こんにちは! Nishi です。
先日、10年前に流行った”岡ちゃんごめんね”っとタイトルをつけた記事が、反響が大きくて驚きました(^^;
やっぱり、たくさんの人に読んでもらえるのは、モチベーションになるので素直に嬉しく思います^^
これからも頑張ってブログの更新を続けていきたいと思います。
さて、その記事の内容で、日本代表が下馬評をひっくり返した岡田元監督の決断を引き合いにしました。
大会前に、引いて守る戦略に変えたことが功を奏したと紹介しましたが、サッカー中継など観ているとよく聞くフレーズかと思います。
引いて守るに対して、前から積極的にプレスをかけて守るというのがあります。
これからJリーグも再開するので、おさらいという意味でも、この二つの守り方について進めたいと思います。
ハイプレス型とリトリート型
サッカーにも戦術の流行があると、これまでも述べてきました。
今流行りは、クロップ監督がリバプールでやっているゲーゲンプレスのように前線から積極的にプレッシャーをかけてボールをとる、”攻めの守り”が流行りだと思います。
専門的な言葉を使えば、ハイプレス型です。
メリットは、相手側ゴールに近い場所でボールを奪えるので、ゴールまでの距離が短いので得点に繋がりやすいというのがあります。
しかし、前にプレッシャーをかけるため、前に人が動くので後ろの大きなスペースに縦パスを簡単に入れられたりすると逆にピンチになったりします。
また、そうさせないためにもチーム全体の連動が不可欠なので、戦術の熟練度と選手の体力が必要になってきます。
一方で、引いた守り方はリトリート型と呼ばれています。
相手がボールを保持したら、さっきの逆で、自陣に引いてまず守りを固めてから相手の攻撃に備えるスタイルです。
簡単に言えば、人海戦術で固めるようなものです。
引いた守りのデメリットは、自陣に人数をかけるので、逆にゴールまでの距離が遠いので得点に繋がりにくいというデメリットがあります。
以前にサッカーを比喩した表現で、”サッカーは寸足らずの毛布のようなもので、頭に毛布をかければ足元が寒くなるし、足元にかければ頭が寒くなる”とはまさしくこの通りだと思います(^^;
それぞれの守り方のメリットとデメリットがあるので、時代の流行があるけど、どちらかが絶対的に正しいというものはないというのは覚えてもらいたいです。
引いた守り方も悪くない
現在では、ハイプレス型が主流になってきているなぁと個人的には思います(^^;
日本国内でも、育成年代から実践しているところもあります。
しかし、前述しましたが、チームの戦術練度が重要になってくるので、例えば田舎のチームで選手もなかなか揃えられないとなれば、ハイプレスも難しいことがあります。
引いた守りも、人数かければ結構守りやすい利点があるので、プロの試合でも財政面に余力がないクラブや戦力が乏しいクラブが普通に使っている戦術でもあります。
現にハイプレス型に移行しかかってきた2004年のEURO2004で、ギリシャが引いた守りで欧州チャンピオンになったこともあります。
2004年当時面白くないサッカーっと優勝しても批判されたが、当のギリシャとしては勝つため、生き残るために使った手段です。
ルール違反しているわけではないので、ギリシャを優勝に相応しくないと責めるのは筋違いだと思います。
むしろ、自分たちの弱点と長所を分析し、ギリシャなりに引いた守りのサッカーを徹底して結果を出したギリシャを褒めるべきだと思います。
おわりに
何でも流行している戦術が正しいという訳ではありません。
使い方を叩き込めば、いくら”古い”と言われている戦術でも効果は抜群に発揮されます。
カウンターアタックも、サッカーが始まったころから今現在でも有効な得点手段として使われています。
ついつい何でも流行にばかり目がいくのが、日本サッカーの問題かなっと個人的に思ったりもしています(^^;
ただ、日本人の体格的なことや民族性を考えると、ハイプレス型を基本に育成を考えるのがいいと個人的には思います。
例えば日本人の体格に似ているメキシコは、欧米諸国に比べると体格的に恵まれなくても、一定の結果を残しているのをみるとそう思います。
ただし、そればかり追いかけるのではなく、クラブごとに引き守りを極めるクラブがあってもいいと思う。
育成年代でも引いた守り、攻めの守りの体験も必要だと思うし、引いた守りの相手にどう崩すかとか育成年代から考える力を養えることができます。
自分たちのサッカーが通用しない時、それを捨てて違う突破口をみつける勉強にもなります。
サッカーだけではなく、何事でも経験というのは早い段階でいろいろ積んでおくのがいいのかなっと思います^^
それでは今日はこのへんで
ご拝読ありがとうございました。
了
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