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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【本の紹介】サッカー・フットサル指導者や学校の先生、親御さんには是非読んでもらいたい本。

こんにちは! Nishi です。

 

オフの日はフットサル関連の用事がなければ本を読んでいます^^ 

 

何か違う趣味を増やしたいなぁっと思う今日この頃。

 

何かオススメの趣味はありますか?ww

 

友人からは釣りを薦められたんですが、自分性分に合わないんですよね^^;

 

待てないからすぐ上げたりしちゃうしね(-_-;)

 

でも釣果上げれば食費も浮くし、やってみる価値あるかも・・・

 

ともかく読書を愛する活字中毒の僕は、主に戦略物が好きでよく読んでいます。

 

そしてTwitterでは毎朝、歴史書や著名人の格言を挨拶がてら発信して、自身の教訓として身を引き締めています。

 

もちろん戦略物以外ではサッカー関連の本も読みます。

 

そこで勉強になったオススメの本を紹介します^^

 

今日紹介する本はリヌス・ミケルス著「ミケルスの“勝つチーム”作り」です。

リヌス・ミケルスは、サッカーにあまり詳しくない人でも聞いた事があると思いますが、“トータルフットボール”の生みの親とされる名将です。

 

主にミケルス氏は1960~70年代に、オランダのアヤックスやオランダ代表を監督として率いました。

 

彼が生み出したトータルフットボールとは、現代サッカーにも通じる試合中でのポジションチェンジラインの押し上げなどを組み込んだ、当時としては画期的な戦術でした。

 

その為、未来のサッカーとも呼ばれました。

 

10年くらい前に出版された本なのですが、サッカーのチーム作りで気をつけなければいけない事や、ミケルス氏が監督していたころの体験談も盛り込まれております。

 

監督として、チーム作りの細かい考え方も記載されているので、現役プレイヤーにというよりかは、コーチや監督またはお子さんがサッカーをやっているというお父さん・お母さんは是非一度読んで欲しい一冊です。

 

僕が一番唸ったのは、育成年代の指導の考え方です。

 

ミケルス氏は“子供に焦点を合わせる”と提言しています。

 

成人サッカーとは異なり、ユースサッカーにおいては個々の成長が最重要である。それでもチーム戦術という側面での教育も忘れてはならない。指導者は、若いプレイヤーに戦術を決して押し付けてはならない。初期の段階では、戦術をさりげなく教えていくことが望ましい。「結果」ではなく「試合を楽しむこと」が大切であるという意識を持たなければならない。ただし、指導者は試合に勝つためのチーム戦術を忘れてはならない。

引用元:ミケルスの「勝つチーム」作り より

  

指導者は決して押し付けにならないように、自分の意志で考えさせるように導くのが大切だと説いています。

 

僕も少し指導に携わっていた頃も、経験がある分、ああだこうだと押し付け気味になってしまいます^^;

 

ミケルス氏はさらに重要な事として、

 

「結果」ではなく「どんなプレイをしたか」、そして「プレイを楽しんだか」に焦点を当てろと説いています。

 

正論ですね。

 

サッカーに限らず子供の教育とはこうあるべきなのかなと思います。

 

なんとなく周りを見ていると、まだまだ”教えてあげている” 育て方が多いような気もします。

 

学校教育でも同じ感想を持っています。

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学校教育でも、上から下への指導法ではなく、子供達自身で答えを導き出せるような環境を作ってみてもいいのではと思います。

 

誰かの言うとおりに動く人間ではなく、自分で物事を考え自分の行動に責任を持つ人間を増やす、そのような教育をしてもらいたいとも思います。

 

そういった教育面でも考えさせられる一冊ですので、サッカーに限らず指導者や学校の先生、親御さんには是非一読してみて下さい。

 

今日はこのへんで。

 

ご拝読ありがとうございました。

 

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