こんにちは! Nishi です。
国内も海外もサッカーの試合は中断しているので、試合の考察や移籍に関しての話題が少ないのは致し方ないことです(^^;
この際だから、ルールや雑学などサッカーの細かい部分にピックアップして記事を書いています^^
ここ数日は、今まで見なかった角度で見ればサッカーも楽しく見れると思い、今更かもしれないけどポジションについてお話してきました。
今日はボランチを取り上げてみます。
ボランチと聞いたら、攻撃も守備も出来なければいけないっというイメージがあるかと思いますが、そうとは限りません。
だいたいは2~3人で中盤センターを結成するので、苦手な分野をカバーし合えばいいので、ボランチだから全部出来なければいけないということはありません。
ですから、ボランチといってもいろんなタイプがあります^^
そのタイプをご紹介します。
司令塔タイプ
俗にレジスタ(演出家)と呼ばれるタイプです。
このタイプは、長短のパスを織り交ぜてゲームメイクする役割です。
皆さんが一番イメージしやすい”ボランチ”像だと思います。
守備の役割としては、空いているスペースを埋めるのが主な役割です。
代表的な司令塔タイプの日本人選手で言えば、柴崎や遠藤、中村憲剛が代表格かと思います。
世界的名手では、ヴェラッティやデ・ヨング、引退した選手ではピルロやシャビ、そのタイプですね。
守備的MFタイプ
俗にインテルディトーレ(阻止する人)と呼ばれるタイプです。
その名の通り、主に守備を担当します。
身体を張って相手選手からボールを奪い、時にはDFラインと協力しながら守備ブロックを形成します。
相手のキーマンにべったりついて”潰す”役目の人も多いです(^^;
攻撃の役割は、奪ったボールを確実に前線に渡すパス精度が求められます。
このタイプの日本人選手は、今野や山口、引退した戸田、海外では、ブスケッツやカンテ、引退選手ではマケレレが上げられます。
汗かきタイプ
俗にクルソーレ(飛脚)と呼ばれるタイプです。
主な役割は攻撃も守備もスペースを埋め、走り回って”ボール狩り”を行います。
ボールを奪うため激しいプレイをしたり、またいろんな場面で顔を出したりと、走り回るタイプです。
ハイプレス・ショートカウンターが昨今当たり前になってきていますので、比較的このタイプの需要が多いと思います。
このタイプの日本人選手は、長谷部や引退した鈴木啓太、海外ではビダルやケイタ、引退選手ではガットゥーゾやダービッツがこのタイプです。
攻撃的MFタイプ
俗にインクルソーレ(襲撃者)と呼ばれるタイプです。
主にFWが作ったスペースに走りこんでフィニッシュに絡んだり、ペナルティエリア外から強烈なシュートを放ったりと、攻撃面での役割が大きいです。
その為、結構目立ちます^^
守備面でもスペース埋めたり、相手にプレッシャーをかけたりと走る事が多いのも特徴です。
このタイプの選手は、井手口や稲本、海外ではモドリッチやポグバ、引退選手ではジェラードやランパードがこのタイプですね。
万能タイプ
俗にウニベルサーレ(万能)と呼ばれるタイプです。
名前の通り何でも出来ちゃう選手です^^
正直こんな超人的な選手は世界的にも希少です。
昔なら、元フランス代表のヴィエラがこのタイプです。
現役選手ではポグバがこのタイプに近いですけど、僕の印象だと攻撃意識の高さからインクルソーレタイプですね・・・(^^;
おわりに
ひと言でボランチと言っても、攻撃メインだったり守備メインだったりそれぞれタイプが違います。
ですから正直、僕個人的にはポジションとしてボランチと呼ぶには抵抗があります(^^;
ボランチ(操作するハンドル)の意味合いだと、一人で全部やらなきゃいけないイメージがあるので・・・
まぁ便宜上ボランチという言葉を使いますが、個人的にはセンターハーフがしっくり来ますw
日本での認識では、技術的に上手い人がなんとなくここのポジションをプレイする傾向がありますが、一人一人の長所を活かすことができれば必ずしもそういうパーフェクトな人が努めなくてもいいと思っています。
大事なのは、プレイスタイルの相性であり補完性だと思っています。
人それぞれの特徴を見極めて短所を埋め長所を伸ばし、ピッチに立つ人が存分に活躍できる環境を作るのも、指導者などチームを運営する人の役割かと思います。
プレイヤーも、それを支援する人もサッカーの予備知識が深まれば、きっと強いチームが出来ると思います^^
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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