こんにちは! Nishi です。
年齢を重ねると人は丸くなると言われていますが、僕自身今まで振り返ってそうだなって思うようになりました(^^;
別に若い頃は尖っていたわけではないけど、考え方が余裕を持てるようになってきたなぁって思います。
周りに比べると、比較的落ち着いている性格だと思いますが、それでも凝り性な性分なので、こう思ったらこうという頑固な一面もありました(^^;
最近では、こういうニュースを見ると自分も改めて丸くなったなぁって感慨深くなります。
”興味がない”で片づけていいの!?
ダンスの普及も目的としたプロダンサーのリーグを開設するというニュースがありました。
この取り組みに対して、ある朝の番組のスポーツコーナーのご意見番(この名目すら怪しいけど)を務める張本氏ですが、「興味がないなぁ」と辛辣なコメントを残しました。
かたや同番組に出演していた里崎氏は、「こういう動きできるんだ!スゴイ!うちら素人はどこに注目したらいいか興味ある」っと、張本氏と逆のコメントを残しつつも張本氏をフォローするようなコメントをしました。
番組的な構成で、敢えて両極端を演出したかもしれないけど、「興味がない」っと、周りの変化に無関心で自分の世界だけで生きるのもいいと思いますが、スポーツの世界ではそれでいいのかな?って個人的には疑問に思います。
僕は里崎氏のように、「見ててよくわからないけど、どうしたらああいう動きが出来てどういう練習してるのだろうか」という興味を持って疑問に持つ方が発展すると思います。
むしろこういった好奇心は、スポーツに限らず人を育てるものだと思っています。
里崎氏のYoutubeチャンネルでは、元サッカー選手の那須さんと度々コラボしたりしていて、野球選手から見た視点で、サッカー界の不思議など独特の視点で切り込むコラボ企画がいつも面白いです。
そういう里崎氏の姿を見ているので、純粋に好奇心旺盛な人なんだなぁって思います。
その好奇心で得た知識が、自身の好きなもの=野球にどう結び付けれるか考えているんだと思います。
野球ファンからすると、ぶっ飛んだアイディアとか発言をしているかもしれないけど、より面白いものや、より進化した野球を作る為の努力なのかもしれませんね。
柔軟な考え方を身につける
こう偉そうに書いているけど、僕自身も、20歳過ぎの頃は恥ずかしながら興味がないものにはスルーするような感覚でした。
また、自分の持っている考え方や価値観に拘りをすごく持っている人間でした。
サッカーの価値観も、海外サッカーメイン思考だったので、「Jリーグはつまんねー。やっぱ海外だわー」的な感じでした(^^;
考え方を改めるきっかけは、実家のある道南に戻ってきて、こっちでミックスフットサルをやるようになってから考え方が変わりました。
ミックスフットサルでは、素人から経験者までいます。
また、他のスポーツをやっていた人もいます。
いろんな人といっしょにボールを蹴ることになるので、それぞれ感じ方が変わります。
ただ闇雲に走る人もいれば、例えばバスケット経験者は、フットサルの動きではないけど、ある程度走るポイントがそれなりに調整しながら走ったりします。
この走り方ひとつとっても違いのある人に、同じアドバイスしても効果はありません。
また、どう動いていいかわからないとか、こういう場面の時どうしたらいいのかなど、僕ら経験者は自然と流していた盲点部分を疑問に思っていることも聞いて来ます。
言い方悪いけど、経験者とそうではない人では視点が違うんだなって実感しました。
こういった事は、サッカーの指導でも注意したいですね。
「これくらいできるでしょ」、「これくらいわかって当然」と言わんばかりに話を進めていくと取り残されていく人が出てきます。
取り残された方は、徐々につまらないスポーツと感じるようになり、興味も薄れてきます。
こういった流れは、サッカー離れになる原因のひとつだと思う。
疑問を持つくらい興味を持ってくれたと素直に喜ぶと同時に、質問者の立場を踏まえた回答を導き出せるようになりたいですね。
おわりに
経験のある分、上から目線になり、「こうしろ!ああしろ!」っと言いたくなる気持ちはわかります。
しかし、自分達が着目しなかった新しい視点も尊重してあげると、新しいアイディアが生まれる可能性は広がります。
孫子の兵法では、
兵形の極みは無形に至り、水に象る
と説いています。
水のように、容器によって形を変えるのと同じように、固執した考えではなく臨機応変に柔軟に動けるのがベストという意味です。
自分が好きなサッカーが、より楽しく面白いものになるように、僕も今日のテーマに注意しつつ励んでいきたいと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了