こんにちは! Nishi です。
物事には必ず始まりがあって終わりがあります。
始まりはよかったものの、途中でグダグダになって最後しまりがなく終わることもあります。
逆に始めは不安定だったけど、最後に上手く行くこともあります。
しかし、結果を求める上で考えれば、後者の終わりよければの方がいいと思います。
どちらにせよ、〆が完全じゃないとどうも腑に落ちないのは確かなことですね(^-^;
スパッと何事も完結できれば、後味残らずスッキリしますね^^
時間制限のあるサッカーでも、その”完結する”能力はとても重要です。
リードしている時のチームの決まり事
問題になったのは、8月16日に行われた鹿島戦。
神戸は2ー1で勝っていましたが、試合終盤に攻め続けられ試合終了間際に失点し引き分けに終わりました。
リードを守り切れずに勝つことが出来なかったことを、神戸のフィンク監督が苦言を呈しました。
サッカーは90分間という、制限時間があります。
その中で、得点を奪い合い、時間帯によっては攻めや守りに強弱をつける必要があります。
終盤に差しかかってきてリードしているのであれば、リスクを犯さずセイフティにプレイして時間を消費します。
この時にどう時間を消費するかもポイントです。
相手にボールを渡して徹底的に守りを固めて時間を稼ぐのもひとつだし、ボールを取られないように持ち続けて時間を稼ぐのも手段のひとつです。
しかし、一人一人意識が違えばそこから綻びがでてきますので、意識の統一もチームには必要です。
個人の意識も必要ですが、ビシッとまとめる役目の人もいるとなお効果的です。
そういった反省を、記者会見で述べた飯倉選手の言葉は深かったと思いました。
そして、サッカーにおいて”試合の終わらせ方”の重要性を改めて認識できました。
日本サッカーの苦手分野?
サッカーでよく見る光景として、試合時間が終わりに近づくと相手陣地のコーナーフラッグ付近でボールキープしたりする光景をみることが多いかと思います。
あの光景もリードしているチームが、このまま勝つための手段です。
同じボールキープでも、サッカーの場合はボールを奪われればすぐに守りに変わります。
ボールが奪われた場所が自陣ゴールが近ければ、それだけ大きな失点のリスクになりますので、できるだけ自陣ゴールから遠い場所でボールをキープし時間を消費させます。
このへんは理解はできると思います^^
”決められた時間内で得点が多い方が勝ち”という、サッカーの基本的なルールがある以上当然の戦略ですね(^-^;
簡単に言えば、リードしたまま試合が終わればいいのです。
この基本的な考えが予選の最終戦だったり、大事な試合では試合をどう終わらせるかはとても重要になってきます。
例えば、皆さん記憶に新しい2018年ロシア・ワールドカップの日本vsポーランド戦もそうでした。
0ー1と日本が負けている状況でしたが、日本とトーナメント進出を賭けて対象になっていたセネガルも負けていたので、このまま同じスコアで終われば日本は勝ち残れるので、あの物議を醸したパス回しで試合を終えました。
いろいろ言われましたが、これも決勝トーナメント進出という目的を達成するために選んだ試合を終わらせる方法としては僕は評価します。
また逆のパターンでは、ドーハの悲劇で有名な1994年アメリカ・ワールドカップのアジア最終予選日本vsイラク戦です。
2ー1でリードしていたが、時間を使うことなく中途半端に攻めにいったせいで、イラクにボールを渡してしまい反撃され、最後のコーナーキックのワンプレイを与えてしまいました。
当時試合に出場していた武田修宏氏も、「当時はボールをキープしたり時間を消費するという文化がなかった」と反省を述べています。
このように試合の終わらせ方は常に意識を持っておかなければ、大事な試合で失敗してしまうことになります。
個人的には、この意識は小学生年代から必ず教え込んでおいて欲しいと思います。
試合を行う以上は、勝ち負けにこだわりを持って欲しいというのが僕の本音です。
僕の肌感覚では、ボールと触れ合って楽しむことに意識が集中し過ぎている感じで指導現場を見ていました。
なんとなく正々堂々っとという意識もあるかもしれませんね(^-^;
でも本当に相手の事をリスペクトするのであれば、勝負に貪欲で冷徹になる必要があると思います。
それが本当の意味で相手に敬意を払うことかなって思います。
おわりに
小さい頃からの習慣付けは大切かなって思います。
途中出場した選手は、どうしても結果を残したいという気持ちがになり、前のめりになったりします。
あくまでもサッカーは、チームスポーツという意識が備われば少しは改善できるかもしれませんね。
サッカーに限らず、どのスポーツや物事でも、原点や原則というものがあります。
その主目的から外れてしまっては意味がありません。
どうしても流行に乗せられがちですが、本来の目的だけはしっかり教え込んで欲しいですね^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了