツ庁も動いてくれれば、なおいいですけどね(^^;

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました。

 

 

 

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