こんにちは! Nishi です。
長年楽しみにしていた東京オリンピックも各種競技で熱戦が繰り広げられ、日本人選手の毎日の活躍に心踊ろされますね^^
特に今大会は女子アスリートの活躍が目立っていると思います。
個人競技では、スケートボードやこの前始まったスポーツクライミングでもメダルが期待されています。
また集団競技でもバスケットボールは準決勝進出、オリンピック競技から外され今回復活したソフトボールは見事金メダルを獲得しました。
地元開催という事で期待以上の力を発揮したかもしれないですね。
しかし、地元開催のプレッシャーもあって期待に応えれなかった競技もあります。
女子サッカーもそのうちのひとつでした。
大きく開いてしまった世界との差
かつて澤や川澄らを擁してワールドカップの頂点に立ち、ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得したことで、なでしこジャパンもブームに乗っていました。
一過性のものでもなく、当時は個の能力以上に戦術的な動きも交え、世界の強豪国と堂々と渡り合い、そしてリードしていました。
地元開催ということで、かつて栄華を極めたなでしこジャパンにも、メダル獲得の期待もありました。
併せて女子サッカーとしても、メダルを獲得することで秋に開幕する女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)を盛り上げる意味でも大きな使命がありました。
しかし現実は、メダルを争うだけの競争力はないまま本番を迎えたように僕は映りました(^^;
グループリーグもメダル候補のカナダとイギリスと同じ組になった事で、苦戦は予想されていましたが、地元開催と過去の栄光の残像もあって、期待以上の期待をかけられた部分はありましたね…
案の定、システマティックなサッカーをするカナダ、イギリスとでは、見劣りする場面が多くありました。
日本がすることとしたら、長谷川と岩渕、田中の個人技に頼るのみという展開でした…
特に決勝トーナメントのスウェーデン戦は、如実にその傾向は見られたと思う。
スウェーデンは、男子顔負けの規律が整ったハイプレスを展開。
一方日本はというと、マークの掴まえ方も曖昧で雑なサッカーを展開…
これに加え、元々フィジカルが勝る相手なので敵うわけがありません(-_-;)
かつて先輩達が作った礎をより発展したものに築けなったのは、今となって大きなダメージになってしまいました。
せめてもの救いは長谷川、岩渕ら主力選手が危機感を持っていることだ。
その危機感を糧にこれから大きな財産を築いていって欲しいと願います。
代表OGからも辛辣な声
今回の敗退に、一部選手からの危機感の他、OGからも危機感を感じる声が多くありました。
仰るように、かつての日本にあって今にないものは、“代表”という責任感というか国を背負うという意識が足りなかったとも思う。
精神論と言われるかもしれないけど、僕はそういう意識は大事だと思う。
10年前は東日本大震災直後という事もあって、日本の被災者のためにとかそういう心情もあったから、みなの注目を集めたし実力以上のものを発揮できたのは事実だと思う。
今回の代表は、自分達だけ楽しめばいいみたいな雰囲気も感じた部分はあった。
そういう想いが、国歌斉唱や国旗掲揚時の敬意の表れになると思うし、今回メダルを獲得した体操の橋本選手、卓球の水谷選手も「表彰式で国旗を掲げたかった」と同様のコメントをしています。
野球がメインで育った日本スポーツ界では希薄な感情かもしれないが、国際舞台を主な戦場とするサッカーなどでは当たり前の感情になっている。
自分をサポートしてくれたスタッフ、家族、それらを生んでくれた母校や故郷を想う気持ちは当たり前だし、感謝の気持ちは大切にしたい。
そういう気持ちが足りなかったのでは、というのがOGからのコメントからも節々で伝わる。
ましてや協会や監督らが、選手任せにし過ぎた育成や指導も問題だと思う。
総合して監督交代してからこの5年間何を築いてきたか…
もう一度原点に帰る時が来たのかもしれないですね。
おわりに
オリンピック後の秋にはプロリーグが開幕します。
プロなら結果とともに、なおさら地元に愛情を注がなければ見向きもされなくなります。
かつて男子では地元川崎を軽視したヴェルディの事例もあります…
WEリーグも子供達や地域住民が誇りに思えるような活動を心がけて収益面でもよいリーグになって欲しいと思います。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了