こんにちは! Nishi です。
今日は、GKのプレイに焦点を当てた企画の第22弾です。
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
リスペクトし過ぎも善し悪し
横浜FCvs柏の試合から、柏のオルンガ選手が一本のスルーパスに抜け出して、一対一のシュート場面をしっかり決めました。
GKとしては、チャンスが少ない場面ではありますが、オルンガ選手がシュートに行くまでボールが流れたので、そこを前に詰めれれば防げた可能性はありました。
おそらく判断としては、六反選手自身のスピードとオルンガ選手のスピードを比較して、分が悪いと判断して前に詰めなかったと思います。
気持ちはわかりますが、リプレイを見れば、六反選手のスピードでも前に行って先にボールに触れれると僕は思いました。
六反選手もちょっとオルンガ選手をリスペクトし過ぎたかなっと感じました。
相手選手の能力を把握して気にするのもいいけど、過度に怖れ過ぎてはダメです。
だからこれは、GKの判断ミスだと僕は思う。
なんだかんだ言って、僕も過剰に意識しすぎて似たような失敗はしますね(^^;
それだけに後になってすごく悔しい思いをします。
こういう後悔してしまう判断ミスが少ないのが優秀なGKのかなって思います。
シュートが見えていたから故の判断ミス?
札幌vs仙台の試合から、札幌菅選手の見事なカットインからのシュートですね。
仙台GK小畑選手も、ボールに触れていただけに悔いが残りましたね。
逆をつかれた感じもありますが、足元に低い弾道のシュートに対して、手で処理するか足で処理するか、またキャッチか弾くか迷った感じですね(^^;
その迷った結果、中途半端になってしまいましたね
おそらく、菅選手のシュートも利き足ではないし、距離もありスピードも反応できないほどのスピードではないのでシュートは見えていたと思います。
そのシュートが見えすぎたのも判断に迷いが生じたかもしれませんね。
似たような場面で鹿島GK沖選手のセーブの場面がありました。
G大阪宇佐美選手の、低い弾道のスピードのあるシュートにいい反応しましたね^^
シュートスピードが速かった分、考える余裕がなく自然と体が反応したのかもしれません。
それが逆に功を奏したのかもしれませんね。
目に見えたものに対して、迷いなく瞬時に的確な判断がGKに求められるものなので、その能力を極めてもらいたいものですね^^
今節のベストセーブ
今節もたくさんいいセーブがありました。
清水の大久保選手やG大阪の東口選手、鹿島の沖選手も良かったですね。
数あるナイスセーブの中で、僕は横浜FCの六反選手を選びました。
落ちてくるミドルシュートに対してしっかりセーブしましたね^^
一瞬ステップの際に、逆をつかれましたが我慢してシュートに反応し、落ちるボールに対して最後までしっかりボールを見て両手で弾いたのも高評価です。
野球でいうフォークボールのような落ちるシュートは、ボールの軌道を見誤ってしまいやすく、GKとしては処理しにくい軌道のひとつです。
これは、人間の目は横長にまぶたが開いているので、横の変化には目で追いやすいですが、縦に追いづらいということも関係しています。
ですから少しでも見誤ってしまうと、イメージした軌道とは違い、ボールが触れず思いもよらないところにヒットしてファンブルしやすくなります。
そうならない為にも、両手で処理することで面を広く使ってしっかり弾いたのはよかったと思います。
コースによっては両手で処理できないこともありますが、アマチュアの試合でも結構落ちてくる軌道のシュートを見られますので、面を広くしてクリアすることを意識しておくことが大切ですね。
おわりに
GKの善し悪しは、瞬時で正しい判断ができるかどうかで差が開いてきます。
しかしGKも人間です。
ミスは誰にでもあります。
そのミスとどう共存するかも大切になってきます。
練習で修正点をしっかり補正して、大事な試合でミスをしないようにしたいですね。
完全なる完璧な試合は無理ですが、その目標に少しでも近づけるようにゲームメイクすることは可能です。
目標に少しでも到達できるよう努力はし続けて欲しいです^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了