こんにちは! Nishi です。
代表戦シリーズということで、この期間にワールカップの予選や親善試合が行われます。
そのためJリーグは二週間ほど休みになります。
欧州でもEURO2020(欧州選手権)が来週開幕し、普段は静かなオフシーズンですが今年の夏は盛り上がりそうです^^
日本代表も、7月に開催される地元開催の東京オリンピックに向けて強化が進んでいます。
急遽実現”兄弟”対決
日本代表も例外なく、アジア予選突破または7月に開催されるオリンピックに向けた強化試合が組まれていましたが、五輪代表と対戦予定だったジャマイカ代表が、コロナ検査の陰性証明不備のため来日できず中止になってしまいました。
その穴埋めのために、A代表と対戦することになり、史上初めての”兄弟”対決が実現することになりました。
ひょんなことから急遽決まった兄弟対決ですが、A代表と五輪代表ともに好タレントを擁するチームなので、みなの注目を浴びています。
ワールカップ予選も無敗と一応(w)好調のA代表と、若手の筆頭株の久保や三苫らを揃えるチームに、A代表の主力の遠藤、酒井、吉田が加わる五輪代表と、普段ではありえない対戦を見られるのは滅多にありませんからね(^^;
しかも、もうすぐ地元開催の東京オリンピック開催も迫っているので、五輪代表チームの方が今は注目されているかな。
僕は職業柄(?)GKも見たいんで、GKの潜在能力としては五輪代表に選ばれた4人を買っているので、今夜の対戦は五輪代表チームをひいき目で見ると思いますw
正直今回呼ばれている五輪代表のGK陣の谷、大迫、沖、鈴木の4選手は、五輪後すぐにでもA代表に呼んでもいいと思っています。
それだけ能力も高いし、Jリーグの試合のパフォーマンスも悪くはない。
むしろA代表で呼ばれている選手達よりも、コンディション的にもいいと見ています。
一方で、A代表のGK陣も若い力の突き上げに負けないようにして欲しいですね。
GK陣以外でもA代表としては、遠藤、吉田、酒井が五輪代表のOA枠で抜けるので、その代役が十分に戦力として機能するかも注目しています。
今のA代表でも、主軸でもある三人をカバーしうる選手を見つけておかないと、この先のアジア最終予選やワールカップ本戦での不測の事態に備える意味でも、試すチャンスではないかと思います。
そう意味でも、橋本や植田、室屋あたりが一皮剥けてくればいいなっと思います。
あのクラブ出身者が多い日本代表
もうひとつおもしろい特徴として、現在Jリーグで圧倒的な強さを見せつけている川崎フロンターレ出身者が多いという事です。
五輪代表では、板倉、田中、三好、旗手、三苫と5人もフロンターレ出身です。
ジュニア時代も含めれば、久保もそうですね。
A代表も谷口、山根、守田が選ばれています。
そこで、あるひとつのチームに(出身者に)偏ってチーム作りしてもいいのか?っと思うかもしれませんが、現在調子のいい強いチームからメンバーを集めた方が連携面でもプラスになります。
これは以前にも紹介しましたが、結構世界的にも常識的な考え方です。
例えばドイツにしても、バイエルン・ミュンヘンの選手が中心だったり、その国の一番強いクラブから多く選出され、またチーム戦術もそのチームに近いやり方で戦います。
むしろ普段所属先がバラバラな代表チームでは、連携面など時間をかけて練習できないので、これまでの伝統のスタイルを踏襲したりします。
その手段のひとつとして、国内で今一番強いクラブにスタイルを合わせるというものがあります。
特に日本代表においては、確固たる伝統のチームスタイルがないし、森保監督自身これっといった戦術がないので、むしろ川崎フロンターレっぽく固めた方が機能しやすいかもしれないですね。
でも逆にこれは、”選手任せ”過ぎて危険とも言えます。
これまでの戦い方も、選手個人の戦術的レベルが高いので、試合に勝てたりしますが、少し相手が手強くなると手詰まりになってしまいます。
そうなると勝負所を見失い、なすすべなく敗れてしまうことにもなります。
現に自由なサッカーで選手任せにした結果、2006年では失敗しましたしね(^^;
ある程度明確なメッセージは欲しいところですが…
とりま監督の要素は置いといて、ある程度出身クラブで人選を固めるのは悪くはない手だと思います。
おわりに
ちなみにこの試合は、国際試合にはカウントされないので出場記録やゴールにはカウントされません。
日本サッカー協会では認める場合もあるけど、FIFAではきちんと定義されています(^^;
※1954年以降の全てのオリンピック関係の試合を国際Aマッチと認めないと提言している。
このへん世界基準に合わせてないのは、いかがなもんだろうと思う…(^^;
まっ、代表の出場数やゴール数としてはカウントされないけど、今足りなものを見つける機会にはなると思う。
目先の記録にこだわらず、足りないものを掴むチャンスにしてもらいたいです。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了