こんにちは! Nishi です。
毎年元日に行われるお正月の風物詩天皇杯も、ヴィッセル神戸の初優勝で幕を閉じました。
ヴィッセル神戸の関係者及び、サポーターの皆さんおめでとうございます!
敗れた鹿島は何だか動きが重く、本来の力が発揮できていないように見えました^^;
対する神戸は、プレスのかけ方やスペースを作る動きなど一貫しておりチームとして機能していました。
クラブ史上初のタイトル獲得と、元スペイン代表ビジャの引退に花を添えるという野心が勝ったのかもしれませんね^^;
これで来季は、アジアチャンピオンズリーグ出場権を得ました。
アジアの舞台で、イニエスタやフェルマーレンなど世界的なビッグネームが戦うとなると、日本だけではなくアジアサッカー界としても大きく盛り上がるでしょう。
こちらも目が離せなくなりましたね^^
ところで神戸は、クラブ創設以来の初のタイトル獲得という悲願を手にしました。
実は神戸は日本サッカー発祥の地のひとつでもあります。
幕末の制限貿易(いわゆる鎖国)体制を辞め、開国した際に開港した港のひとつが神戸でした。
開港した影響で、サッカー発祥の地イギリスから伝来するのも早く、これが神戸のサッカーの歴史の始まりでもありました。
ちなみにこの時に開港した街で横浜もあり、この横浜も日本サッカー発祥の地とされています。
そんな日本サッカーの歴史に名を刻む神戸。
神戸は日本にサッカーが広まるきっかけを作ります。
以前に日本のサッカーは、師範学校から全国に伝わっていったという記事をあげましたが、ここ神戸も御影師範学校というものがあり、その学校から一気に近畿地方に広まるきっかけになりました。
この御影師範学校のOBなどのチームの御影蹴球団が、第一回天皇杯の準優勝チームでもあります^^
そんなサッカーの伝統がある神戸市。
学生サッカーでは、日本代表の岡崎慎二を輩出した滝川二高など強豪校はあるものの、プロのクラブチームがありませんでした。
そこで神戸にもJクラブを作ろうということで、隣の県の岡山県倉敷市を本拠地としていた川崎製鉄水島サッカー部を誘致し、そのサッカー部を母体にヴィッセル神戸が誕生しました^^
蛇足ですが、その川崎製鉄水島サッカー部があった岡山県は、そのサッカー部のOBや二軍選手で構成されていたサテライトチームがあったので、そのサテライトチームを母体としてJクラブを作ったのが現在J2に所属しているファジアーノ岡山です。
日本サッカー発祥の地、ヴィッセル神戸が天皇杯を制したことによって、リーグ戦が横浜F・マリノスが制したので今季は日本サッカー発祥の地同士がカップ戦・リーグ戦の頂点に立ったことになります。(リーグ杯の川崎フロンターレも神奈川県)
新しい元号令和は、日本サッカーの歴史を開拓した二つの地域から優勝クラブが出たのは何だか運命的なものを感じますね^^
今年は東京オリンピックもあります。
日本の選手だけではなく、世界のサッカー選手も目にするいい機会です。
いろんな国のサッカーに触れて、サッカーの奥深さをその目で焼きつけて欲しいです^^
今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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