こんにちは! Nishi です。
今日は、先日水曜日に行われたJリーグの試合からGKのプレイで気になったプレイを紹介します^^
主に、GKのワンシーンに対して良かった・悪かったと個人的な視点で分析しているので、その前後にあった他のディフェンスのミスは考慮しておりません。
あくまでも、GKの技術で防げたであろうプレイに焦点を当てていますので、予めご了承下さい。
絶妙のタイミングの飛び出し
札幌vs大分の試合から札幌GK菅野選手のプレイから。
ボールの競り合いに負け、速攻を食らう大ピンチの場面でしたが、見事に一対一のシュートを前に飛び出して防ぎました。
見た感じだと、敵と味方の人数を計算に入れてから飛び出すと判断したと思います。
あの場面はシュートを打つ側としたら、距離もありシュートスペースがたくさんある場面でした。
その為、待ち構えているとシュートの選択肢が増えるので守備側は不利になります。
菅野選手の飛び出してシュートコースを狭めた判断はナイスジャッジだったと思います^^
また、シュートブロックも後ろから前に勢いをつける形でブロックしにいっているので、ボールも後ろに流れずに前に弾き飛んでいきました。
この基本を守ったブロック技術もナイスプレイでした。
ハイボールの処理での明暗
ハイボールの処理で二つ同時に取り上げてみます。
まずは広島vs東京の試合の東京GK波多野選手のハイボールの処理ですが、後ろに逸らしてしまい一瞬ヒヤッとしました。
落下点を見誤ったせいで、無理にボールを触ろうとして身体全体が後ろに流れてしまい、ファンブルしたボールも身体が流れた方向にこぼれてしまいました。
失点にはなりませんでしたが、やってはいけないミスのひとつです。
波多野選手は、最近デビューした若手GKということもあり注目して見ていましたが、個人的にはシュートに対する構え方も少し気になりなっていました(^-^;。
背が高いことはいいですが、がに股になっているので足が長い分小回りが利かず、股下など簡単に狙われてしまいます。
もう少し膝を内側に入れて、背骨を中心にする中心軸と両肩と両足の二つの軸を使う二軸が使える構え方がいいですね。
膝を中に入れるだけでも股下の空間を消せるので股下を狙いにくくできます。
所属のFC東京はこれまで土肥選手や権田選手、林選手など多くの優秀なGKが所属して活躍している土壌があるので、フォーム作りも徹底的に改善してくれると思います。
ポテンシャルは高い選手なので今後も期待してます^^
また、ハイボールの処理では同世代のライバル、湘南の谷選手もハイボールは課題かな(^-^;
予想以上にボールが曲がってきたのもありますが、後ろに身体が流れてしまいましたね。
また、若干パワー負けもしてるかな(^-^;
まだ筋力もしっかりついてない年齢なので、パワー負けするのはある意味で仕方ないのはあります。
しかし、こちらは無理にキャッチにこだわらず、ティフレクティングでしっかりボールを外に弾きました。
この冷静な判断はよかったです。
二人ともまだまだ伸びる年齢なので、試合で多くの経験を積んで飛躍して欲しいですね^^
セルフジャッジはNG
今節大きな話題になってしまった、横浜FCvs鹿島からあの例の場面です。
ハンドかどうか意見が分かれる場面ですが、GKもいっしょになって「ハンド!」と叫んでプレイを一瞬止めるのはいただけないかな(^-^;
たとえそう思っても、最低限最後の砦であるGKはプレイを止めてはいけません。
一瞬プレイを止めてしまったことで、ボールをキャッチしにいくタイミングが遅れてしまい、ボールを確保することが出来ずに失点してしまいました。
ハンドがあったかどうかより、セルフジャッジをしてしまったことはダメですね。
ハンドにしろ他の反則にしろ判定するのは審判です。
審判の笛がない限りプレイをやめないのは基本です。
オフサイドの際どい場面でもアピールしながらプレイするのはまだいいですが、完全に動きを止めてしまうのは支持しません。
ましてや最後の砦がそんな甘い考えを持っているなんて言語道断です。
他のフィールド選手は熱くなっても、GKだけは冷静になっていなければいけません。
人間ですから、周りの雰囲気に流されることはあるかと思いますが、そこは敢えて逆を貫く精神力がGKには必要なので、改めて難しさは感じます(^-^;
GKのセルフジャッジだけはやめましょう。
おわりに
今回は若干辛口が多かったかもですね(^-^;
でもそれだけ期待をしているってことですw
まだまだ世界的には、日本人GKの評価は高くありません。
メディアでは殊更体格面を強調しますが、僕は判断力も含めた基礎技術の差だと思っています。
場面ごとでも、判断の違いやスピードがやはり海外のトップ選手よりかは劣っているかなって感じています。
その欠点を克服するためにも、日々の練習や試合の経験を正しく分析して、成長の糧にして欲しいと思います。
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了