こんにちは! Nishi です。
先日は、オリンピックで開催されるサッカーの話しをしました。
若手のサッカー選手にとっては立身出世のチャンスの場であり、またクラブにとっては所属選手の最高の見世物市でもあり、金の卵発掘の場でもあります。
そんな特性があるオリンピックのサッカーですが、スポーツファンの方、またそうでない方も疑問を感じてる事があると思います^^
それは、
なぜ、オリンピックのサッカーに23歳以下という年齢制限があるの?
ということ。
まぁ、オーバーエイジという23歳以上の選手を3人まで登録できますが、基本23歳以下までの出場と決められています。
昨今、オリンピック開催の過度な商業化や国威を示す催しだったり、日本でも少しざわつきましたが、オリンピック誘致の際の金銭授受の疑惑だったり莫大なお金に関わるニュースがたくさんありますね^^;
最早、大きなお金が絡む一大事業です。
もちろん関係者にとっては、お金がたくさん入れば入るほど、旨味のある話です^^;
少し汚い話ですけどね・・・
それなら、年齢制限を外して全年代を対象にすればIOC(オリンピック理事会)はもっとお金を儲けること出来ると思うのに、なぜそれをやらないの?っという疑問が出てくると思います。
いっその事、FIFAワールドカップっといっしょにしてしまえって思う人もいるはずです。
しかしそこには、IOCとFIFAの間にある深い軋轢があることはご存知ですか?w
少し歴史を紹介しますね^^
元々オリンピックとワールドカップでは、開催の歴史はオリンピックの方が古いです。
オリンピックは1896年アテネオリンピックが最初で、ワールドカップは1930年ウルグアイ大会が最初です。
オリンピックでのサッカー競技開催は1900年のパリ大会からですが、それでもオリンピックの方が歴史は古いです。
サッカー以外の他の競技は世界一の称号というと、なんとなくオリンピックの金メダルですよね^^
世界中のマスコミも、やっぱりメダルの獲得者にスポットをあてます。
しかしサッカーではそうではありません。
ワールドカップを重視されます。
これは元々、オリンピックに競技規則で”アマチュアイズム”が提言されていたからです。
できるだけスポーツの純真性を保つ為の措置でもあります。
しかしFIFA側は、真の世界一を決めるにはプロ・アマ関係ない大会でなければいけないと提言していました。
それでもIOCは、頑なにプロの参加は認めない方針をとりました。
その溝がIOCとFIFAで埋めきれず 、FIFAが独自の世界大会を開催する運びになりました。
これはよく聞かれるエピソードですね^^
ワールドカップも開催当初は、参加国も13ヶ国と少なく、また当時はまだ飛行機で移動する事が難しい時代でしたので、移動の費用がかかるということで辞退するケースもありなかなかスムーズにはいかなかったです^^;
そして時代は流れ、移動手段の他にテレビの普及などでお茶の間にもスポーツを観る機会が増えてきます。
世界中に浸透していたサッカーは、ワールドカップの放映権などで徐々に収益を上がっていきます。
同時にオリンピックも、当初のアマチュアイズムとは裏腹に、商業化の波は押し寄せその意義も失いつつありました。
そしてついには、IOCもプロの参加を認めるようになりました。
バスケットボールの、NBAスター選手を集めたアメリカのドリームチームがいい例ですね^^
サッカーも、もちろん解禁しようと目論んだんですが、もうすでに世界的権威はワールドカップになっていました。
今度は当初とは逆に、FIFA側がプロの派遣に難色を示します^^;
クラブチームも、所属選手のケガが怖くて派遣したくないという意見も強くありました。
その妥協案として、年齢を23歳以下+オーバーエイジという枠組みで開催される方式になりました。
IOCとFIFA両者のプライドのぶつかり合いの歴史があるんですね^^
現在は、オリンピックにサッカーなくてもいいのでは?っとFIFAの理事会でも少し話題になるそうです^^;
若い世代の大会は、FIFAでもU-20とかユースの大会もあるから、オリンピックはあまり意味がないという意見です。
この先、オリンピックのサッカーの立ち位置はどうなるのか・・・注目していきたいと思います^^
それでは今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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