こんにちは! Nishi です。
先週、ワールドカップアジア二次予選のミャンマー戦が行われました。
結果は10-0の大勝で、グループリーグ1位が確定し最終予選進出が決まりました。
予選リーグの組み合わせ的に若干恵まれたともいえますが、まずは最低限の結果を残したことは評価してもいいと思います。
ただし、選手起用などちょっと采配の面などでは不安が残る感じでしたね(^_^;)
当ブログを読んで下さる読者様も、同じような感想だったと思います…
そんないろいろある問題点の中で、ちょっと風変わりな論調がありました…
左利きはチームに絶対必要?
こちらの記事では、歴代の代表チームには左利きがいるのにこのチームにはいないという批判でした。
右サイドでは右利きの選手達が縦にスイスイと進めれるのに対して、左サイドでは利き足ではない選手が務めている為、縦にスムーズに行けないから右と左でバランスが取れないというのが理由だそうです。
しかし現代サッカーでは、サイドの選手が中に切れ込んでフィニッシュに絡んだり、サイドバックが中に入ってボランチの役目を担ったりします。
サイドの選手は、縦に走ってクロスを上げれば良いという時代はとうに過ぎました。
バランスで言えば、前半の日本は縦に抜けるタイプの右の伊東と、その後ろのスペースを攻守ともにフォローする酒井がいる。
左は中に切れ込む南野がいて、中に切れ込んで出来た外のスペースを長友がオーバーラップしてそのスペースを使う。
左右で攻め方が違っていても、チーム全体を通して攻守でスペースを埋め合っており、バランスは十分取れています。
むしろ選手同士補完し合って相乗効果を生んでいます。
これは現代サッカーでは、当たり前の考え方で、サッカーを普段から見ている人ならもはや常識的な攻め方(スペースの使い方)です。
長年サッカー関連の記事を書いている割には、現代サッカーの序の口的な事も理解していないのかなぁ…
ただただ森保監督を批判(もしろこの記者は日本を批判)したいだけだと思われても仕方ない記事だと思います。
左利きは絶対必要なのか?
さてこの筆者の言い分を取り上げると、サッカーにおいて左利きは絶対必要なのか?という疑問に答えると、これは前述で軽く触れている通りノーです。
両サイドは縦に進んで欲しいと考えているのであれば、サイド=利き足がいることが望ましいけど、その選手がいなければいないなりに選手を活かすように配置するのが監督の役目です。
ですから、必ず左利きが必要とは僕は思えないのです。
いたらいたで、その左利きの選手の特性を生かしたことをすればいいだけの話です。
自分も森保監督や日本代表に関しては批判的な立場だけど、批判の矛先が違うし、この人の批判ははっきり言って的外れだと思います。
例えば森保監督に疑問符を抱いているのは、普段左サイドバックを経験していないでオーバーラップがあまり得意ではない選手にオーバーラップ要求したりだとか、この適材適所に選手を当てはめれない部分があると思う。
そこを批判するならわかるけど、「左利きがいないからダメだ!」はいくら何でもそりゃないわっと思いますね(^^;
ともかく僕は、その選手の特性を生かした采配ができるかどうかで監督の力量を感じます。
左利きがいなかったから結果を残せなかった、あのチームに勝てなかったというのは何の言い訳にもなりません。
その理屈が正解なら、試合前から左利きがいない時点で負けているじゃんって事ですよね…
選手の能力を見極め、適材適所で使える事が監督の手腕の差だと思います
おわりに
サッカーに限らず、その人なりの適材適所というものはあると思います。
何事も経験だという場合もあるけど、それは全ての事柄において適切でもないと思います。
社会に出ると、状況によってそのどちらかを取るか難しいですね(^^;
上の立場になっても下の立場でも、状況の見極めは重要ですね(^^;
サッカーと人間社会…
一見かけ離れている両者だけど、こういう共通点が多いのもまたサッカーの魅力なのかもしれませんね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました
了