こんにちは! Nishi です。
今日は本の紹介をしたいと思います。
最近本の紹介多いなぁと思ったかもしれません^^;
理由は、年の瀬に向けて徐々に部屋を片づけをしておりまして、本棚の整理をしてそれで思いつきましたww
邪な動機ですいません^^;
しかし、サッカー関連の情報というのは既存メディアがほとんどだと思います。
僕としては、既存メディアの発信について疑問と不満を感じています。
でも、細かな情報を仕入れる手段は少ないかと思います。
そこで僕からオススメの本を今後定期的に紹介して、細かい情報の発信源になればいいかなっと思いつきました^^
前おきが長くなりすいません。
では本題に・・・
今日紹介する本は村松尚登著、「テクニックはあるが、“サッカー”が下手な日本人」です。
この書籍は10年くらい前の書籍ですが、今でも役に立つ育成の基本理念や“サッカー”に対する考え方について考えさせられる一冊です。
著者はスペインの名門FCバルセロナでスクール・コーチをしていた村松尚登さんです。
中身はといいますと、察しの通りスペインと日本での指導の仕方が違う事ですね。
まぁ、日本のサッカー界の指導方法はいろんなところから指摘されています^^;
この著書では特に印象に残ったのが、“理論好きの日本人”に対する欠点をズバリ言っている事です。
理論好きな日本人は「サッカーはサッカーをすることによって上手くなる」というシンプルな答えではなく、もっと理論的で効率的なトレーニング方法や理論を探し求めてしまう傾向にあります。
引用元: テクニックはあるが「サッカー」が下手な日本人 より
誰もいないところでのリフティングやシュート練習、持久力をつける為のランニングなど、サッカーの各構成された要素に関して特化しすぎた練習があります。
たしかに、”ドリブル”や”シュート”など分割された要素にはレベルの向上がみられますが、必ずしも”サッカーそのもの”のレベルの向上に繋がっていないと指摘しています。
僕もこの意見に賛同です。
日本代表の試合なんか観ていると、シンプルに攻めればいいものをわざわざ時間をかけたり、チャンスの場面に走っていなかったりと、サッカー全体を見た時の戦い方がまだまだかなと思っています。
こういったサッカー全体を見渡した戦術眼は、小学生年代から教えていくべきだと思います。
著者も言っておりますが、分割した練習を否定しているわけではありません^^;
ただ、もう少し試合の時を意識したような練習、また、試合に近い状況での練習をする工夫が必要だと思います。
こういう試合に近い状況での練習を推奨し、戦術的ピリオダイゼーション理論のことについても触れています。
戦術的ピリオダイゼーション理論とは、巷ではそこそこ有名になった理論です。
この書籍に要約がまとめられています。(いつかこのブログでも取り上げたいと思います^^)
異国のサッカー先進国で、サッカー指導してきた目線でみた日本サッカー界の育成現場の課題を取り上げていますので、指導者やサッカーをやっているお子さんをお持ちのお父さん・お母さんの他にも、現役でサッカーをプレイしている人達には是非一度読んで欲しい一冊です^^
今日はこのへんで。
ご拝読ありがとうございました。
了
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