PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気をもった者だけだ
ロベルト・バッジョ
こんにちは! Nishi です。
サッカーは失敗のスポーツだとよく言われています。
国内外問わずプロの試合を見ていても、パスミスやトラップミスも普通に見られるし、メッシやクリスティアーノ・ロナウドだってドリブルを止められたりします。
そして、試合終了のスコアを見ても、シュートは10~20本打ってもだいたいは2点か3点しか入らないものです。
他の競技に比べたら得点率も低いし、またその過程の成功率も低いです。
そんな失敗ばかりのスポーツはなぜ面白いのかなって思ったこともあります。
そんな疑問も抱きながら、ちょっとおもしろい話があったので紹介します。
何かに熱中するのも善し悪し!?
大学駅伝の監督といえば、すっかり定着した感がある青山学院大学の監督・原晋監督。
林先生の初耳学というテレビ番組に出演した際に、自身が初めて就職して社会に出た時の苦労話をしました。
長距離ランナーとして、競技に打ち込み、大学卒業したあと実業団に入って何年かランナー走ったあとに実業団を退団します。
その後営業マンとして生きていかなければならなくなった時に、走ること以外武器がなかった原監督は、営業マン時代初めの頃はとても苦労したというお話でした。
その自身の苦労から、ランナーとしてのひとつの軸だけで生活するのではなく、もうひとつの横の軸、つまり他の道も同時に考えて設計することが大切だと語りました。
青山学院大学でも、自身が経験した苦労をしないようにと、競技指導する反面、競技引退後のケアもしているとのことです。
サッカーの指導面で考えた
原監督の話をサッカーの育成で置き換えると、どのような指導ができるんだろうと考えました。
例えば、サッカーはパスやドリブルの練習をどんなにしても、試合になれば必ずミスを起こります。
試合にもなれば、相手選手が邪魔もしますし当然ですよね(^^;
そういうミスが起こりうる状況がいつも起きているのがサッカーなのです。
ひとつの失敗にとらわれ過ぎないように、「あっ、このタイミングでボール取られたんなら少しタイミングずらそうか」というポジティブに気持ちを切り替える思考を身につけて欲しいと思っています。
サッカーに限らず、そういう思考は後に社会人になったときに役に立ちます。
そういう意味では、サッカーは競技性から社会に出ていく為に必要なもの教えやすいと思います。
サッカーを通じて、社会で生き抜く力を身につけさせたいという思いも併せて僕は指導するようにしていきたいですね。
こういう考えは、他の競技でも指導者は心得て欲しいです。
僕はサッカーを長年プレイしていたので、サッカーの事しか詳しく語ることができませんが、各競技で競技性の違いもあるので「こういう事に役に立つよ」という事は競技によってはあると思います。
指導者もその競技の夢ばかり追いかけさせるのではなく、誰もが飛び込む人間社会についても意識した育成は必要だと個人的には思います。
おわりに
それこそ10代20代関係なく、スポーツで人を育てるという事と一致すると思う。
上から下に教え従わさせるより、人生の先を行っている指導者が後輩を導く考えの方が互いにとって大きく成長できるものだと思う。
時には、当時の苦労話を語るのもいいと思う。
過去に犯した恥ずかしい過ちを経て、良い方向に繋がっているのであれば、それは大きな収穫です。
その失敗を大きな糧にして、最後に大きな花を咲かせることができると僕は思っています^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了