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北の大地の南側から

サッカー・フットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】スーパーリーグ構想反対派がJリーグや日本サッカーを滅ぼすという意見に反論する

こんにちは! Nishi です

 

先月サッカー界を震撼させた欧州スーパーリーグ構想ですが、多くのファンや選手、関係者から猛反発に遭い、早々に白紙になりました。

 

しかし、レアル・マドリーなどまだスーパーリーグ構想を捨てておらず、一か月経った今でもこの話題が続いていますね(^^;

 

一方で、欧州の話なので日本とは無縁かなっと思っていたら、この話題を引き合いにJリーグについて語られている記事がありました。

 

欧州スーパーリーグ構想否定がJリーグを滅ぼす!? 

president.jp

日本のサッカーファンの多くも欧州スーパーリーグ構想に反対意見が多かったが、上記の記事の筆者に言わせると、反対している人の論理がJリーグや日本のプロリーグをダメにしているという主張です。 

  

記事の主張の主要部分では、

 

「ワクワクする」→「行きたい・観たい」→「集客・視聴率アップ」→「入場料・放映料アップ」→「収益アップ」→「ますます魅力的」

 

という好循環が生まれるとのことです。

 

はっきり言えば、すごく安易な発想だとしか思えない。

 

まずワクワクするのも、同じ対戦カードばかり組まれるものにワクワクよりじょじょに飽きられてくると思う。

 

また、スーパーリーグの中でも経済面や戦力的にも落ちこぼれも出てくるでしょう。

 

その落ちこぼれチームに、例えば、今回参加したチームを引き合いに出せば、力を失ったミランとユベントスとの試合を見てワクワクするでしょうか?

 

先ほどの筆者の循環式に当てはめると、

 

「ワクワクしない」→「行きたくない・観たくない」→「集客・視聴率ダウン」→「入場料・放映料ダウン」→「収益ダウン」→「魅力がダダ下がり」

 

という悪循環が生まれます。

 

スーパーリーグ構想でチームが固定化されると、下からの突き上げもないので、悪循環が生まれればなお泥沼にはまることになります。

 

話を広げると、20年前の構想では、オランダのアヤックスやイタリアのパルマの名前もありました。

 

他にもドイツのブレーメンやスペインのディポルティボもありました。

 

仮に20年前にスーパーリーグ構想が実現していたら、パルマやディポルティボなど経済的にも破産して戦力もなくなったクラブ同士の試合をいやをなしに開催することになります。

 

チームの固定化ではなく、戦力が落ちたら降格する、実力が上がったら下からの突き上げもある現行が、プロスポーツとして健全なリーグ体制だと気づかないのかなぁ…

  

それに日本に足りないのは、ワクワク感でも儲けでもなく、スポーツ文化の定着だと思う。

 

だからこそJリーグ百年構想や地域密着を掲げ、これまで地道にやってきていて、現にこの構想に乗っかり町興し的な要素で小さな街でもクラブを作ろうと盛り上がってきています。

 

鹿島や鳥栖、松本や徳島なんてその確固たるいい例だと思う。

 

旧来のプロ野球型では、この地方の小さな都市では全国的に日の目を見せるのは難しかったと思う。

 

J3やJFLでも、その野心を抱いた地方クラブがこれからもたくさん出てきているし、うちの片田舎の地域でさえ、Jクラブ入りを目指すクラブもあります。

 

地元の小さな企業や自営業者がスポンサーになって、ユニフォームに企業名を入れたりして活動しています。

  

日本のプロ野球ですら、現状の12チームでは先がないから、Jリーグみたいに地域密着型でチームも増やそうという話も出てきています。

 

昨今のパリーグの強さや盛り上がりは、その事も関係していると思う。

 

それなのにサッカーが、旧来の新規参入も難しい現行チームだけが利益を独占する旧来の野球機構のやり方を真似をしても、時代の逆をいっているのではないかと思います。

 

歴史についても誤った認識

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いろいろツッコミどころ満載なんですが、歴史の部分でも間違っています。

 

閉塞感打破のため(大きな利益のため)に、日本がアジアを飛び越えて欧州サッカー連盟に移籍した方がいいという内容もありましたので反論します。

 

イスラエルが欧州に、オーストラリアがアジアに移籍したから現実的にも可能だと主張していますが、オーストラリアにはその言い分は当てはまる部分もありますが、イスラエルに関しては完全なミスリードです。

 

イスラエルはアジアサッカー連盟に所属していましたが、1970年代から中東情勢が不安定化し、周辺諸国と政治的な意味合いで摩擦が起きていました。

 

そして中東戦争が起き、サッカーの試合も出来ない状態になりました。

 

アジアサッカー連盟もこの事態を重く受け止め、イスラエルをアジアサッカー連盟から除名しました。

 

その後、欧州→オセアニアとサッカー連盟を渡り歩き、現在の欧州サッカー連盟に落ち着いた歴史があります。

 

オーストラリアとしては、所属するサッカー連盟がオセアニア地区で名だたるライバルが不在の地域でした。

 

その為、強豪がいない予選を勝ち抜いても自動でワールカップの出場枠を与えてもらえず、他地域とのプレーオフを毎回強いられていました。

 

この現状に不満もあり、また張り合いのあるライバル不在の為レベルの低下、クラブ選手権による収益面も望めないことから、他地域への移籍を希望しアジア地域へ編入になりました。

 

オーストラリアが移籍した理由の第一は、ワールドカップの出場枠とライバル不在による競技レベル低下の懸念が大きかったので、収益面の問題は二の次だと僕は思う。

 

この事から、アジア地域外への移籍に関しては、この筆者の言い分は間違いだと僕は強く言いたい。

 

おわりに

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このニュース記事の反論も、僕と同じような意見が多かったですね(^^;

 

僕がサッカーを始めたころは、まだ野球的な思考をする人が多かったけど、コメント欄を読んでこの記事にちょっと待ったの人が多くいて、サッカー文化を理解している人が多くて安心しました。

 

しかし、記事にあるように拝金主義的と言えば、UEFAやFIFAの現在の体質も同じことが言えます。

 

そこは改善していく必要はあるとは思います。

 

しかし、改善するにしても改善しなきゃいけない部分を見誤ると意味がありません。

 

提言すること自体はいい事ですが、そこを間違えないで欲しいと思います。

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました。

 

 

 

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