こんにちは! Nishi です。
先日、世界中のサッカーファンの視線が注ぐ、欧州チャンピオンズリーグの試合に初めて女性の主審が担当することを紹介しました。
フラッパート氏は、これまでも多くのプロの試合を経験しており、そのジャッジも概ね好評です。
実績も十分であり、試合ではいいジャッジを期待したいと思います。
そんな審判の話ですが、僕もアマチュアリーグですが経験があります。
やってみてホント難しいと思いましたね(^^;
そんな審判の話を今日はしたいと思います。
プロの審判でも
サッカーの試合を見ていても、ファウルかどうかは何となくわかると思います。
ユニフォームを引っ張って倒したり、足を引っかけたりと見ているとルールなどに詳しくなくてもだいたいわかると思います。
それでは、そのファウルに対して、警告を出すかどうかというのはどうでしょうか?
まぁ、あまりにも危険なプレイだと判断つけやすいと思います(^^;
しかしそれだけではなく、ファウルをしたのが決定的な場面かどうかでもカードの色が変わることもあります。
このへんは、普段からサッカーを見ている人達や見ていない人達でも、見解は分かれることが多いです。
また実際に本職としている審判でも、見方によって変わってしまいます。
今回記事でも取り上げた、決定機阻止”DOGSO”について言及しています。
DOGSOとは、簡単に言えば決定的な得点機会の阻止のこと。
条件があり、
①反則した場所とゴールの距離
②守備側の人数
③プレイしている方向
④ボールをキープしたりコントロールできる状況かどうか
この4条件が満たされると得点機会の阻止=DOGSOとみなされます。
DOGSOが認められ、そのファウルの程度によってカードの色が赤になるか黄色になるかで分かれます。
ボールにチャレンジしてファウルになってしまった場合は、警告で済んだりしますが、ボールに関係なくユニフォームを引っ張ったり、抱えたりしたら退場になります。
話題になった2場面もホント微妙な違いです。
その微妙な違いを見つけて判定する主審って、ホント大変な仕事だと思います(^^;
実際やってみて審判は難しい
DOGSOの要件は覚えるのも大変かと思います。
しかし僕は、この要件が明文化されてよかったと思う。
DOGSOの要件ができる前も、こういった場面はサッカーの試合でよくありました。
それはプロの試合だけではなく、アマチュアの地方リーグでも多々ありましたね(^^;
僕が経験した試合(僕は第4審判)では、FWの選手が抜け出し、GKと一対一の場面になりました。
GKはペナルティエリア外に飛び出し、それを見たFWの選手がGKの頭上を越えるようにループシュートを打ちました。
しかし、GKの選手が抵抗しようと頭でも少しでも当てようと思い飛びましたが、勢い余って手が伸びてしまいそこにボールが当たりました。
主審(僕と同じチームメイト)は、決定機の阻止と見てレッドカードを提示しました。
僕はこの判定は正しいと思っていましたが、わざとじゃないとか厳し過ぎるなどピッチ内外から抗議があり少し揉めましたね(^^;
毎試合ごとに試合が終わったら報告書を書くのですが、このレッドカードを提示した理由を書くことになり、主審の人も上手く書けない様子でした。
僕はその状況見えていたので、わざとではないにしろ決定機の阻止は悪質とみてレッドカードを提示したとアドバイスし、それで提出しました。
審判部の人にも確認したら、その理由なら大丈夫っということで、この時はこれで丸く収まりました。
こういう経験もあったので、DOGSOの要件明文化は個人的にありがたいものだと思います。
これが選手にも浸透してくれれば、よりプレイの質は上がると今後期待しています。
おわりに
普段サッカーに携わっている人でも、こういう場面の判断は難しいですね。
少年団や社会人サッカーなどに携わっていれば、審判を頼まれることもあると思います。
中には判定にいろいろ言ってくる人もいます。
それは選手だけではなく、見に来ている保護者の方々とかもいますね(^^;
審判も一人の人間だし、またアマチュアの人達なので、きちんとこういう根拠があると説明できるようにしてくれると助かります。
あいまいなものを放っておくのではなく、きちんと結論付けておくことは大事ですね。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了