こんにちは! Nishi です。
コロナ禍の影響で、大型イベントなどが中止されていましたが、落ち着きを見せ始めてたここ最近は、再開するイベントも出てきました。
スポーツの世界でも、先日プロ野球がひとまず先に開幕をしました。
停滞ムードだったここ最近の話題にしては、明るいニュースだと思います^^
サッカーも今週末には、J2・J3それぞれのカテゴリーでは試合が再開します。
感染防止対策をしっかり行い、安全に開催してもらいたいですね^^
さて、Jリーグの再開も近くなりましたので、サッカーの歴史小話をひとつしようかなっと思いました^^
今日は、にわかファンでもわかるイエローカード・レッドカードについて話を進めたいと思います。
カードの誕生
イエローカードは警告、レッドカードは退場・・・
サッカーに詳しくない人でも、これはわかるよ!という人も多いはずです(^^;
”ゴミのポイ捨てはイエローカード!”とか、最早日常生活の上でも比喩として広く使われるようになりましたね^^
実はこのイエローカード&レッドカードは、導入されたのは今からおよそ50年前1968年のメキシコシティオリンピックからでした。
それまでサッカーの基本ルールができてからは、警告や退場といった概念はあったものの、カードの提示というルールはありませんでした。
事の発端は、その2年前のイングランド・ワールドカップで、ある試合で審判が二人の選手に警告を出したがそれがベンチの監督などに伝わっていなく、後で問題になってしまいました。
世界中からいろんな言語を使う選手が集まるワールドカップなので、対戦チームによっては母国語も違うし、また審判自身も話す言葉が違う事も多くあり、直接選手にも伝わらないこともありました。
ましてや試合中、大勢の観衆で埋まる試合中では審判の声なども場所によっては聞こえないこともあります。
皆ある程度の興奮状態の中で、そのやり取りが行われますので、何が起きたのか試合に出場している選手にも監督・コーチ、観客にも伝わりにくいものでした。
このような事態を改善させるいい方法はないかと考えていたある審判は、帰り道にタクシーを乗っている時に信号機の色を見てあることを思いつきました。
「そうだ!信号機の色は世界共通だから色のついたカードを見せればわかりやすい」
これをFIFAの審判委員会に提案して、2年後のオリンピックで採用されました。
ちなみに世界で初めてイエローカードを受けた選手は、イスラエルのズビ・ローゼン選手で、レッドカードはガーナのアトゥクアイェフィオ選手です。
別に覚えてもらう必要はありませんが・・・w
他の競技でも採用
サッカー以外の競技においては、カードの意味合いが変わるものもあります。
例えばラグビーの場合は、イエローカードを受けると10分間の一時退場を命じられます。(シンビン)
また、グリーンやブルーなど競技によっては様々な色を使う競技もあります。
退場を意味するレッドカードはどの競技でも共通のようですね(^^;
この警告・退場をカードの色で提示する仕組みは、サッカー以外のスポーツにも採用されることになったので、ある意味世紀の大発明に近いものがありますね^^
サッカーの話に戻すと、今やこのイエローカードの枚数もフェアプレイの有無の基準にもなり、順位を決める時にも採用される重要な要素にもなりました。
前回のワールドカップでも、日本代表がこのルールの恩恵を受け、決勝トーナメントに進出しました。
近年悪質なファウルも問題になっていたので、ラフプレイをすることでチームにマイナス要素をもたらすことを明確にしたこのフェアプレイルールは、僕は賛成です。
逆に長期間に及ぶリーグ戦なら、もう少し厳しくてもいいのではと思うくらいです(^^;
カードの発明により、それが選手や監督・コーチ現場の人間以外の僕ら観客側もわかりやすくなったのは、サッカーというエンターテインメントの発展に大きな貢献をしたと思います。
おわりに
一目でわかりやすいこのカードシステムは、その後スポーツに限らず、あらゆる分野の共通認識としてカードシステムは使われるようになりました。
カードを提示する発想が生まれたきっかけは、周りにわかりやすく伝える為の手段のためでした。
実はこの”わかりやすく伝える”というのは、審判講習で上の級を取得する時にみっちり指導されます。
オーバーにとまではいかないが、ジャッジに対する意思表示は明確に行えと指導されます(^^;
日常生活でも、なかなか自身が伝えたいことが他人に伝わらないという悩みはみんな多少なりともあると思います。
この事例を見習うとしたら、意思表示ははっきりとわかりやすくといったことでしょうか。
伝わらないのは誰かのせい人のせいにする前に、まずは自身の行動を工夫してみるのも問題の解決になるかもしれないですね(^^;
それが信号機を見て思いついたように、何かのきっかけで新しいアイディアが生まれるかもしれません^^
普段何気ないことでも、何か生まれるチャンスが目の前にあると思って毎日を大切に過ごしていきたいですね^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了
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