こんにちは! Nishi です。
先日は女子サッカーをはじめ、日本サッカーのゲームメイクとゲームプランについて触れました。
ボールを扱うテクニックは上昇してきましたが、まだ試合の組み立ての部分だったり、進め方に関しては、上を目指すとしたら足りないなぁっと実感しています。
それを含めて、チームコンセプトがしっかり共有出来ているのかも、男女ともに見ていて疑問に思う事があります。
コンセプトとは、基本的な観点や概念の事です。
その概念があって、計画を立て、実行するという流れが出来上がります。
コンセプトは、サッカーだけではなく、他の競技にも通じる事だし、社会生活でも必要な要素かと僕は思う。
その一番最初の概念部分を、日本代表男女ともに曖昧に、もしくは見失っているのではないかと思っています。
特に最近の試合結果を見ていてそう思います。
プランを複数用意しておく
チームコンセプトをしっかり持っていても、進めていく過程で意外な障害に直面したり、予測していなかった事象に出くわしたりします。
そういったトラブルが発生した時に、どう対処するかも指揮官や運営側は考慮が必要になります。
試合中で守備のバランスが悪くなったと思ったら、選手の交代をして試合を立て直していきます。
試合ではなく、長いリーグ戦を戦うのであれば、その欠点を補う選手を補強するのも一つの手です。
補強に余裕がなければ、既存のメンバーで補填しなければいけない。
補填するにも、チームで共有している指針がわからなければズレが生じてしまい、結果的に悪循環になってしまいます。
こうした事が起きないようにする為にも、何かを物事を進める際には、初めにチームコンセプトを確立しておくべきと考えています。
素早い攻撃を心がけるというコンセプトなら、やり方としては、早いパス回しで前線に繋ぐ方法もあるし、引いて相手ディフェンスが手薄になったところを大きくボールを放って数人で速攻をしかけるのも素早い攻撃になります。
手段は違うだけで目標は同じことです。
さらに言えば、ひとつのプランが相手に研究し尽くされ、全く機能しなくなれば別なプランで試みるといった具合に、状況に合わせた戦い方ができる癖を育成年代から覚えていってもらいたいとも思う。
代表戦を見ていると、常にワンパターンに見えるのは、コンセプトがしっかり浸透していない故に、プランがたくさん作れず結果手詰まりになっていることだと思う。
まとめと総括
こういう戦略的要素は、選手より監督やコーチ、またはクラブを運営する側がしっかり考えて欲しい部分だと思っています。
・ただ闇雲に走ったことを賞賛するのはやめましょう。
・出しどころに困って、策もなくボールをぐるぐる回してるのに、ボールを支配していると賞賛するのはやめましょう。
・ディフェンスを崩せず、ただテキトーに打つしかないシュートばかり打たされているのに、シュートの数が多いと賞賛するのはやめましょう。
伝える側も、意味のあるプレイだったのかきちんと解説して伝えて欲しい。
ただ煽るだけの事をしても、日本のサッカーの為にはならないと思います。
また、その無意味な煽りに簡単に乗らないように、僕ら観戦側も注意しなければいけないですね。
観戦側も、何を意図しているのか見極める力を養って、正しい批評ができるようになれば未来は明るいと思います。
選手達を鼓舞する意味でも、厳しく的確な批評は必要だと考えています。
日本のサッカーが、またひとつ上のレベルで戦える日が来るのを楽しみにしています。
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
⇓参加しています。ポチっとしてくれると励みになります。
この記事良かった!と思ったらスターやブックマーク押してくれると尚嬉しいです^^