こんにちは! Nishi です。
先日、当ブログの読者登録数も200人を超えました^^
本当に、皆さまありがとうございます!
そしていつもたくさんのコメントありがとうございます^^
基本サッカーに特化しているブログなので、1日数人か数十人しかアクセスしてくれないだろうと思っていたブログは、今や普通に100アクセスは超えるようになりました^^
なんだかんだ言って、結構たくさんの人がサッカーに興味があるんだなと思い、当ブログを開設してよかったとつくづく思います。
サッカーの技術的なことや、歴史、雑学など交えた話をこれからもたくさん紹介していきますのでこれからもよろしくお願いします。
その中でも、僕自身少年サッカーの指導にも携わったりしたこともあり、子供への育成や指導方法について述べる事も多々あります。
結構僕のブログを読んでくれる人に、今子育て中の方も多くて育成の事を取り上げた記事は好評をもらっています^^
素直に嬉しいですw
最近では下記の記事でたくさんの声をいただきました⇓
要約すると、クラブチームを増やしたいという内容なのですが、この記事で少し触れた一文に何人か興味を抱いてくれました。
それは、部活動廃止についてです。
そこで今回は、部活動廃止論について僕なりの考えをまとめてみました。
部活動廃止を主張する理由
僕の学校の部活動廃止論は、サッカーや野球などの運動系以外のいわゆる文化系の部活動も含めて撤廃という考えです。
その代わり、各市町村ならびに地域ごとに部活動の代わりになる総合クラブチームを設けるというものです。
例えば吹奏楽をやりたいという生徒は、その地域の〇〇中学あるいは高校に通い、授業が終われば〇〇地区のクラブに行きそのクラブの吹奏楽部で吹奏楽を楽しむという構造です^^
イメージがついたでしょうか?
大ざっぱに言うと、学校はあくまでも勉強するところ、クラブは趣味や特技を向上させるところという感覚です。
このように明確に分ける事で、昨今世間を賑わせている学校教育や部活動の問題を解決する糸口になるのではっと思っています。
その為、部活動の教育現場との直接的な切り離しは必要だと考えています。
部活動廃止によるメリット
そこで、部活動廃止によるメリットをざっと思いつくだけ並べてみました^^
①教師の負担を減らす
必ずと言ってもいいくらい、教育関係の問題で上がるのはこの教師の負担問題が上がります。
授業の他に、テストの採点や作成、書類作成に加え部活動の顧問にもなると休日や夏・冬休みも休める日がありません。
また、PTAなど保護者との付き合いもあります。
こんな過酷な状況で働き、身体を壊して離職するケースが増えています。
また、顧問によってその競技に知識がなく、的外れな指導をしてしまうデメリットも解消されます。
そういった教師の負担を軽減する為にも、教師は教鞭に集中して、部活動はその道に精通している指導者の元で行うような仕組みを作れれば、教師から部活動の負担はなくすことができると思います。
②選手の移籍がしやすくなる
学校主導になると、生徒としても顧問の指導法に合わなかったり、また生徒同士と合わないこともあります。
現行でもそういった理由で、転校して他校の部活動へ行くケースもありますが、わざわざ転校しなければいけない面倒くささがあります。
また、転校すると数か月試合に出れないという大会規定を設けている場合もあり、そうなるとせっかく伸びる時期に試合に出られないという弊害が生まれます。
多くは転校するより、その部活動が嫌になり辞めるケースが多いと思います。
それは悲しいことだと思います。
そういったケースをなくすためにもクラブチームを設置して、自分に合うクラブを選択できる余地を与えて、せっかくの才能を埋もれさせないようにする仕組みは必要だと思います。
選択できるようになれば、通っている学校は変えずともクラブ間の移籍だけで済みます。
そして指導者の質が悪いところは淘汰されるし、クラブ間の競争になりおのずと指導力の技術向上にも繋がります。
③卒業による引退がない
小学校、中学校、高校となると必ずあるイベントが”卒業”です。
だいたい卒業する前に、その競技を引退するケースが多くあると思います。
学校と切り離すことによって、クラブに所属していれば所属先を変える必要もなくなり、進学に伴いチーム変更による戸惑いもなくすことができます。
場合によっては、進学した時に上級生がいるため試合に出られなくなるケースもあります。
そういった時間的なロスを減らすことによって、才能をムダにすることがなくなります。
その競技の発展のために、こういったロス時間を極力なくしていった方がいいと思います。
部活動廃止によるデメリット
次は逆に考えられるデメリットを考えてみました。
①教育の概念が失われる
学校主導の良さは、教育の概念でその競技を教えることで人間として人格形成の場になるという考えがあると思います。
学校主導から切り離すと、クラブ間の過度な競争原理が生まれ、選手の使い捨てなども生まれる可能性はあります。
現に欧州などでは、その行為が国を飛び越えて行われ、ビッククラブによる青田買いは大問題になりました。
挫折する選手へのフォロー体制がないまま進めると、こういった事例が発生し失敗する恐れがあります。
各競技のガイドライン体制をしっかり整える必要があるので、一斉に学校から部活動を切り離すと逆効果になる可能性はあります。
②長年定着している日本の教育制度の壁
日本では明治新政府以来、学校の教育制度が大きく変わったのは戦後の学制改革くらいしかありません。
学校の部活動に関して言えば、戦前から学校主導で行っているので一度も変わっていないと言ってもいいと思います。
その為、部活動廃止論は、日本で良くも悪くも定着してしまっている教育制度を根本的に変えることになるので、その認識を変えなければいけません。
古くからの認識である、学校=部活動ありという認識を変える壁はとてつもなく高いということになります(^^;
そういった改革を断行できるかどうかの決断力が必要になります。
おわりに
サッカーでは、比較的クラブチームが浸透して来ていますが、他の競技ではどうなのかなって思うのが正直なところです。
もしかしたら進んでいる競技もあるかもしれません(^^;
文化系になると、「地域の楽団に入っているよ」っていう人もいるかもしれませんね・・・(^^;
そのへんの足並みもはっきりわからないので、政治レベルでも考える必要があると思います。
あくまでも一般庶民の愚考ですが、スポーツ教育のあり方として僕なりの壮大な考えです。
完璧な実現は難しいかもしれませんが、理想は追い求めていきたいと考えています^^
それでは今日は長くなりましたがこのへんで^^
ご拝読ありがとうございました。
了
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