こんにちは! Nishi です。
サッカーJリーグは、今週末の試合でリーグ戦の全日程が終了します。
2月の末から始まり12月の初めに決着が着きます。
いわゆる春に始まり秋で終わる春秋制を採用しています。
基本、日本に住んでいる僕らにとっては当たり前のような制度です。
というのもサッカー以外では、野球も春に開幕するのでスポーツのリーグ戦は春開幕というのがすっかり根付いております。
そんな国内事情を抱える中、女子サッカーではこんな動きを試みているそうです。
リーグ戦の秋春制導入です。
日本ではあまり縁のない、秋スタート⇒春終わりのシーズン制ですが、欧米では割りとポピュラーなシーズン制度です。
欧米では学校などの入学シーズンは9月がポピュラーです。
日本の感覚だとちょっと不思議なスタートですが、きちんと理由があるそうです。
欧米では主な農作物といえば小麦です。
小麦の収穫時期は7~8月といわれています。
また牧畜で使用する干し草を作る時期でもあります。
その繁忙期が終わった後に就学する通例があり、学校やリーグ戦にそのまま汎用されたようです。
因みに日本の場合は、明治時代に欧米に倣って秋入学制を実施していたものの、政府や役場、企業などの会計が3月〆が多かったので、4月スタートが主流になり大正時代になると自然と春スタートにシフトしたようです。
憶測ですが、日本の主な農作物は米です。
収穫時期は秋で、その後厳しい冬が来て、春に田植えが始まります。
この田植えシーズンが季節の始まりと根付いているので、日本は4月スタートが定着したのかもしれません^^
さて、サッカーの話に戻りますが、日本では度々このシーズン開幕の時期が欧米とずれているのが問題に上がっております。
開幕時期がずれていると、欧州に移籍を目指す際不利になるといわれています^^;
契約満了の時期はだいたいシーズン終わりが主流です。
どちらかに移籍する際に、シーズン途中からの加入になってしまいます。
そのチームの戦術など理解するのに、途中から加入となると中々フィットするには時間がかかってしまいます。
このような事にならないように、日本も欧州に合わせて秋春制にした方がいいという議論は度々上がっていました。
しかし日本は列島が南北に縦に長く、山がちで冬になると雪国は豪雪に見舞われるため、スタジアムの運用が難しくなります。
その為日本では、秋春制は難しいとされています。
僕も日本では秋春制は難しいと思っています。
僕は北海道在住で雪国に住んでいます。
まだ太平洋地域なのでそこまで積雪は多くはないですが、札幌はじめ日本海側の雪の量はスゴいです^^;
通年同じ気候という保障もない中、秋春制を導入するとスケジュールが混乱すると考えています。
果たしてこのシーズン開幕時期の論争はどう終着するのか・・・
もちろん選手が能力を発揮しやすい環境を考えて決めてもらいたいものです。
今の春秋制も真夏の暑い時期でも試合をしなければいけないので、同時にスケジュールの問題を少しでも解決に向けて努力してもらいたいです。
ご拝読ありがとうございました。
了
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