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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカー】今更聞けない!?これ意外と知られていないけどサッカーのオフサイドは…

こんにちは! Nishi です。

 

先週から代表戦ウィークとして、日本だけでなく、世界中でワールドカップ予選もしくは親善試合が行われました。

 

ワールドカップの予選も昨年からのコロナ禍の影響で各地域日程がカツカツになっていますので、選手や関係者の皆さんはコンディション管理などのやりくりで頭を悩ませていると思います(^^;

 

しかしサッカーファンとしては、サッカー中継の機会が増えて嬉しく思います^^

 

しかもゴールデンタイムでのサッカー中継も近年少なくなったので、この機会にサッカーの試合をフルタイムで見て欲しいとも思います。

 

オフサイドはいらない!?

qoly.jp

先日の日本代表戦やJリーグなどのサッカー中継を見ているとやっぱりゴールシーンは興奮しますね^^

 

思わず、「おー!」とか「よっしゃー!」って声が出ちゃいますよねw

 

しかし、よっしゃー!と思ったら、副審の旗が上がってオフサイドになってノーゴールだった時のガッカリ感もまた風物詩ですね(^_^;)

 

あまりにも得点が入らない時とかって、「オフサイドなんてなきゃいいのに!」って言う人もいますねw

 

でもたしかに、頻繁にオフサイドばかり取られたりすると、そう考える気持ちもわかります。

 

冒頭の記事では、世界的な点取り屋だった元・オランダ代表のファン・バステン氏もそう考えを持っている一人のようです。

 

ファン・バステン氏の主張は、

 

 「オフサイドはいいルールではないと確信している。少なくとも、オフサイドなしでサッカーが可能であることを示したい。私はオフサイドがないほうがサッカーがより良くなると確信している。もしオフサイドラインが取り払われた場合、ディフェンスラインはより深いものになるだろう。裏のスペースを取りにくくしなければいけないからね。しかしながら、戻りすぎてしまえばシュートを許してしまうし、ゴールキーパーの視界も妨げる。それが解決策ではないことをチームは認識するだろう。一方守備の際には、オフサイドがなければ1~2名の選手を前に置いておける。ボールを奪ったら相手の方向へと送ることができる。
問題は、我々にはオフサイドというルールがあり、その判定についてどれくらいの頻度で話さなければならなくなっているかという点だ。その問題は遥かに少なくなり、チームはその悪いルールが撤廃された中で他の解決策を見出していくだろう。今と同じほどに壮観なプレーができるようにね」

 

という事です。

 

長い文章なのでまとめると、

 

①オフサイドがなくなるとゴール前に選手を配置できるのでゴールチャンスが生まれやすい。

②それを防ぐために、守備はマークにつくけど、ゴール前に貼りつくのもGKの邪魔になるから、実際そんなにゴール前に貼りつくこともない。

③また、その守備側は同じようにゴール前に1〜2名おけるので、ボールを奪ったらすぐに前線に送ればいい

 

と言っています。

 

レジェンドの提言でもあり、一見ごもっとものように感じるけど、失礼承知で言わせてもらうとこれだと“サッカー”の根本を失うことになりますので、僕は賛同しかねます(^^; 

 

サッカーのおもしろさはオフサイドのおかげ?

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僕が賛同出来ない理由としては、まずサッカーの起源に遡ります。

 

テレビの歴史番組やクイズ番組などでよく取り上げられるから、ご存知な方も多いと思いますが、元々は町同士の対抗戦のような感じで、収穫物をその町の役場に持っていった方が勝ちという祭事から始まったとされています。

 

その祭事を、近代の時代になりスポーツとして取り入れる為に、一定のフィールドと収穫物に見立てたボールを使って競技になりました。

 

その時に、相手のある陣地=ゴールにボールを入れたら勝ちもしくは得点というルールになった時に、身体をぶつけ合い怪我のリスクもあるボールの取り合いを避けて、ゴール前で待ち伏せをする人が現れました。

 

これを互いにやると、ボールを獲ったらただ単純にゴール前に投げ入れるだけの面白みのない競技になってしまいますね。

 

また英国では、紳士の国という認識の高い社会層もあり、ぶつかり合いを避けて待ち伏せするのは卑怯だという理屈もありました。

 

その為、待ち伏せは禁止にしようとしたのがオフサイドルールのきっかけです。

 

そこで、ボールより前にいてはいけないというオフサイドルールを作りました。

 

その後、手を使うとユニフォームを引っ張ったり誤って殴ってしまうから、手そのものを使えないルールにするかどうかでサッカーとラグビーで分かれました。

 

話が少しそれますが、手を使っていいかどうかより先にオフサイドができたわけです(^^; 

 

手を使えないサッカーはボールより前にいけないとなると、中々前に進めないので、サッカーでは守備の人数を基準にオフサイドを制定しました。

 

単純なロングボール戦術だけではなく、相手陣地まで進入するのに、個人でのドリブル突破や味方同士で細かくパスを繋いでいくなどいろいろ楽しむ要素ができたのも、オフサイドルールによるものと言えます。

 

この事から、サッカーも含めラグビーなどフットボールがおもしろいスポーツとして発展したのは、待ち伏せを禁止したオフサイドルールのおかげといっても過言ではありません。

  

おわりに

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”#これ意外と知られていないですけど”が、プチトレンドになっていましたが、サッカーはハンドより先にオフサイドの方がルール的には古いのです^^

 

実はオフサイドルール制定後しばらくは、手を一度だけ使っても良かった時期もありました。

 

その後ペナルティエリア内のGKのみに変わりました。

 

サッカーをはじめとしたフットボール系競技には、多少基準の違いはあるけど待ち伏せ禁止=オフサイドのルールがあるのは、それだけ多くの人に受け入れられた証拠でもあるのかなって思います。

 

自分の思い通りにならないから「このルールはおかしい!」っていう全てを否定するのではなく、そう思っても「どうしてこのルールあるのかな?」って一度冷静になってきちんと調べてみるといいかもしれませんね^^

 

そうすることで、新しいよりよいルールができるかもしれません。

 

それでは今日はこのへんで

 

ご拝読ありがとうございました

 

 

 

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