こんにちは! Nishi です。
先日、長年鹿島だけではなく、海外や日本代表で活躍した内田篤人選手が引退しました。
23日のラストマッチ後に引退セレモニーがあり、所々言葉が詰まる場面を見て少し泣けてきました(ノ_・。)
見ているこっちも泣けてきて、いろんな想いがよぎっているんだなって思いました。
そのセレモニー後に引退記者会見が開かれました。
その中で、興味深いコメントがあったので紹介します。
世界との差
セレモニー後の引退会見で、日本と世界とのレベルの差について記者に聞かれところ、「正直、広がっている」と答えました。
さらに続き、「チャンピオンズリーグ決勝とJリーグの試合を見ると違う競技だなというぐらい、僕の中で違いがある。歴史が違うので、ある程度の時間は必要なんじゃないかなと思う。その年の良し悪しもあるから一概には言えないけど、たぶん、差はすごいあると思います」っと答えています。
世界のトップレベルで活躍してきた人だから、余計にこのコメントが深く感じました。
何より僕も、世界との差については同じ感想を持っています。
無論、技術面や戦術面は向上しているところもありますが、世界とのレベルの差はまだまだ開きがあると思います。
内田氏もハッキリこれだとは理由はわからないと言ったけど、僕は足りないと感じた部分は大きくまとめると三つあるかなって思う。
①GKのレベル
②指導者層のレベル
③メディアを中心としたサッカーを見る側の眼
この三つが真っ先に浮かんだ世界との差です。
特に僕はGK出身なこともあって、GKのレベルの差は依然として大きいと思います。
ここ最近若手の有望株は出てきていますが、欧州トップリーグでレギュラーを張れるだけの選手がいない現実も含めてまだまだです。
GKのレベルアップは必要不可欠ですね(^-^;
選手の技術力だけではない懸念
指導者のレベルもまだ差があると思っています。
以前にも書きましたが、日本人指導者がまだまだ強豪国で活躍していないのが、目でもわかる評価かなって思います。
指導力に定評があるなら、とっくにいろんなクラブで日本人監督がいるけど現実いないですね(^-^;
まだまだ戦術的なアプローチなど、評価されていないのは悲しい現実として受け止めるしかないですね。
この下馬評を覆すためにも、サッカーの戦術的な勉強は常に行い、向上していかなければいけません。
そして勝つための戦略的思考も身につけていく必要があります。
今のトレンドを真似るだけではなく、作り出す発想も必要だと思います。
真似るとどうしても、一〜二歩遅れてしまいます。
新たな戦術を作り出して、世界を先駆ける発想もあっていいと僕は思います。
サッカーを見る眼
僕らのサッカーを見る眼も向上する必要もあると思います。
例えば、先日紹介した時間稼ぎも、リードしている場面では当たり前のプレイですが、見慣れていないと「なんで攻めないの!」っと不思議な光景に見えます。
また攻撃に比重をおけば守備が甘くなったりとか、サッカーの基本的な現象は把握して欲しいかなって思います。
本来なら、それらをきちんと発信してくれるメディアが普段から心掛けて欲しいんですがね…
ここ数十年大手メディアが進歩しないので、自身で調べたりしてサッカーの基礎知識を培うしか方法はないかなって思います(^-^;
メディアの煽りに負けずに、個人で冷静に情報の精査ができれば二年前のワールドカップでのパス回し批判なんておきないし、まだあんな普通のプレイにわぁわぁ騒いでいるようだとそれこそ世界との差は離れていくばかりだと思います。
サッカーリテラシーみたいなものが多くの人に見についてくると、見る眼も変わり、選手達に的確な批評もできるようになります。
それが日常になれば、選手達もいい緊張感が生まれ成長の後押しになると考えています。
そういう日常を目指すのも、世界との差を縮めることになるのではないかと思います。
おわりに
僕個人の考えでは、まず日本のサッカーレベルを常にベスト8に入る戦力値を維持すること。
この目標がクリアされれば、優勝を狙えるチャンスは必ず来ると思う。
それを維持するには、GKの力が必要だと感じています。
GK出身者としては、世界レベルのGKを常に輩出することを夢見ています。
そんな日が来ることを願ってこれからもサッカーに携わっていこうと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了
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