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北の大地の南側から

サッカーとフットサルを中心にスポーツの話題を、時には楽しく、時には厳しく記していくブログです。

【サッカーと経済】中国サッカーは日本のライバルになりうるのか?

こんにちは! Nishi です。

 

世界第2位の経済大国になった(?)日本の隣の国、中国。

 

世界経済の動向を見る上で目の離せない存在になりました。

 

その波はサッカー界でも同じです。 

 

中国リーグは潤沢な資金を元にスター選手を買い、国内のサッカーレベルを上げようと力を入れています。

 

そして、そのスター選手を見たさに放映権収入や国内企業の宣伝を行うという経済的な企みもあるでしょう。

 

また、国家首席の習近平氏が大のサッカー好きということもあり、その強化に拍車をかけています。

 

サッカーの本場、欧州の主要リーグのトップクラブもビックリの高額オファーで、各国のスター選手や監督など獲得しています。

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ブラジルのオスカルやレナト・アウグスト、ベルギーのフェライニやカラスコなど欧州主要リーグの一線級で活躍してもおかしくない選手が結構います。 

 

ただ近年、当初の契約と話が違ったり環境に馴染めず、すぐに移籍してしまうケースも多々あります^^;

 

契約の問題では給料も最初と全然違うという話も聞きます(-_-;)

 

また、近年アメリカとの関税戦争でのダメージで潤沢な資金も少々下火になってきているのも遠因にあります。

 

そんな最中、あるスター選手の移籍が発表されました。

www.footballchannel.jp

 

元アルゼンチン代表のマスチェラーノ選手。

 

現在Jリーグで絶賛活躍中の、イニエスタ選手とスペインのバルセロナで共に長年プレイした選手。

 

そんな選手が中国リーグに移籍したのは昨年でした。

 

しかし最近は、中国でのサッカーライフに馴染めず移籍したがっているという噂がありました。

 

それが現実になったようです。

 

中国サッカー協会としては、中国国内の選手の成長も見込んで獲得した選手であると思います。

 

世界的なトップ選手からサッカーの考え方や技術を学ぼうという狙いです。

 

ではその肝心な中国代表の成績はというと・・・

 

2002年のワールドカップ出場して以来、予選敗退が続いています。

 

現在行われているアジア二次予選も勝ち点7の2位と奮わず・・・

 

首位シリアは勝ち点15、中国は一試合少ないとはいえ大きく引き離されています。

 

2位のチームのうち上位4チームは最終予選に進めるが、果たしてそこに滑り込めるか注目です。

 

欧州クラブでプレイしてもおかしくないスター選手がたくさんいる中国リーグですが、代表チームにその選手達の影響を受けているとは思えない結果です。

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日本はJリーグ発足当時、ジーコやリトバルスキー、ストイコビッチなどベテランとはいえ世界の一戦級の選手達から多くのプレイを学び成長していきました。

 

中国も同じ狙いがあったと思うが、それが上手く還元出来ていないようです。

 

以前、何かの記事にこのように日本と同じように急激な成長がみられない背景には、国内のチームの年俸が高いので現状に満足しているという見方もあります。

 

現状の暮らしに満足しているので、国家の威信をかけてという気持ちが代表チームに根付きにくい。

 

よってクラブチームが躍進する割には、代表チームの成績が奮わなくなる。

 

僕もこの意見には納得です。

 

日本が急成長した1990年代前半は、Jリーグ創設のブームの波もあり、メディアも後押しし、ワールドカップへ行こうと国民一丸となって躍進しました。

 

中国国内でも同じようなウェーブを起こせるのか・・・

 

それはそれで見どころではある。

 

一党独裁の共産主義国であるが故に、周りがびっくりするような急成長をする可能性もあるし、その資金源がなくなってしまえば破滅する可能性もある。

 

現在はその贅沢な資金が裏目に出ているのと、アメリカとの関税戦争による国内全体の経済の停滞が意欲を失わせているのではと思います。

 

今後このような問題をどう解決するのか、中国サッカーの動向には注目していきたいと思う。

 

今日はこのへんで。

 

ご拝読ありがとうございました。

 

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